貯金なし女子の婚活は成功する?結婚相談所で結婚できる戦略

急激な物価高などの影響により、収入と支出のバランスが取れなくなり、貯金を切り崩して生活している女性も少なくありません。中には、貯金がなくなってしまった人もいて、このままでは婚活すらできないと考えている人もいます。

そこで、気になるのが「本当に貯金がない女性は婚活しても失敗するのか」という点です。この記事では、貯金なし女性が婚活をして成功するのか男性の本音を加えて解説します。

貯金なしだと婚活で不利?男性の本音を解説

もし貯金がない場合、婚活市場ではどのような影響が出てしまうのでしょうか?

ここでは、貯金なしだと婚活で不利なのかに加えて男性の本音についても解説します。

①男性は女性の貯金額を気にする?3つの理由

①男性は女性の貯金額を気にする?3つの理由

そもそも、男性は女性の貯金額を気にしているのでしょうか?女性の貯金額を気にしていると聞くと、「あてにされている?」「お金目当て?」など悪い印象になりがちですが、実際は結婚することでお金が必要になるからです。主に結婚にかかる費用は、結婚指輪、結婚式、新婚旅行、新居などで大きな金額が必要になるからです。

もちろん、どこまで行うかなどの内容で金額は変わってきますが、お互いの将来の生活も考えると貯金を何もない状態にはできません。さらに、男性も貯金が十分でない場合はお互いの貯金で何ができるかを考えなくてはならないため、貯金額がどれくらいか知りたいという理由があるのです。

②貯金額よりも重視される!男性が見ているポイント

全国の既婚男女500人に対して、結婚前の貯金額に関するアンケートを実施したところ、全体的に約半数の男女が気になったという回答結果がありました。
男女別で見たところ、男性は約35%、女性は約62%が気になったという回答があり、その理由で最も多かったのは「少ないと生活が不安」「相手の人柄や経済状況を知りたい」「結婚にお金がかかるから」という理由がトップとなっています。

男性は、結婚した後の将来設計として結婚や出産を意識していることから、今後これらの理由で仕事が出来なくなった時に生活ができるかという点を気にしていました。

また、貯金額というより「貯金できる人かどうか」「金銭感覚は似ているか」という人間性を見極めたかったという声もありました。さらにお金の使い方などで価値観の違いを知りたいという意味で、貯金を気にしていることもあり、将来お金や貯金に関する意見の食い違いがないかなどを知りたい意味で気にしているようです。

③貯金額を聞かれた時の上手な答え方

男性から貯金額を聞かれた場合、どのように返すべきか悩むことでしょう。「ここで正直に話したら引かれる?」「なんて答えるべき?」など、様々な答えが駆け巡るかもしれません。このような場合は正直に答えても問題ないと感じる人と、自分のプライバシーを守りたいと考える人がいます。男性の方は、結婚に関する重要な要素として聞いているので、相手に信頼感を与えたいと思えば答えても構わないでしょう。

ただし、最低限のプライバシーは守りたいと思うなら、相手に信頼していることを伝えつつ、前向きな答え方をするのがおすすめです。例えば、「家計や健康に関する管理を意識しています」「将来のためにコツコツ貯金しています」など、金額ではないものの管理や準備をしていることを伝えてみましょう。

貯金なしでも婚活を成功させる3つの戦略

貯金なしでも婚活を成功させる3つの戦略

今、貯金がなくても婚活ができるだけでなく、成功させることも可能です。
貯金なしでも婚活を成功させる3つの戦略をして、以下の内容を意識してみましょう。

①金銭感覚の堅実さをアピールする
②将来設計やキャリアプランを伝える
③前向きに貯金に取り組む姿勢を見せる

①金銭感覚の堅実さをアピールする

貯金がなくても金銭感覚は堅実であることをアピールしてみましょう。特に男性は、女性の服装や持ち物などからも金銭感覚がどうなのかという情報を得ようとします。もし、金銭感覚が堅実であることを伝えたい場合は「料理は節約レシピを見て作っています」や「ポイント活用を積極的に行っています」など、さりげなく話題に入れてみましょう。一緒に節約や貯金を頑張れるパートナーを探している男性であれば、このような言葉で堅実さが伝わります。

また、家庭的な女性を求めている場合はプロフィールなどに「家計管理が得意」や「家計簿アプリを活用して管理している」などを書き添えてみましょう。実際に貯金がなくても貯金を作ろうとすることが伝わるように意識してみてください。

②将来設計やキャリアプランを伝える

貯金がない女性が男性にアピールする場合は、将来性を踏まえた内容を伝えるようにしましょう。今は貯金がないものの、今後の貯蓄計画やキャリアプランを具体的に示すことで男性に安心感を与えられます。

