仕事仲間や友人とのお酒の場。気が利く行動ができて好印象を与える人もいれば、お酒の席でのNG行動をやってしまい、悪印象を与えてしまう人もいますよね。
せっかくコミュニケーションを深める大切な場で、NGと思われてしまうような行動は避けたいものです。
今回は、お酒の席で避けたいNG行動と抑えておきたいマナーのポイントを紹介します。
ここからお酒の席でのNG行動について、ひとつずつ紹介します。
まず最初に、お酒の席での飲みすぎはNGです。
飲みすぎると冷静な判断ができなくなり、周りに迷惑をかけてしまう可能性が高まります。
いつもお酒の場で飲みすぎてしまう人は、人間関係でも信頼を失う原因となりますし、二日酔いやアルコール依存症になるリスクもあります。
飲み会で飲みすぎた結果、帰り道で財布や携帯などを失くしてしまったり、翌日の仕事に遅刻してしまったら後悔するのは自分自身ですよね。
途中で水やソフトドリンクをはさみながら、自分の限界を超えないようにお酒を楽しむようにしましょう。
お酒の席で、他の人への飲酒の強要もNGです。
飲酒の強要は、自分のペースで飲みたい人にとってはとても迷惑で、アルコールハラスメントとして訴えられる可能性もあります。
お酒を飲みたくない人に無理やり飲ませると、急性アルコール中毒や健康問題を引き起こす可能性があり、最悪の場合は法的な責任を問われることもあります。
大学の新入生歓迎会で上級生が新入生に対して飲酒を強要し、結果的に急性アルコール中毒で死亡する事故などがいい例です。
ソフトドリンクも頼みやすい空気を作り、飲み会での飲酒の強要は控えましょう。
飲み会中にスマホをずっと見ていると、周りの人に「つまらないのかな」と気を遣わせてしまいます。
また、誰かが話しかけていてもスマホから目を離さないと、相手は無視されているように感じ不快に思うでしょう。
飲み会の席でスマホをずっといじっている人を、また誘いたいとは思わないですよね。悪気が無かったとしても、結果的に敬遠されてしまう可能性もあります。
お酒の席ではスマートフォンの使用はなるべく控え、目の前の人との時間を大切にするようにしましょう。
お酒の席での話題選びは大切です。不適切な話題を振られると、場の空気が凍り、和やかな雰囲気を損ねてしまいます。
保険や宗教の勧誘、または下ネタや個人のプライバシーに関わる話題は、不快に感じる人が多く、トラブルの原因になります。
楽しく飲もうと思っていたのに保険の勧誘にあったり、失恋したばかりなのに恋愛について聞かれたりしたら、誰だって嫌ですよね。
飲み会では誰もが話しやすい軽い話題を選び、全員が楽しめるようなコミュニケーションを心がけましょう。
お酒の席でのマナーを守らない行動はNGです。
マナーを守らない行動は、周囲への迷惑となり、全体の雰囲気を悪くさせてしまいます。
たとえば、隣の席の人が周りを気にせず大声で会話をしていたら、こちらの会話が聞き取りづらくなります。
また、トングや取り分け箸を使わずに自分の箸で大皿料理に手を付けられたら、その大皿料理をもう食べたいとは思わなくなりますよね。
お酒の席では基本的なマナーを守り、周りの人に配慮した行動を心がけることが大事です。
ここからは、お酒の席で抑えておきたいマナーのポイントについて紹介します。
お酒の席では、まず出入口に近い席に座りましょう。
出入口に近い席は、店員さんがドリンクや料理を運んできやすいポジションなので、一番やり取りをすることになります。
注文した品が運ばれてきたら受け取り、空いたグラスやお皿があれば店員さんに渡すようにしましょう。
このような行動ができる人は、仕事でもプライベートでも周囲に好印象を与えます。
大皿料理が来たら、率先して料理を取り分けましょう。
「取り分けるのは女性の役目」と考える良くない風潮がありますが、そんなこと考えさせないくらい自然に取り分けてしまえば、取り分けるのが苦手な女性も喜びます。
上下関係を気にしないようなお酒の席であれば「それぞれで取り分けましょう」と一声かけておくと、みんなが気を遣わなくて済むので親切です。
注文ができるタッチパネルが遠くにあったり、入口から遠い席だったりと、ドリンクが注文できずに困っている人が必ず一人はいます。
自分が注文をするときや、誰かが注文をするときに、みんなのグラスを見て空いている人がいたら声をかけてあげましょう。
控えめで声が小さい人や、話が途切れずドリンクを頼むタイミングを失っている人にとっては、このような気配りができる人がいるととても助かります。
お酒の席では、NGな行動に気を付けるというより、気配りを大事にするようにすることが大事です。
気配りが自然とできるくらい身に付いていれば、周りに好印象を与えながら、お酒の場を楽しむことができます。
周りへの配慮を忘れずに、自分自身が楽しむことを心がけましょう。
Written by 三浦誠大