モテる人の共通点、それはズバリ「気配り上手」。
一昔前の気配りアピールといえば、女性が合コンでわざとらしく料理を取り分けるのが定番でしたが、「気配り上手な人=モテる」と言う方程式は、女性に限ったものではありません。頭の回転が早くなんでも先回りして考えられるのは、モテる男性にはなくてはならない要素。
実際のところ、「モテる気配り」とは何なのか? 今回は恋愛のシーン別にポイント絞って解説していきたいと思います。
初対面では特に、相手の名前を意識的に会話に挟むと、「自分のことをちゃんと覚えてくれている」と相手に感じてもらいやすいです。
例えば「◯◯さんはどう思う?」と呼びかけられると、親近感や安心感が生まれやすいもの。
初対面でお互いにぎこちない空気の中でも、「相手に対してきちんと意識を向ける姿勢」が、モテる気配りとして印象付けられるのです。
待ち合わせは最初の大事な瞬間。時間を守るのは当然ですが、それ以上に「寒くなかった?」と声をかけたり、「暑いね、飲み物買っておいたよ」といった気候に応じた「思いやりの一言+行動」が重要。
その日の第一印象は、1日を通して記憶に残りやすいです。待ち合わせの段階でさりげなく気配りができる人は、モテポイントが高いといえます。
食事は恋愛において定番の気配りシーン。メニューを相手に見やすく渡す、料理を取り分ける、飲み物の減り具合にさりげなく気づくなど、細かな行動で印象は大きく変わります。
だからと言って、せわしなく動きすぎるのは相手も落ち着きません。タイミングを見計らって自然にできるかは、ある程度の実践経験が必要です。
会話でモテる人は、自分ばかり話すのではなく、「いかに相手が話しやすい流れを作るか」に意識を向けています。
「〇〇はどう思う?」と一言添えるだけでも、自然に相手の気持ちを引き出すことができ、距離を縮めることができます。言わば、懐に入るのが上手いのです。自然と「もっと一緒に話したい」と思わせる気配りができる人は、確実にモテるでしょう。
移動の場面でも気は抜けません。特に男性は、相手の女性の歩幅に合わせたり、車道側を歩くなど、基本的な気配りで大きな差が生まれます。
大げさなジェントルマンぶりより、日常の自然な行動が「守ってくれる人」という安心感につながり、惹かれるポイントになります。
プレゼントの値段よりも、「相手の好みを覚えていた」という気配りが心を掴みます。
例えば好きなお菓子や趣味に関連する小物を選ぶなど、日常の会話から得た情報を活かすことが大切。物そのものより「自分のために選んでくれた」という事実が嬉しく、気持ちが伝わりやすいです。
LINEでは、返信速度を相手に合わせるのはもちろんですが、「会えない時間も気にかけている」と伝わる一言が効果的です。
長文ラインを1日に1回送るよりも、「無事に着いた?」「今日は忙しかった?仕事無理しないでね」など、リアルタイムに相手に寄り添うやり取りが効果的。モテる人はLINEを通して、相手の生活の中に自然と入り込むのが上手いのです。
相手が疲れているときは、無理に盛り上げるのではなく、「今日はゆっくりしよう」とペースを合わせられる余裕と気配りが大切です。
プラン変更になったとしても、嫌な顔をせず臨機応変に対応できる人は、「この人となら気を使わずにいられる」と安心感を持たれます。恋愛では楽しい時間だけでなく、こうした場面での気配りが信頼に繋がるのです。
グループで過ごす場面では、「全体に気配り+さりげない特別扱い」のバランスが取れる人はモテます。
全体の空気を読む姿勢はもちろん、自分にだけこっそりデザートを取り分けてくれたり、みんなの前で褒めるてくれるなど……。あくまでもさりげなく「ちょっとした優越感」を持たせてくれるのは、かなりポイントが高いです。
意見の食い違いやトラブルがあった時、一旦相手の状況や気持ちを受け止められる冷静さが大切です。
否定せずに相手の気持ちに思いを馳せる気配りは、関係をこじらせず、むしろ絆を深めるチャンスに。大人の余裕こそ、恋愛で一番重要な要素なのです。
「モテる人」は、外見や収入だけで評価されているわけではありません。
一緒に過ごす時間の中で自然に見せる気配りこそが、相手の心を動かす大きなきっかけになります。「ちゃんと自分のことを見てくれているんだな」という小さな感動が恋心の引き金になるのです。
気配りで大切なのは、言葉だけでなく「具体的な行動」として示すこと。その積み重ねが信頼や安心感となり、「この人とずっと一緒にいたい」という気持ちを生み出し続けます。
つまりモテる気配りとは、「恋愛感情に火をつけるきっかけ」でもあり「長く続ける秘訣」なのです。
Written by 花山こころ