特に貯金がない理由が体調不良等による休職などの場合、今までのキャリアもあるので大きな問題に感じられないことが多いです。将来を考えて婚活している、結婚してこのような貯蓄計画をしていきたいなどの具体的な内容は男性も安心するでしょう。

 

③前向きに貯金に取り組む姿勢を見せる

貯金について男性に聞かれた場合は、前向きに貯金に関する姿勢を見せましょう。例えば、毎月の固定費となるスマホ、サブスク、家賃などは少しでも下げることでその分を貯金に回しやすいです。格安SIMへの乗り換え、プラン変更、サブスクの解約、サービスの見直し、家賃の安い物件への引越しなど実際に行った行動を話して前向きな姿勢を示してみましょう。

もし、資産形成や積立などをスタートした場合はそのことを伝えるのもおすすめです。将来の生活設計のために始めたことを明確にすると、安心感が得られるでしょう。

知っておきたい!結婚にかかる費用と相場

ここでは、結婚にかかる費用と相場について解説していきます。
婚約から結婚、そして新生活に至るまでには多くの費用がかかります。
主な費用とその相場は以下のとおりです。

【結婚にかかる費用と相場】
・婚約指輪:平均約39万円
・結婚指輪(2人分):平均約30万円
・両家顔合わせ:平均約8万円
・結婚式、披露宴:平均約350万円
・新婚旅行:平均約62万円
・新居の準備:平均約53万円

①婚約・結婚式にかかる費用の内訳と相場

①婚約・結婚式にかかる費用の内訳と相場

婚約・結婚式にかかる費用の内訳と相場からみていきましょう。婚約時に婚約指輪を用意することが多いのですが、指輪の購入価格は39万円、結婚指輪は2人分で29万円程度です。地域による大きな差はないものの、最も高い金額は婚約指輪が四国地方で約44万円、結婚指輪は首都圏で約31万円です。
婚約指輪を購入せず、結婚指輪だけというカップルも多く、この場合は婚約指輪分が削減できます。

しかし、結婚指輪にはこだわりたい、好きなブランドの指輪が欲しいと考えている場合は平均価格以上の指輪になるケースもあるでしょう。カルティエの結婚指輪は9万円台からあり、ジュエリー界でもトップブランドです。根強い人気のティファニーは11万円~320万円台の結婚指輪もあり、好きなデザインによって価格帯も大幅に変わってくるでしょう。

続いて、結婚式に関する費用です。

【全国の挙式、披露宴、ウェディングパーティー総額】

地域

平均価格(中央値)

北海道

200万円~250万円

青森・秋田・岩手

300万円~350万円

宮城・山形

400万円~450万円

福島

350万円~400万円

茨城・栃木・群馬

300万円~350万円

首都圏

500万円~550万円

新潟

400万円~450万円

長野・山梨

400万円~450万円

富山・石川・福井

300万円~350万円

静岡

300万円~350万円

東海

400万円~450万円

関西

400万円~450万円

岡山・広島・山口・鳥取・島根

400万円~450万円

四国

300万円~350万円

九州

300万円~350万円

結婚式に関する費用は、前年の調査結果よりも16.8万円の増加になっています。
平均値は343.9万円であり、最も平均額が低いのが北海道、最も高いのが首都圏となっています。
この結果から結婚する地域によって、費用が大幅に変わることがわかりました。
また、結婚式の費用を大きく左右するのが招待客の人数です。
費用の総額から招待人数を割った平均額は以下のとおりです。

【全国の挙式、披露宴、ウェディングパーティー招待1人あたりの平均額】

地域

平均人数(万円)

北海道

6.4

青森・秋田・岩手

7.1

宮城・山形

9.0

福島

7.7

茨城・栃木・群馬

8.3

首都圏

9.1

新潟

8.1

長野・山梨

8.7

富山・石川・福井

8.7

静岡

7.2

東海

9.5

関西

9.7

岡山・広島・山口・鳥取・島根

7.9

四国

7.1

九州

6.7

上記のように地域によって結婚式にかかる費用が変わってきます。
全国の平均は8.6万円であり、昨年度よりは減少傾向ですが2021年度以降から高水準になっています。

結婚式後、新婚旅行にいくカップルもいますが、行く場合は行き先や日数によって金額が変わります。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」では、ハネムーンの平均費用は約43万円で、国内旅行なら平均31万円、海外なら平均91万円という結果となりました。
人気の行き先はハワイ、ヨーロッパ、インド洋ビーチなどの人気が高い傾向です。
もし、新婚旅行に行くのであれば貯金があると安心でしょう。

②新生活の準備にかかる費用の内訳と相場

続いて、新生活の準備にもお金が必要です。
主に以下の項目に関する費用がかかります。

・敷金、礼金:平均16万5,000円
・引っ越し費用:平均9万6,000円
・火災保険:平均2万円
・家具、インテリア購入費用:平均31万5,000円
・家電購入費用:平均37万9,000円

