マッチングアプリで出会って結婚するカップルは、昔に比べると増えています。しかし、お互いに理想的な相手で幸せな結婚が叶ったときに、ふと不安になるのが馴れ初めについてではないでしょうか。
友人の紹介やお見合いなど、どの年齢層の人にも受け入れやすい馴れ初めならば説明しやすいですが、まだまだ歴史が浅いマッチングアプリでの出会いを身近な人に説明する場合は、伝え方に頭を悩ませてしまうかもしれません。
この記事では、マッチングアプリで出会った馴れ初めを身近な人に伝える際の伝え方について詳しく解説していきます。
まずは、マッチングアプリで出会って結婚する人の割合や現状から見てみましょう。2022年にリクルートブライダル総研が行った調査によると、ネット系婚活サービスを通じて結婚した人の割合は2017年の数と比べて約2倍に増えていることが分かりました。
友人の紹介や結婚相談所など昔ながらの出会い方よりも、ここ数年はマッチングアプリなどのネット系婚活サービスを利用して出会っているカップルが多くなっているのです。
参考文献:婚活実態調査2022
また、20代〜30代の男女に「マッチングアプリで出会った馴れ初めは報告しづらいか?」というアンケートを行ったところ、報告しづらいと答えたのは30.3%、友人には言えるが親には言いづらいと答えたのは23.9%となっています。
半分以上の人は言いづらさを感じていることが分かりますね。
参考文献:結婚相手とのなれ初めはマッチングアプリ!周囲にどう伝える?
次に、マッチングアプリで出会った馴れ初めの伝え方を紹介しましょう。マッチングアプリで出会った馴れ初めは、自分たちと相手の関係性によって伝え方を変えるのがおすすめです。
まずは、友人など身近な親しい人への伝え方です。自分たちと同年代の友人ならば、マッチングアプリでの出会いに対して抵抗がないケースが多いので、隠さずに「マッチングアプリで出会った」と報告しても良いでしょう。
しかし、友人の中でネットでの出会いに明らかに抵抗感がある人がいる場合は、「趣味の集まりでの出会い」など少し濁した伝え方が無難です。仲が良く、価値観が似ている友人には、変に隠して後で分かったときに気まずい状況になってしまう可能性があるので、マッチングアプリで出会ったと伝えた後に、相手の魅力的な部分などを一緒に伝えること、で抵抗なく祝ってもらえるでしょう。
次に、家族への伝え方です。マッチングアプリで出会った馴れ初めは、友人よりも家族への伝え方の方に悩む人が多いのではないでしょうか。家族へ伝える際、年代的にマッチングアプリ自体がなかった時代の両親へ伝える場合は、「婚活」という言葉に変えたり「趣味を通じて知り合った」と言ったりするほうがすんなり伝わりやすいでしょう。
もし、時代の移り変わりに理解のある両親の場合は、「インターネットでの婚活」など分かりやすい言葉に変えながら伝えるのも1つの方法としておすすめです。
最後に、マッチングアプリで出会った馴れ初めの伝え方の注意点をお話します。
現代では、マッチングアプリなどインターネットを通じての出会いも普通になり、その縁で結婚するカップルも多くなっています。しかし、実際には年代によってマッチングアプリでの出会いに抵抗がある人達もいるため、馴れ初めを伝える場合はどのような人に伝えるかによって言葉を変えることが大切です。
隠すような出会い方ではないですが、結婚後も付き合いのある人たちとは出来るだけ摩擦を作らないことも重要なので、特に幅広い年代が参加する結婚式などでは、「共通の趣味を通じて知り合った」など、どの年代の人にも受け入れやすい馴れ初めを伝えたほうが良いでしょう。
しかし、まったく異なる出会い方を伝えてしまうと、その後に2人の馴れ初めの話題が出たときにつじつまが合わないなど、思わぬ誤解が生じてしまう危険性もあります。あくまでも嘘にならない範囲で、馴れ初めを伝えるようにしましょう。
近年、急激に増えてきたマッチングアプリでの出会いですが、本人たちにとってはお互いに良い縁で幸せだと感じていても、マッチングアプリ自体に抵抗のある人たちへの伝え方には頭を悩ませてしまうことが多いと思います。
まったくの嘘を言うのも気が引けますが、マッチングアプリでの出会いが受け入れてもらえなかったらと考えると、伝え方が難しいですよね。
今回は、友人や家族など自分たちとの関係性の違いによって、異なる伝え方や言い方などを紹介したので、マッチングアプリでの馴れ初め以外での伝え方が必要な場合は、ぜひ参考にしてみてください。
Written by 久木田(くきた)みすづ