私はそう思わないから。「我が強い人」のチェックリスト3つ

「我が強いね」そんなふうに言われてショックを受けた経験はありませんか?

「我が強い」と思われてしまうのはなぜなのでしょうか。そして、どうすれば改善できるのでしょうか。

この記事では、「我が強い人」について知っておきたい情報をわかりやすく解説します。

我が強い人ってどんな人?

自分の信念を曲げない。相手が誰であれ意見はハッキリ主張する。それが「我が強い人」の代表的な特徴です。

ここでは、我が強い人の具体的な特徴について、長所・短所の両面から解説します。

我が強い人の長所

我が強い人の長所

我が強い人の長所として、まず挙げられるのが「強力なリーダーシップ」です。

我が強い人は、自分の意見を迷わず表明できます。自分に自信があるため、考えがブレることもありません。そのため、チームの先頭に立つことが得意です。

また、周りの声に惑わされずに信念を貫けるので、困難な状況でも目標に向かって突き進むことができます。この特徴は、特に重要な決断を迫られる場面で役立ちます。

自分の考えに対する自信を背景に、堂々とした立ち居振る舞いでひと目を引くタイプです。

我が強い人の短所

自分の信念を曲げない「我が強い人」は、自分の考えを優先するあまり、ほかの人の意見を軽視してしまいがち。

そのため、チームでの作業や共同プロジェクトで軋轢が生まれやすく、大切な場面で人間関係に支障をきたすことが少なくありません。

また、どんなことも基本的に自分一人で完結してしまうため、しばしば客観的な視点を失ってしまうことも。

具体例としては、自分のやり方に固執するあまり、より効率的な方法を見逃してしまったり、貴重な意見を聞き流してしまったりといった失敗をしやすいタイプです。

「我が強い人」と「芯が強い人」の違いをチェック

「我が強い人」と「芯が強い人」とは、似ているようで実は大きく異なります。ここでは、両者の違いをわかりやすく解説します。

周囲への影響

我が強い人は、良くも悪くも周囲を道連れに暴走しがちです。それが原因で、しばしば周囲に居心地の悪さを感じさせてしまうことも。

ビジネスシーンでは、会議で一方的な主張を繰り広げたり、同僚の提案に対しあからさまに否定的な態度を見せたりします。

これがチームの雰囲気を重くするだけでなく、業務を停滞させる大きな原因に。

一方、芯が強い人は、自分の意見を持ちながらも相手の立場や考えを尊重する余裕があります。このような姿勢が、周囲からの信頼につながっているのです。

仕事での評価

特にビジネスシーンでは、「我が強い」と「芯が強い」の違いがわかりやすく表れます。

我が強い人は、短期的には成果を出せても、チームワークの面で問題を抱えがち。対して芯が強い人は、周囲と協力しながら着実に結果を出していく傾向にあります。

自分の信念は持ちつつも状況に応じて柔軟に対応できるため、チームメンバーからの協力も得やすく、持続的な成果につながりやすいのが「芯が強い人」です。

考え方

考え方

我が強い人は「自分の考えが正しい」という前提で行動する傾向にあります。

一方、芯が強い人は、「自分の信念は持ちつつも、より良い選択肢があれば柔軟に取り入れる」というスタンスです。

この違いは、問題解決の方法や人間関係の築き方に大きな影響を与えます。

たとえば、失敗したときの対応。我が強い人が他者や環境に原因を求めがちなのに対し、芯が強い人は自分の判断を振り返り、次につながる学びを見出そうとします。

我が強い人が煙たがられるのはなぜ? 3つの理由

我が強い人は、周りから煙たがられてしまいがち。その主な3つの理由について詳しく見ていきましょう。

周囲の意見を聞かないから

我が強い人特有の「周囲の意見を聞かない態度」は、周囲から煙たがられ、敬遠される大きな理由のひとつです。

自分の考えに自信を持つことはよいことではありますが、行き過ぎてしまうと、周囲は「この人と会話をしてもイライラするだけだ」「見下されている気分になる」と感じます。

相手の話を聞くことは、コミュニケーションの基礎中の基礎。知らぬ間に敬遠されてしまうことのないように、積極的に人の意見に耳を傾けましょう。

空気を読まないから

空気を読まないから

場の雰囲気や状況を考慮せず、自分の考えを主張してしまうのも、我の強い人に共通して見られる大きな特徴のひとつです。

具体的には、ほかの人が発言しようとしているタイミングで割って入ったり、折れるべき場面で折れなかったりといった行動が挙げられます。

このような言動は、自覚の有無にかかわらず「この人とは関わりたくない」という印象を周囲に与えてしまうため注意が必要です。

自己主張が強すぎるから

我が強い人特有の押しの強さは、ある意味強力な武器です。

とはいえ、中には押しの強い人に抵抗を感じるタイプの人もいます。このタイプの人からすると、押しが強い人はやはり煙たい存在といえるでしょう。

さらに、先輩や上司など、ビジネスシーンにおいて経験者からのアドバイスにも耳を傾けない姿勢は、結果として自身の成長機会を失うことにもなりかねません。

周囲の意見を受け入れる柔軟性を持つことが、チームでの成功の鍵といえます。

我の強さを前向きに活かそう

我の強さは、コントロールできさえすれば大きな武器になります。

まずは、自分の考えを主張する前に相手の話に耳を傾けることから始めましょう。そうすることで、新しい視点や効率的な方法に気づけるかもしれません。

また、意見を主張する際は「なぜそう考えるのか」の理由を丁寧に説明することを心がけましょう。

自分の考えを一方的に押し付けるのではなく、相手の立場に立って説明することで、周囲の理解も得やすくなります。

我の強さは、あくまでも「個性」であり、「欠点」ではありません。

自分の特徴を理解し、コントロールする努力を続けることで、よりよい人間関係を築くことができるでしょう。

Written by やまだうめ

見てられない… イタイおじさんの特徴6選 ▶

やまだうめの他の記事を読む