芸能人の不倫が気になる人は友達が少ない? 気になる心理をチェック

芸能人の不倫報道が出ると、つい詳細から結末まで追ってしまう。そんな自分に後ろめたさを感じたことはありませんか? 一説には「芸能人の不倫が気になる人は友達が少ない」とも。実際のところはどうなのか、気になる心理をチェックしていきましょう。

「芸能人の不倫にハマる人は、友達が少ない」ってホント?

「不倫好き=友達が少ない人」そんな説を聞いたことはありませんか? でも、実はこの説、まんざらでもないかもしれません。まずは、この説の根拠をひもといていきましょう。

刺激が足りない証拠かも

刺激が足りない証拠かも

「芸能人の誰と誰が不倫した」「どんな末路を辿った」──そんな話に夢中になってしまうのは、もしかすると今の自分に刺激やときめきが足りていないからかもしれません。

誰かの恋の話、特に醜聞は、刺激やドキドキを疑似体験できるエンタメでもあります。

友達が少なく、リアルの世界で欲求が満たされない場合、その刺激を芸能人に求めてしまうケースは決して少なくないのです。

加えて、相手が遠い世界の芸能人であれば、叩く罪悪感が軽減されるという事実も無視できません。多少の後ろめたさを感じつつ、つい注目してしまうのです。

芸能人と現実の友達が同一視されている可能性も

もともと友達が多い人は、リアルの「身内」のあれこれで日常が満たされています。芸能人はあくまで芸能人として、一線を引いているケースが大半です。

一方、友達が少ない人の場合、無意識ながら芸能人まで「身内」枠に入れてしまいがち。報道で見聞きするあれこれに真剣に腹を立てたり、極端な好意や嫌悪感を持ったりしやすい傾向にあります。

芸能人と現実の友達との境界があいまいなため、まるで親しい友達のトラブルを見守るかのように芸能人の不倫に注目してしまうのです。

不倫報道にハマる人の心理とは

芸能人の不倫報道にハマりやすい人の心理には、一定の傾向があります。ここでは、特に大きな役割を果たす2つの視点から、その本質を解説します。

「自分の人生はまだマシだ」という安心感を得ている

芸能人の不倫報道を見て「最低!」と感じるとき、同時に「わたしはこんなことしない」「ここまで墜ちていない」と、心のどこかで安堵を覚える人は少なくありません。

これは、今まさに人生のどん底を味わっている人に対して高みの見物を決め込むことで、相対的に自分の幸せを実感しようとする心理です。

たとえそれが無意識の心の動きだったとしても、他人の不幸が少し心を落ち着けてくれるとしたら、それは自分の心が傷ついていたり、疲れていたりするせいなのかもしれません。

不倫のニュースに食いつく自分を責める前に、自分の心の状態に目を向けてみるのがおすすめです。

ストレスのはけ口を求めている

ストレスのはけ口を求めている

誰かの不倫を見て強い怒りを感じるとき。激しく罵りたくなるとき。その背後に単なる正義感ではなく、日常のストレスが隠れている可能性を考えてみましょう。

仕事や人間関係でうまくいかないことが続くと、そのモヤモヤをどこかにぶつけたくなってしまうもの。そんなとき、不倫した芸能人は「叩いてもいいターゲット」として最適に見えてしまうのです。

「不倫は悪いこと」「非難するのは正しいこと」と、正義を盾にして鬱憤を晴らすというのはよくある話。

もし不倫報道に対して過剰な怒りを覚えたり、意識を向けずにいられなかったりするのなら、それはストレスが限界を迎えているサインなのかもしれません。

芸能人の不倫報道にのめり込むのを防ぐには?

不倫の話が気になって仕方ない。そんな気持ちを上手にコントロールするにはどうしたらよいのでしょうか。効果的なおすすめの方法を2つ紹介します。

「自分の物語」に集中する

気づけば芸能人の恋バナばかり追っていて、自分のことは後回しになっていませんか?

他人のドロドロとした醜聞に夢中になる時間が増えるほど、自分の人生の主役としての意識は薄れていきます。

でも、本当に必要なのは、外の物語じゃなく「自分の物語」です。好きなことに集中したり、新しい挑戦を始めてみたり。自分の人生が面白くなると、不倫ニュースにそこまで感情を揺さぶられなくなるはず。

あなたの人生の主役は、ほかでもないあなた自身であることを忘れずに。

「怒り」や「妬み」を溜め込んでない?

芸能人の不倫に強く反応してしまう人の中には、本当はまったく別の怒りや妬みを抱えているケースが多く見られます。

たとえば、仕事や恋愛でうまくいかず、他人の幸せを見てモヤっとしたとき。ネガティブな感情を、「不倫した芸能人」というわかりやすい「悪役」に転嫁することがあるのです。

不倫はわかりやすい「悪」として扱われるからこそ、自分の中のもやもやをぶつける対象としてはぴったり。でもその怒りの根っこが本当は別の場所にあるのなら、やはりしっかりと向き合うことが大切です。

友達が少なくてもいい。自分の人生がいちばんおもしろい

友達が少なくてもいい。自分の人生がいちばんおもしろい

「芸能人の不倫が気になるのは、友達が少ないからなのかも……」そんなふうに落ち込む必要はありません。

というのも、人生の価値は、友達の数で決まるものではないから。誰かの恋で心を動かせるのは、感性が豊かな証拠でもあります。

でも、どうせならば遠い誰かの物語ではなく、自分の人生に夢中になりたいもの。自分の弱さや寂しさを責めず、心にやさしく寄り添いながら、かけがえのないあなただけの物語を紡いでいってくださいね。

Written by やまだうめ

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