新たに新生活を始める場合は、敷金、礼金、引っ越し費用、家具・インテリア・家電購入費用などがかかります。新たに物件を借りる際に必要なのが敷金と礼金です。敷金は、契約期間中に家賃などの滞納があった場合や部屋を損傷した場合の修理費に充てられるお金で契約時、先に預けておきます。敷金額は賃貸物件によって異なり、1ヶ月~2ヶ月分必要な物件もあれば、最近は敷金なしの物件もあります。

敷金のない物件では、退去時に責任ある損傷の修理などにかかった費用を後で請求されるので支払う形になります。礼金は、部屋を持っている大家さんに対してのお礼で支払います。家賃は1ヶ月分になることが多く、退去時に返却されることはありません。敷金や礼金に関しては、地域によって金額の差があります。

今からでも間に合う!結婚費用を賢く抑えるコツ

貯金のないまま婚活をして、結婚という流れが出来てしまった場合、急にお金を間に合わせることは難しいでしょう。
そんな時は、結婚にかかる費用を少しでも抑えるように意識してみましょう。
ここでは、結婚費用を賢く抑えるコツについてご紹介します。

①結婚式の費用を抑える方法

ここでは、結婚式の費用を抑える方法をいくつかご紹介します。

結婚式の規模やグレードを見直す

結婚式や披露宴にお金をかけようと思えば、いくらでもかけられます。もちろん一生に一度の思い出にするには妥協したくない気持ちも理解できます。
近年はコロナの影響により、以前よりも規模を縮小して家族と親類だけで行う食事会や親しい友人を含めたレストランウェディングも浸透してきました。

小規模な結婚式にすれば費用を抑えられるだけでなく、参加者との距離も近くて楽しい結婚式ができるでしょう。また、結婚式場によってはチャペルと披露宴会場を使った場合、両方の施設利用料金がかかってしまうケースがありますが、人前式なら宗教や形式に関係なく参加者の前で結婚を誓うので自由度の高い式ができます。

婚約指輪をやめる

今までは結婚に関する指輪として婚約指輪と結婚指輪を用意するケースがほとんどでした。しかし、結婚してからは結婚指輪をする機会がほとんどで婚約指輪を着ける機会がない夫婦も多いです。少しでも費用を抑えたいなら婚約指輪をやめて結婚指輪だけにすると、その分の費用が抑えられます。

・新婚旅行の行き先変更や落ち着いてからにする
新婚旅行の行き先を海外から国内に変更したり、結婚して落ち着いてから行くようにしたりすると今すぐ必要な出費を抑えられます。
結婚後、一緒にコツコツと貯金をしたり、子どもが生まれてからの旅行にしたりするのも良いでしょう。
どうしても新婚旅行がしたいという場合は、旅費が安くなるシーズンなどをチェックしておき、その頃を狙うのも良いでしょう。

②新生活の準備費用を節約する工夫

新生活の準備費用を少しでも工夫できる方法を見てみましょう。

引越しはできるだけ自分たちで行う

引越しはできるだけ自分たちで行う

引越し会社に依頼すると、一気に物を運べるので手間もかからず簡単に引っ越せますが、繁忙期と重なってしまうと引越し費用が高額になるだけでなく、希望通りの日程で引越しができない可能性が高いです。
無料の段ボールなどを用意して、できるだけ自分たちで引っ越すと費用が節約できます。

家電はセール時期を狙う

多くの量販店では、新商品が発売される前の時期にセールが行われることが多いです。結婚前に一人暮らしをしていたならその時の家電を使い、新たに買い替えが必要なものだけを買うようにしましょう。セール時期は、2月~3月、8月~9月に行われることが多いので、購入前におおよその商品を決めておくと価格なども比較しやすくお得に購入できます。

婚活時に貯金がなくても結婚できる!

ここまで、貯金なしだと婚活で不利かどうかに加えて、婚活を成功させる3つの戦略などを解説してきました。婚活時に貯金がなくても、相手に貯める意識の高さを伝えることで堅実さをアピールできます。どうしても結婚後にかかるお金は高額になりやすいのでシビアに考えがちですが、工夫次第で費用を抑えられます。貯金がなくても婚活はできるので、積極的に素敵な相手を探してみましょう。

よくある質問

30代独身女性で貯金がない人はどれくらいいますか?

令和4年国民生活基礎調査では30代独身女性で貯金がない割合は約9.5%です。

貯金がなくても結婚できますか?

貯金がなくても結婚は可能です。

婚活で貯められる金額は?

多くのカップルは結婚までに50万円~300万円程度貯めています。

Written by 早紀

奥さんと第三者目線別! 素敵な旦那だなと思われる人の特徴10つ ▶

早紀の他の記事を読む