こんな部屋じゃ誰も呼べない… 片付けが苦手な人の特徴4つ

「部屋はその人の心を表す」と言う言葉を聞いたことはありませんか?

まさにその通りで、心が整っている人は部屋も綺麗に片付いていますし、考えることが多く気持ちが乱れがちな人は、部屋も乱れていることが多いです。

部屋が散らかっていることで「いざ」という恋のチャンスも逃してしまう可能性もあるので、片付けの習慣は身につけていて損はないはずです。

今回は、元汚部屋の筆者が、片付けが苦手な人の特徴と、得意になるためにできることを実体験も交えて具体的にお話ししていきたいと思います。

片付けが苦手な人の特徴4つ

それではまず、片付けが苦手な人の特徴を挙げていきましょう。あなたは当てはまるところはあるでしょうか?

①執着しやすい

①執着しやすい

過去に執着しやすかったり、感情移入しやすい人は物が捨てられず、部屋が散らかりやすい傾向にあります。

実際は今使っていなかったり、もう何年も着ていない服があっても、「これは当時の彼氏にもらったな」「お給料を貯めて買ったな」と過去の思い出に浸ってしまって片付けが進まなくなるのです。

思い出の物を大切にすることは良いことですが、そのせいで今の生活に支障が出てきているのなら、何か対策を考える必要がありそうです。

②仕事が忙しすぎる

仕事が忙しすぎると、家に帰ってきても寝るだけの場所となってしまい、片付けをする気力や余裕がなくなってしまうパターンの人も多いです。

ネットなどで見るゴミ屋敷の部屋の住人も、仕事が忙しく、ゴミ捨てのタイミングを逃してしまい、ゴミが溜まり始めたのがきっかけという話をよく聞きます。

疲れすぎていると、ゴミをゴミ箱に捨てたり、使ったものを戻す、それだけのことさえエネルギー不足でできなくなってしまうことがあるのです。

③「明日やろう」が口癖

③「明日やろう」が口癖

その場その場の思いつきで行動したり、めんどくさいことを後回しにしがちな性格の人は、片付けの優先順位がどんどん下がっていき、気づけば足の踏み場もない汚部屋になってしまいがちです。

たとえば、出かける準備をしていたら想定外に洋服選びに時間がかかってしまい、部屋に服を散らかしたままバタバタと出発。

帰宅後疲れてそのまま就寝し、「まぁいっか」「明日やろう……」と言いながら放置されていくことが繰り返されてしまう、なんてパターンです。

④実家が散らかっていた

人は生まれ育った環境に大きな影響を受けます。

実家が割と散らかっていた人は、無意識に「それが当たり前」と感じてしまっているので、自立してからも散らかっていることに違和感を感じなかったり、片付けの方法を知らなかったりするのです。

片付けを得意にするためにできること

ではそんな「片付けられない負のループ」を断ち切り、片付けが得意になる方法はあるのでしょうか?

捨てられない物は一箇所にまとめて、時間をおいて判断する

捨てられない物は一箇所にまとめて、時間をおいて判断する

やはり性格的に、執着せずになんでも捨てられる人と、決断することが苦手な人がいます。

「使ってないから捨てないと!」と無理に手放してしまうことで、後悔したり、手放してしまったものに対して余計に執着してしまうことになりかねませんので、無理することはおすすめしません。

そんな場合は「使っていないけど捨てられないもの」を一つの箱に集めて、定期的に自分の心と対話し、「もう卒業しても良いかな」と納得してから手放すようにしましょう。

使っていないものが部屋の中に散らばっているよりも、一箇所に集めておくことで視覚的に部屋が片付くだけでなく、心の整理にもなるのです。

筆者もどちらかというと断捨離は苦手なタイプですので、この方法で自分のペースで物と向き合っています。

生活スタイルの合う家に住む

そもそも、住む家が自分の生活に合っているか、片付けやすい家かどうかが大切です。

服が多い人はクローゼットの広さ重視の家、料理をよくするのであればキッチンスペースや収納が多い家、夜勤があったり、忙しくてゴミ捨てのタイミングを逃しがちな方は、24時間ゴミ捨てができるようなマンションがおすすめです。

暮らしが少し便利になり、片付けやすい環境になることでストレスも減って、自然と部屋を綺麗にするモチベーションも上がるはずです。

ご褒美を用意して片付けの優先順位を上げる

ご褒美を用意して片付けの優先順位を上げる

部屋の状態は、いわば習慣の積み重ねです。一日二日で散らかるわけではありませんよね。

片付けが習慣化するまでは、たとえば「夕食の洗い物と洗濯物の片付けが終わったらデザートのアイスを食べよう!」など、やるべきことをやったあとのご褒美を自分に用意しておくのがおすすめです。

そうすることで片付けの優先順位が日常的に高くなり、片付ける前にリラックスタイムをとると、逆に落ち着かなくなっていきますよ。

片付いた状態の心地よさを体験する

人間はどんな環境にも良くも悪くも適応していく能力があります。ですので、散らかった家に長く住んでいて、それが当たり前になると、不快感を感じなくなってくるのです。

逆に言うと、一度片付いた環境に慣れてしまうと、今度は散らかった環境が落ち着かなくなり、片付けが身についてくるというわけです。

自力での片付けが難しいなら、プロの片付けアドバイザーなどに頼るのも一つの手です。綺麗になった状態を最低でも一か月は維持することで、徐々に自分の意識が変わってくるはずです。

きっかけがあれば汚部屋からの脱却はできる!

筆者も実家暮らしの頃は、片付けのきっかけがなく、散らかっていてもなんとも思わないタイプでした。

しかし、一人暮らしをすることになり、SNSでかわいいお部屋の投稿を見るうちに意識が変わって、「こんな素敵な部屋にしたい!」と強く思うようになりました。

今ではインテリアショップやホームセンターで収納グッズを買い揃えたり、DIYなどにも興味が出て、お部屋づくりを楽しんでいます。

個人的には、どんなパワースポットに行くよりも、自分の部屋を片付けて整えることのほうが効果的だと思います。

片付けに苦手意識がある人も、まずはスモールステップで習慣を身につけ、いつ誰がきても恥ずかしくないお部屋を目指していきましょう!

Written by 花山こころ

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