若いころはなかなか気づけなかったけど、歳をとってから気づくことってありますよね。「もっと早くこの現実を知れていたら……」と思ったことがある人も多いのではないでしょうか。
今回は、アラフォーパパで事業者でもある筆者が、歳をとってから気づいた衝撃的で生々しい現実をご紹介します。
本記事を参考に、どうぞご自分の未来を占ってみてください。
それではさっそく、アラフォーの筆者が歳をとってから気づいた5つのことをご紹介します。
いまだに感じることですが、世の中の大半の大人(自分も含め)は、子どものころから大して変わっていないのが現実のようです。
確かに社会を生きる技術や知恵は養われますが、とりわけ倫理やモラルにおいては、子どもよりむしろ大人の方が低いのではないかと思うことすら。
子どもの頃は「大人はみんな立派な人たちなんだ」と思っていましたが、いざ自分が大人の側になってみるとなんてことはありません。
誘惑に弱い人、自律性のない人、自分に甘い人、不正に走ってしまう人、隠れて悪だくみする人、色々な人がいます。
地元の名士と呼ばれるような立派な人でさえ、フタを開けてみると子どもじみた趣味を持っていたり、意外と自己管理が下手だったり。
いつまでも少年少女の心を忘れない若々しさは大切ですが、せめて子どもたちのお手本になれるような大人でありたいですね。
学生時代、筆者は親や先生など大人からよく「勉強があなたの仕事」と言われました。同じことを言われて育った方は多いのではないでしょうか。
筆者は勉強があまり好きではありませんでしたが、それでも成績の良し悪しが自分への評価のすべてだと思っていましたし、成績が良い子はやがて立派な大人になるものだと勝手に思っていました。
しかし、実際に大人になってみると、必ずしも「学歴が高い人=仕事ができる人」ではないし、「学歴が高い人=幸せな人」でもない現実に直面することに。
もちろん基礎学力は大切ですし、中には高学歴で立派なキャリアを持つエリートもいます。
けれども、歳をとればとるほど「人生って結局、勉強や仕事ができるかどうかよりも、どれだけの人に信頼され愛されるかの方がよっぽど大切なんだな」と感じるところです。
自己責任という言葉が流行してから久しいですが、社会は意外と個人に厳しく、昔から自己責任な風潮があったように感じます。
子どものころは連帯責任を教えられましたが、社会に出ると自己責任が主流に。
もう20年も昔の話ですが、筆者が会社員だった当時、仕事のミスで大きな損害を出してしまった先輩社員が責任をとる形で余技なく退職しました。
金銭面における責任は当然会社が負いましたが、結局先輩は会社にいづらくなり退職した形です。
まだ20歳そこそこだった筆者が、社会の厳しさを最初に目の当たりにした出来事でした。
子どものころ、学校のクラスなどで多少のいじめが問題になることがありましたが、どういうわけか社会人になってからの方が多くのいじめを目撃しましたし、むしろ子どもよりも手口が悪質でした。
それどころか、大人の社会にはパワハラやセクハラ、モラハラ、カスハラなど悪質なハラスメントが多々存在します。
そのほか、ドロドロした不倫やDV、浮気調査や裁判離婚など、大人の社会がこんなにも醜いものだと子どものころは想像もしませんでした。
子どものころ筆者は、「勉強するのはいい学校に行っていい会社に就職し、豊かな暮らしを送るため」と大人から教わりました。
実際にお金がないと手に入らないものも世の中にはたくさんあります。
しかし、アラフォーになった今思うのは、人生にはお金よりもよっぽど大切なものがたくさんあるということです。
たとえば人とのつながりや信頼関係、絆や愛もそうですし、心身の健康もそう。あるいは知識や知恵、アイデアや技術などもそうです。
お金があるけど幸せでない状態と、お金はないけど幸せな状態の両方を経験した筆者は、ある程度の年齢になって「お金では買えないもの」をいっそう大切にするようになりました。
歳をとってからの、もっとも重要な気づきだったように思います。
歳をとってからでなければ気づけないことが人生にはたくさんありますが、それでも若いうちにできることだけのことはしておきたいのが人情ですよね。
ここからは、歳をとる前にやっておくべきことをご紹介します。
知らない場所に飛び込む勇気と、そこで生き伸びる適応力は、現代社会を生き抜くのにもっとも必要な能力です。
挑戦することも大切ですが、失敗や挫折の経験にはさらなる価値がありますし、それを乗り越えた経験もまた人生の大きな財産になります。
筆者は、結婚して人生の幸福度が爆発的に上がりました。
それまでも十分に幸せな人生を歩んできましたが、自分一人では到達できない幸福の臨界点まで妻や息子たちが引っ張り上げてくれた感じです。
もちろん「絶対に結婚した方がいい」と言いたいわけではありません。ただ、少なくとも筆者にとって結婚はQOLを大きく左右する超大型のライフイベントでした。
幸せな夫婦関係を維持するには、それなりのコミュニケーションスキルが必要です。そしてそれを鍛えるのが、若かりし頃からの恋愛体験や異性とのスキンシップだと筆者は思うのです。
恋愛はコミュニケーションスキルの向上だけでなく、異性の心身やコンディションへの理解を深めたり、人権や人間の尊厳、多様性などについて考える機会にもなります。
感情を上手にコントロールする練習にもなるので、若いうちにできるだけたくさんの恋愛を経験しておくのがおすすめです。
歳をとると体の不調を覚えるようになります。筆者はまだこれといった不調がありませんが、体力の衰えを感じることがたまにあります。
歳をとってから心機一転、生活習慣を変えるのはとても難しいことです。ですから、若いうちから健康的な生活習慣を身につけておくことが大切です。
たとえば運動する習慣や、自分で食事を管理する習慣などです。たまに夜更かしをするにしても、日々の暮らしではできるだけ規則正しい生活を心掛けましょう。
筆者がまだ心身の衰えを実感していないのはおそらく、若いころから運動や健康的な食習慣があったからだと思います。
今も毎日スポーツジムに通っていますし、毎日の家族の食事も栄養や味に配慮しながら筆者が作っています。
これも若い頃からの習慣の賜物といえるでしょう。
歳をとってから気づくことが人生にはたくさんありますが、「気づくのが遅すぎた……」ということはありません。
むしろ、何歳になっても「気づいたそのとき」が勝負時です。
工夫、努力、学習や反省を怠らず、何歳からでも新しい生き方を始められる自分でありたいですね。
Written by はるお