レズビアンの出会いってどうしてる? リアルな声を大調査!

恋愛の形は人それぞれ。女性として女性のことが好きな「レズビアン」としての生き方もその1つですね。

「もしかして女性が恋愛対象かも……?」と勇気を出して一歩踏み出そうと思っても、「じゃあどこで出会ったらいいの?」と戸惑う人も少なくありません。

日常生活での出会いが難しかったり、まだまだオープンにしずらい環境もあるからこそ、慎重になるのも自然なことです。

この記事では、レズビアンの人が実際にどんな方法で出会っているのか、筆者の周りのリアルな体験も交えながらご紹介していきます。

レズビアンの出会いは難しい?

実生活での出会いは難しい……

レズビアンの出会いは、実生活ではなかなか難しいのが本音。

言わないだけで、「実は女の子もOK」という人は意外といるものの、職場などのコミュニティ内でオープンにしている人は少ないので、見分けるのは簡単ではありません。

中には、「もともとノンケ(異性愛者)の人に猛アタックしてお付き合いした」という恋愛強者な人もいます。しかし多くの人は、関係性上思いを伝えられずに終わってしまうことがほとんど……。

セクシャリティーを自認してからは、「最初からレズビアンだとわかっている人と知り合いたい!」と出会い活動に踏み出す人が多いようです。

ボーイッシュなレズビアン女性の需要は少ない!?

当たり前ですが、「相手がレズビアンであれば誰でもいい」なんてことはありません。

レズビアンの女性は、見た目が女性らしいフェミニンな人(フェム)と男性っぽいボーイッシュな人、大きく分けて2パターンに分けられます。

同じレズビアン同士の恋愛と言っても、「相手がフェム好きなのかボーイッシュ好きなのか」というところは重要なポイント。それによって好きになった相手が、自分を恋愛対象として見てくれるかが選別されてしまうことが多いのです……。

みなさんが「レズビアンカップル」と聞いてイメージするのは、宝塚歌劇のような「どちらかがフェミニンでもう1人がボーイッシュ」のような組み合わせかもしれません。

もちろんそういったカップルも少なくはないですが、実際はフェムの女性も、「恋愛対象はフェム」という割合が非常に多いのです。

そうなると必然的にボーイッシュへの需要は少なくなり、フェムに比べて恋愛の難易度が上がってしまうというわけです……。

レズビアン同士の出会いはどこにある?

同性間でも定番!? マッチングアプリ

同性間でも定番!? マッチングアプリ

異性間と同じように、レズビアンの間でもマッチングアプリは出会いの定番です。

所在地や年齢だけでなく、アプリによっては相手のセクシャリティや、相手が求めるセクシャリティを絞って検索をかけることができるものもあります。

恋人募集の人は、プロフィールに相手の好みのタイプを記載している人がほとんど。メッセージの中で探り合う必要がないので効率的だと言えます。

しかし、アプリ特有の「会ってみたら写真のイメージと違った」「いきなり音信不通になった」というようなことは珍しくなく、良い出会いがあるまでは、ある適度の忍耐力も必要……。というのは異性間のアプリの悩みと同様です。

上級者向け? 出会い掲示板

掲示板は、一昔前はレズビアンの出会いの定番でした。

しかし、マッチングアプリが主流になってからは利用者はかなり減った模様。地域や年代別のスレッドになっているものの、検索機能や利用者全体の母数を考えると、掲示板を使うメリットは少ないようにも思えます。

何より、写真が添付されていない人とのやり取りは、メッセージはいい感じでも「会ってみないとわからない」という賭けに出ることに……。

それでも、「アプリは若い子が多くて気が引ける……」という声もあり、特に40代以降は、昔ながらの掲示板の需要が高いようです。

掲示板での出会いは上級者向けではありますが、「アプリの雰囲気が合わない」という人は、チャレンジしてみる価値アリかもしれません。

リアルに会えるのが魅力。レズビアンバー主催のオフ会

オフ会の魅力は、なんといっても一度に複数人の人と出会えること! 会うまでの面倒なやり取りも必要ないので効率的です。

レズビアンバーのオーナーが主催していることが多いので、初めての人でも安心して参加できるのも魅力。

オフ会によって「20代〜30代」というような年齢縛りのもの、「フェム×ボイ」「フェム×フェム」というセクシャリティ縛りのものがあるので、自分に合うカテゴリを選ぶのがおすすめ。

ただここでも、「フェム×ボイ」のオフ会は、ボーイッシュ女性にとって需要が高く、人気ですぐ埋まりがち……。

そうならないためにも、オフ会の開催時だけでなく、普段からバーに足を運んでオーナーと仲良くなっておくのが良いと思います。オフ会の情報を早めにゲットできたり、好みのタイプの人とそれとなく仲を取り持ってくれる、なんてことも。

「人と話すのが好き」という社交的な人にはオフ会をおすすめします。

最後の砦……?レズビアン向け相談所

最後の砦……?レズビアン向け相談所

「いろんな出会い活動をしたけれどうまくいかない!」という時の最後の砦として、レズビアン向けの結婚相談所を利用するという方法も。

現在の法律では正式に結婚することはできませんが、それに代わる制度として「パートナーシップ制度」を取り入れている自治体も多く、人生を共にできるパートナーを求める気持ちはレズビアンも同様です。

真剣な出会いを求めている人同士が出会えるのはメリットではありますが、その分料金が高いのは大きなデメリットです。

また、狭い世界でもあるので、「紹介された人が知り合いだった……」なんて肩透かしを食らうことも考えられます。

真摯に話を聞いてくれたり、手厚いサービスはあるものの、「お金を払ったら必ず好みの人とマッチングできる」というわけではありません。デメリットもある分、相談所への入会はハードルが高いと感じる人が多いです。

自分らしく素直でいることが良い出会いの鍵!

筆者の周りの調査によると、今回紹介した出会いの方法以外にも、

・オフ会で仲良くなった友達の紹介
・レズビアン向けクラブイベント
・レズビアンバーの常連同士

など、思わぬところで運命の出会いがあったという話も。

「出会いたい!」と気合を入れている時よりも、自然体でいる時に良い出会いがあったという話が多いんです。

自分らしく素直でいることが重要なのは、どんな恋愛でも共通すること。

自分に合った恋愛や出会いの形で、「多様な幸せの形を認められる社会」になることを願います。

Written by 花山こころ

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