大好きな人と会えない時間は、しかたがないと分かっていても、寂しい気持ちが強くなってしまいますよね。そのため、寂しがりな一面を恋人に出す人も多いと思いますが、一歩間違えると「ウザい寂しがり」になってしまう危険性が。恋人からウザい寂しがり方をされてしまうと面倒だなと感じるケースもあるでしょう。
この記事では、ウザい寂しがりと可愛い寂しがりの違いと、ウザい寂しがりの恋人との上手な関わり方について詳しく解説していきます。
寂しがりでも、さまざまなタイプがあります。可愛い寂しがりであれば、恋人もできるかぎりサポートしたいと思ってくれるでしょう。しかし、ウザい寂しがりの場合は、恋人との関係に亀裂が走ってしまうこともあります。
ここでは、ウザい寂しがりと可愛い寂しがりの違いを紹介します。
ウザい寂しがりの特徴としては、相手の状況に配慮しないマメ過ぎる連絡をする点が特徴です。現代では、LINEなどのツールで、いつでも連絡を取り合いたい相手とすぐにつながれる時代ですが、忙しい時や何かに集中しているような時は、当然頻繁に返信ができません。それがプライベートなものならば、余計ですよね。
しかし、ウザい寂しがりの人は、相手が忙しいという状況を理解できずに、自分の寂しい思いだけでマメに連絡をするため、相手からはウザいと思われてしまうことが多いのです。
また、少しでも相手から連絡がこないと、「どうせ自分なんか…。」と、相手が気にしてしまうくらい卑屈になり、後のフォローを考えると面倒だなと感じてしまうケースも少なくありません。
さらに、嫉妬深く依存する特徴もあり、恋人が少しでも異性と仲良くしていたり、自分よりも連絡を多く取っていたりすることが分かると、感情的になって、いつでも監視しようとする傾向があります。
一方、可愛い寂しがりの特徴としては、感情優先ではなく相手の状況にもしっかり配慮できる点が挙げられます。可愛い寂しがりの人は、寂しくてもしつこく連絡はせずに、次に会えるのを楽しみに自分の時間も充実させようとします。そして、2人きりで会えた時には、目一杯甘えて、寂しかった思いをそこで満たそうとするのです。
このような人は、恋人と会ったときに満面の笑顔で幸せそうに2人の時間を満喫しようとするので、相手もできるだけ寂しい思いをさせないようにしようという気持ちになりやすいでしょう。
では、ウザい寂しがりになってしまう理由にはどういったものがあるのでしょうか。
恋人となかなか会えなくて寂しいという思いになるのは、大好きな相手がいる人ならば、当然の感情です。しかし、そこでウザい寂しがりになってしまう人と可愛い寂しがりになる人では、決定的に異なる要素があります。その要素とは、自己肯定感が低く、認められたいという欲求が強いということです。
ウザい寂しがりになってしまう人は、もともと自己肯定感が低い傾向にあり、他人から認められたり必要とされたりすることで、自分の存在価値を見い出したいとの気持ちが隠れているケースがあります。
そのため、少しでも相手の興味や意識が自分から離れると途端に不安になり、必要以上に相手にしつこく連絡してしまうようになるのです。
最後に、ウザい寂しがりの人との上手な関わり方をお伝えしましょう。
1つ目は、愛情表現をすることが大切です。ウザい寂しがりの人は、もとを辿れば、相手からの愛情を常に自分だけに向けてほしいとの欲求があるので、そのような人にはしっかりと愛情表現をすると、安心してもらうことができます。
たとえば、「好きだよ」や「いつでも、考えているよ」などの愛情表現を面倒がらずに伝えることで、安心して相手を待てる余裕が生まれる可能性があります。
2つ目は、一緒に過ごす時間をできるだけ多く作ることです。ウザい寂しがりの人は、寂しいからさまざまなウザい行動をするわけなので、寂しいと感じる時間が少なくなれば、自然とウザい行動をしなくなる可能性があります。
そのため、無理のない範囲で大丈夫ですが、休日はできるだけデートの時間を確保したり、仕事終わりに食事だけでも一緒に食べる時間を作るなど、生活スタイルに合わせて時間を作ってみると良いでしょう。
そして3つ目は、マメに連絡をして安心してもらいましょう。人によっては、一緒に過ごす時間を作るのが仕事的に難しい場合もありますよね。そのような時は、連絡だけでもマメにすると、いつでも気にかけてくれているという安心感がうまれ、ウザい寂しがり方をしなくなる可能性があります。
「おはよう」や「仕事終わったよ」など、簡単なものからで良いので、マメに連絡をすることを心がけてみるのもおすすめです。
ウザい寂しがりの人は、自分に自信がなく、相手に依存したり相手から必要とされたりすることで、安心する傾向があります。そのため、上手に付き合っていくには、できるだけ相手に安心感を与えられるようにすることが大切です。
Written by 久木田(くきた)みすづ