今や、多様性の時代。幸せの形として、結婚しない選択肢も当然あります。結婚できないのではなく、あえて結婚しないのです。結婚したら、めんどくさいことが沢山あるから!
結婚してから「こんなはずじゃなかった……」と後悔している人、少なくありませんよね。ここではそんな、結婚の真実についてお話していきます。
夫の家族である義家族の舅や姑は、近所のおじさんおばさん、友達のお父さんお母さんとは全く違います。表向きの愛想の良い顔ではなく、本性を見ることになるので、気の合わない人だったり、性格の悪い人だった場合は、嫁側にストレスがたまってしまうこと間違いありません。
それでもなるべく仲良くしなければならないので、修行以上に苦行でしょう。舅や姑のみならず、義姉(義兄)や義妹(義弟)など厄介な存在も忘れてはいけません。
義理の家族、特に嫁姑関係は非常に難しいです。嫁姑関係がこじれたせいで、離婚する夫婦も少なくないくらい。
たとえ義理の家族と良好な関係を築いていたとしても、夫の実家に顔を出すのは、嫁にとって心休まらないイベント。
義家族が近くに住んでいたら、月一回以上のレベルで会いに行く必要も出てくるでしょう。いつも気を遣ったり、一緒に台所に並んだり、手土産を用意したり……。
正直どれだけ仲良しの嫁姑だったとしても、ストレスが溜まってしまうこと間違いありません。しかもそれが意地悪な姑だったり、非常識な義家族だったら、余計です。
独身時代は年末年始ほど楽しみな時期はないでしょう。長期休みは、家でゴロゴロ好きなことをできます。ゴールデンウィークやお盆休みも同様で、独身時代はそれを楽しみに仕事を頑張っているようなものです。
しかし、結婚すると180度一変してしまいます。年末年始こそ親戚の集まりがあったり、長期休みは実家孝行をしなければならないでしょう。
自分の実家だけならばまだしも、当然、夫の実家にもきちんと孝行しなければなりません。
子供を持たない夫婦も増えてきている今。しかし、結婚すれば、子供を作るのが普通だという価値観を持った人たちが多くいるのも事実です。
結婚して子供がいなければ、必ず誰かに聞かれるでしょう。大体が年配の人たちです。姑から始まり、職場のお局や親戚のおばさんなど。
セクハラまがいに無神経に聞いてくる、高齢男性も少なくありません。独身時代は「結婚しないの?」と聞かれ、結婚すれば「子供はまだ?」と聞かれる。
子供ができても、「一人っ子は寂しいよ」と言われる始末。外野がうるさいのは、未婚、既婚関係ないのかもしれません。
結婚していないなら実家に住んでいたり、一人暮らしだったり、独身貴族を謳歌しているでしょう。女性の場合、自然とある程度家事、炊事が得意になっていきます。
しかし、結婚すれば、これまで通りの家事や炊事で終わらせるわけにはいきません。夫の分、家事と炊事が増えるからです。しかも、単純に2倍と言う計算ではありません。
大体の場合、男の人は子供みたいに散らかすし汚すし、それでいてちゃんと片付けません。正直なところ、掃除や洗濯、料理などは倍以上の仕事量になってしまうでしょう。
家事や炊事が趣味でない限り、めんどう極まりないですね。
気ままな一人暮らしは、どれだけ狭い部屋であったとしても、自分だけの王国。散らかっていても、裸で寝そべっていても、どんな状況でも自分一人だから大丈夫!
しかしながら結婚すれば、そういうわけにはいきません。夫との共同生活がスタートするからです。どれだけ好きな相手だとはいえ、元は他人。
互いに気を遣って生活しなければなりませんし、譲り合う部分も出てくるでしょう。特に女性ならば、男性側に合わさなければならない諸々が出てきてしまいます。
生活スタイル、清潔さ、金銭感覚など、あらゆる面で多少のすれ違いが生じるのは当たり前です。
結婚して仕事に影響が出てしまうのは、多くの場合女性です。例えば、妊娠をした場合、産休や育休も含め、長い期間、仕事を休まなければなりません。
ある程度制度が充実しているとはいえ、人間社会。仕事を休めば、周りにしわ寄せがいってしまうのも当然ですし、いい顔されない場合もあるでしょう。
ブランクができると、同僚に追い抜かされたり、自信がなくなってしまいます。
それらの理由も手伝い、仕事に生きがいを感じ、バリバリ働いている女性ほど、結婚がめんどくさく感じてしまうのではないでしょうか。
独身だと、自分の好きな時間に帰宅できますし、夜遊びだって可能です。休みの日は昼まで寝てても大丈夫! 料理できなければ、カップラーメンがご馳走です。
しかしながら、結婚すれば、そうもいきません。定時に帰宅しなければ夫も心配しますし、夜遊びなんて絶対無理かも?
友達と遊びに行くだけでも夫の許可が必要だったり、休みの日は朝から掃除洗濯が待っています。どれだけ疲れていても晩御飯は「簡単なものでいいよ」と言われる始末。
結婚したらめんどくさい事実についてお話しました。こうしてめんどうな事実ばかり並べていると、確かに「結婚ってめんどう」ってなってしまいますよね。
しかし、それでも結婚する人は後を絶ちません。それは、浮かれているから? 騙されているから?
きっと、めんどうな事実が見え隠れしても、それを乗り越えるだけの愛や絆が当人たちの間にあるのでしょう。と、夢と希望を残して、こちらの記事を締めくくりたいと思います。
Written by みなみ