恋愛を楽しめる人生と、そうでない人生。
どちらかを歩めといわれれば、きっとほとんどの方は、前者を選ぶことでしょう。
人生はよいこと、悪いことが折り合わさって訪れるものですが、そのどちらもを味わえるのが、恋愛です。
甘酸っぱい失敗や心震えるほどの感動を気軽に体験できることこそ、恋愛をすることのメリットではないでしょうか。
事実、恋愛が人に働きかける効果は、既に幾つもの研究結果で証明されています。
今回はその中でも非常に素晴らしいレポートについてご紹介いたしましょう。
2010年にアメリカ・シラキュース大学のステファニー・オルティグー教授をリーダーとする研究チームが、恋愛をすることで人体に生じる変化についての調査結果を発表しています。
これによると、人間は恋に落ちた瞬間から、脳内物質が一斉に分泌され、これによって満ち足りた感情を得るということが分かったというのです。
少しくわしく説明すると、人が好みの異性に恋をした途端、脳内12もの領域でアドレナリンなどお馴染みの脳内物質が行き渡るのだとか。
まさに世界がバラ色になったかのような感覚を味わうということですね。
そしてこれらの物質はおよそ0.2秒で脳内全域を駆け巡ると、レポートには記されています。
あるいは一目惚れなどで、ありえないほど一瞬にして恋をしてしまうのも、このためなのかも知れませんね。
大抵の方は恋をしていると気持ちも上向き加減となり、物事に対して前向きに取り組めるようになります。
脳は恋愛を介して、人をポジティブにする効果をもたらすということでしょう。
いつも恋人が絶えない女性は、ただ単純に美人だとか、付き合う男性のハードルが低いというだけではない場合も多いものです。
皆さんの周りに、そこまでルックスが優れたわけでもないのに、何故かモテる女性はいませんか?
ひょっとするとその女性は今回ご紹介したように、いつも恋愛を楽しみ、これによって脳内物質の分泌も盛んになっていて、恋愛フェロモンのようなものが溢れているのかもしれません。
前述のように、恋愛は人の心(というか脳)に適度な刺激を与え、ワクワクとした感情を呼び起こしてくれます。
心が晴れやかなら仕事やプライベートでの趣味など、あらゆることに肯定的な気分になれますから、人にとって恋愛はどれだけ大事かは想像するまでもないことのようです。
ある程度見た目を華やかにすることも重要かもしれませんが、併せて常に恋をして、気持ちを上向きにしておくことも、同じぐらい大切と考えておきましょう!
心が晴れやかな人は顔にそれが反映されます。
そしてそんな人の周りには、その魅力に気が付いた異性が集まりやすくなるものです。
脳にがっつりアドレナリンを行き渡らせ、恋愛ホルモンで常に満たされる日々を送りたいものですね。
参考リンク:http://www.sciencedaily.com/releases/2010/10/101022184957.htm