人気者は褒め上手です。ただし、ただ相手を褒めればいいというわけではありません。媚びているように聞こえると、好感度はダダ下がり。その点、周りから好かれる人は、相手を褒めるときの言葉のさじ加減がとても上手です。
そこでここでは、好感度を上げる褒めテクニックについてご紹介します。
人気がある人は、褒め方がとても上手です。ただ「すごい」と言うだけではなく、プラスアルファで言葉や行動を付け加えています。
では、人気者が実践している具体的な褒めテクニックについて、さっそくご紹介します。
人気者は、ただ「すごいね」と言うだけでは終わりません。
例えば「あの資料、まとめ方がわかりやすくて、すごく見やすかったよ」とか、「そのピンク色がすごく似合っているね」などと、何がすごいのかを具体的に伝えています。
詳しく伝えてもらえると、褒められた方はより嬉しいですよね。
何かを成し遂げた人に声をかけるとき、「素晴らしかったね」と言うだけではなく「毎日遅くまで残って頑張っていたもんね。だからこそ結果を残せたんだね」と、結果だけではなく、努力をしたことや、それまでの過程についても一緒に褒めています。
褒められた方は、「ちゃんと見ていてくれたんだ」、「わかってくれている」と感じるため、褒められた喜びがさらに大きくなります。
人気者は、何事においても人と比較することをしません。ですから、褒めるときも「あの人より上位だったね」などと、人と比べて褒めるということはしないのです。
「あのプレゼンは、〇〇さんの発想があったからこそできたんだね」、「あなたの明るい笑い声を聞いていると、私も楽しくなっちゃう」など、その人の個性について褒めます。
人気者は、直接本人に伝えるだけではなく、周りにも「〇〇さんてこんな素晴らしいことをしたんだよ」などと、いい噂をどんどん広げます。
人気者には、素直な人が多く、素晴らしいことをした人に嫉妬や妬みの感情を抱くのではなく、純粋に尊敬の念を抱きます。さらに、自分が感じた感動を周りの伝えようとします。
自分の良い評判が広まっていることを知ると、自己肯定感が高まりますね。
人気者の褒め方は、意外にもあっさりしています。
相手のことをオーバーに持ち上げすぎず、自然に会話をするように、さらりと短い言葉で褒めるのです。
褒め言葉を言う回数も、それほど多くありません。頻繁に人のことを褒めるのではなく、ごくたまにしか出ないので、それがかえって信頼されます。
人気者は共感力が高いです。「本当にすごいね」と言いながら、「やったー」と自分のことのように喜ぶことができます。
相手の成功を自分のことのように感じることができるんですね。
褒めるだけではなく、共感しながら褒めることができます。
相手がネガティブなことを言ったとき、人気ものはそれをすぐにポジティブに言い換えることができます。
例えば、「不器用でうまくできないんだよね」と言う人には「そんなことないよ。素敵な個性だね」とか、「なかなか前に進めないんだ」と言う人には、「慎重だからこそ、信頼できるね」などと、相手を肯定する言葉に言い換えることが上手です。
人気者は相手との会話のラリーが上手です。
「おしゃれな服ですね。どこで買ったんですか?」とか、「今日の髪型、とっても素敵ですね。どうやってセットするんですか?」などと、相手の言葉を引き出す質問を自然と交えて話すことができます。
相手は、褒められていることに加え、そのことについて教えてほしいと興味を持ってくれている様子にも嬉しさをと感じます。
自分を肯定してくれている相手には、好感度が上がりますよね。
「今日の作品、すごくよかったよ。また次もよろしくね」とか、「〇〇さんはセンスがいいから、今使っているアイテムも、きっと世間で流行りますね」など、次につながる言葉を付け加えます。
将来性を褒めることで、褒められた相手は「信用されているんだな」と感じ、喜びが大きくなります。
自分が大切にしているものに注目してもらえるとそれだけで嬉しいですよね。
さらに「そのアクセサリー、本当に素敵ですね。とても似合ってます」とか、「飼っている猫ちゃんが本当に可愛いですね。丁寧にお世話をしているんですね」などと褒められれば、誰もが気分が良くなります。
相手の大切なものを褒めるとことで、相手の言葉を引き出すことができ、会話も弾みますよ。
人気者がしている褒めテクニックは、特段難しいものではありません。
ご紹介したこれらの褒めテクニックは、相手をリスペクトする気持ちがあれば、自然と出てくるものばかり。逆にリスペクトする気持ちがないのにテクニックばかりを実践していては、気持ちが入っていないため、上辺だけのわざとらしいものになってしまいます。
大切なのは、相手を思いやり、リスペクトする気持ちです。その上でご紹介した褒めテクニックを実践してみてくださいね。
Written by さあや