「いつまでもラブラブ」などと、幸せ自慢をする夫婦は、どのような心理から行うことが多いのでしょうか。
人によっては、「マウントを取られている?」と嫌な気持ちになることがあるかもしれません。
今回は、幸せ自慢をする夫婦の心理と、対処法についてご紹介します。
まず初めに、幸せ自慢をする夫婦の心理5つについてご紹介します。
幸せ自慢をする夫婦は、愛されている自覚を得たいがために、あえて誰かに話して悦に浸ることがあります。
自分一人だけでは幸せかどうかわからないので、他人の反応を見てジャッジしようと考えています。
「良いな〜」「羨ましい」などの言葉をかけてもらえれば、みんなが羨む夫婦ということが実感できます。
幸せ自慢をする夫婦は、実は不安を抱えている方も多いです。今の生活が壊れるかもしれないという、心の不安に直面したくないがために、あえて惚気話をして、気を紛らわせることがあります。
「旦那が優しくて〜」と過剰にアピールする方も、実は浮気に悩まされているケースも珍しくありません。本当にそうなったら良いなという願望も交えて他人に幸せ自慢をすることがあります。
幸せ自慢をする夫婦は、満たされない気持ちを抱えていることも多いです。外面を気にした生活を送っていると、我慢することも増えて、気疲れします。
ストレス解消のためにも、誰かに承認してほしくなります。
仲良し夫婦に見えていても、家では喧嘩が絶えなかったり、一切話さなかったりするケースも珍しくありません。心の隙間を埋めるために、称賛の声を欲してしまいます。
幸せ自慢をする夫婦は、他人にマウントを取ることで優越感を感じている場合があります。コンプレックスがある方こそ、昔傷つけられた気持ちを消化するために、他人にしつこく絡むことがあります。
また、無意識のうちに、攻撃してこない相手を選んでいるのも特徴的。自分が気持ち良くなるために、人を踏み台にする方と言えます。
幸せ自慢をする夫婦は、無意識のうちにSOSを出していることがあります。饒舌に喋るのも不安な気持ちの裏返しです。
例えば、ラブラブアピールも、自分達夫婦をこれからも見守って欲しい気持ちが隠されていることがあります。強がる気持ちと裏腹に「悩みはある?」の切り口を期待している場合もあります。
幸せ自慢をする夫婦と出会ってしまった場合、どのような対処法を取れば良いのでしょうか。以下、4つについてご紹介します。
幸せ自慢をする夫婦の話は、話半分に聞くようにしてください。軽く受け流すほど、嫉妬心も煽られなくなります。
相手と自分は違う人間であることを明確に意識するほど、冷静な対応も取りやすいです。同じ土俵に立とうとするほど、相手に翻弄されてイライラします。
幸せ自慢をする夫婦の話は、一度褒めてから別な話題に移る方法もおすすめです。相手が延々と惚気ることにストップをかけられます。
例えば「ラブラブで良いね! あっ、そういえば夫婦の話で思い出したんだけど……」と少々強引に切り替えても構いません。空気を読みつつ、別な話題を出して、あなたが会話の主導権を握ってください。
幸せ自慢をする夫婦の対処法として、聞かれたくないことを質問する方法もあります。饒舌に話す相手のペースを乱すことができます。
例えば、休日も夫婦でずっと一緒にいるアピールには「自分一人の時間も欲しくならない?」という質問ができるはず。
あなたが「気持ちよく惚気ることができない人」になると、相手も人を選ぶようになります。
幸せ自慢をする夫婦が苦手な場合、距離を取ることが大切です。「すごい」「いいね」などと、いつも褒めている場合、相手にとってあなたは都合の良い人になります。
不安がある時、いつも近くに寄ってくるでしょう。
また、相手に好かれたい気持ちがある方は、自分から距離を取ることができません。嫌われても良いと覚悟を持った時、初めて適切な距離が取れるようになります。
今回は、幸せ自慢をする夫婦の心理と、対処法についてご紹介しました。
本当に幸せな夫婦は、わかりやすくアピールしません。不安がある夫婦こそ、よく喋り、関心を持たれようとします。不自然なラブラブアピールこそ、実は不仲の危機であることも珍しくありません。
幸せ自慢をする夫婦と出会ってしまった場合の対処法は、話し半分に聞いた上で、距離を取ることです。幸せ自慢をする夫婦に、あなたのペースを乱されないようにしましょう。
Written by 森野有