仕事やプライベートのあらゆるシーンで、常に完璧を求めてしまって疲れていませんか?
そんな方は完璧主義が原因で、自分自身を苦しめているのかもしれません。
そこで今回は、「人生で損をする完璧主義の特徴」をご紹介します。
完璧主義を手放す方法も紹介するので、自分を追い込むクセがあるかもと思う方は、ぜひチェックしてくださいね。
完璧主義の人は、人に頼ることや、甘えることが苦手な傾向があります。
正義感や責任感の強いことが原因となって、すべてひとりで完結しようとするためです。
たとえば、職場で部下に仕事を振ることができなくて、遅くまで残業になるケースも。
一方、自分が頼まれたことに対しては、「最後までやり遂げなきゃダメだ!」と思い、ひとりで抱え込んでしまう悪循環になることがあります。
「お願いをすれば周囲は助けてくれる」ということを思い出して、少しずつ人に頼ることがコツですよ。
完璧主義が邪魔をして行動に移せないことは、人生において損でしょう。
「こうなったらいいな」「もっとできるようになってからだ」と頭で考えているだけでは、現状は何も変わりません。
真面目で努力家な人に多いのが、行動する前にあれこれ考え過ぎて行動に移すことができず、ストレスが溜まってしまうパターンです。
このパターンに陥っているかもと思う人は、行動することで結果が出たり、経験を得られたりすることを思い出しましょう。
完璧主義な人は、相手にも完璧を求めてしまうことが多々あります。
「私はこれができるのだから、あなたもできるでしょう!」という態度が出てしまうことも。
しかし、その態度は知らず知らずのうちに、相手へのプレッシャーになります。周囲から近寄りがたい人のイメージがつくと、損をしてしまいますよ。
「自分と他人は違う」という前提を意識して、相手と接するようにしてみてくださいね。
最初から100点の完成度を求めるあまり、結果的には挫折してしまうことも完璧主義者の特徴です。
これは、失敗することを怖いと感じている心理が関係しています。
「失敗したら、きっと自分に対する周囲からの評価が落ちてしまう」のような不安や怖れから、「じゃあ、やめよう!」という風に尻込みするからです。
しかし、必要以上に失敗を恐れる必要はありません。
たとえ失敗と感じても、それは失敗ではなく、成功のための経験を手に入れたのだと思うことが大切です。
完璧主義の人は、自分に対する理想が高いため、自分を追い込みがちです。
「まだまだ上を目指せるはず!」や「もっと完成度の高いものができる!」と、どんどんハードルを上げて自分を苦しめてしまいます。
深夜まで仕事をして体調を崩したり、恋人のために完璧なパートナーであろうとして無理をしたり、自分を犠牲にしてしまうことも。
心身ともに疲労する前に、ゆるめることを意識してみてくださいね。
完璧主義ではなく、完了主義を心掛けるようにしましょう。
最初から完璧でクオリティーの高いもの目指すのではなく、6割くらいの完成度でもいいから「とりあえず終わらせること」を意識してください。
そして、完了したらまずは自分を褒めましょう。このときのポイントは、完成度を度外視することです。
どんなことでも完了させた自分を褒めて、行動しながらスキルアップしていくイメージを持ちましょう。
すべての物事に対して、完璧主義である必要はありません。何事もバランスが大切です。
たとえば、会社のプレゼン資料を例に考えてみましょう。
デザインやフォント、文字の大きさまでこだわっているとキリがありません。こだわりすぎてしまう場合は、最低限のラインを決めることがポイントです。
内容だけはしっかりと納得のいくものを作成したら、デザインは最低限見やすさだけ意識するようにする、という風に自分のなかで決めておくと良いでしょう。
時間がいくらあっても足りないと感じるときは、バランスを意識してくださいね。
仕事やタスクに対する完璧主義をやめたい人は、時間を設定することがおすすめです。
時間を意識することで、やる気や集中力がアップするので一石二鳥ですよ。
たとえば、「見積書は12時に完成させて、上司にチェックしてもらおう」や「プレゼン資料は、大枠の構成だけでも14時に完成させよう」など、時間を区切ってみましょう。
時間を決めないとこだわりすぎて、つい時間がかかってしまう人は試してみてくださいね。
今回は「人生で損をする完璧主義の特徴」をご紹介しました。
完璧主義は悪いことではありませんが、それによって自分がしんどいと感じている場合は、徐々に手放していきましょう。
一気に変わろうとせず、できることから少しずつ完璧主義をゆるめて、日々の変化を褒めてみてくださいね。
Written by ゆいまる