三十路を越えると、女性は少しずつ「老い」を実感し始めます。またそれは、男性よりも「美」や「若さ」にこだわりがちな分、顕著に感じられるでしょう。
しかし、30代に突入してもなお魅力的で、男性の目を引く女性がいるのも事実。三十路を越えても「きれい!」と思われる女性と、そうじゃない人の違いはどこにあるのか、探ってみます。
愛する人がいると「良く見られたい」「好かれたい」という意識がつねに高まっています。それは外見や立ち居振る舞いを気遣うことに繋がり、周囲からも好印象を持たれるきっかけとなるでしょう。
既婚者であっても旦那さんへの愛が薄れていない女性は、所帯染みたところがなく、若々しい雰囲気の人が多いといえます。幾つになっても恋心を持ち続けるということは「美」の維持に繋がるんですね。
肩書きが学生じゃないからといって、勉強しなくていいわけじゃありません。社会人として働くようになっても、未知のことは山ほどあるはず。働く上でプラスとなる知識を得たり、資格を取得したりするのは、人間性を高める上でも重要だといえます。
また、若さを失い始める30代女性にとっては、内面からにじみ出る魅力をいかに高めるかが大事なのです。
好奇心や向学心が旺盛で、知らないことをそのままにしておかない女性は、イキイキとした雰囲気があり、周囲に元気な印象を与えます。しかも、年齢に応じた教養を備えていたり、聞けば感心するような知識を持っていたりすると、聡明な女性として男性から一目置かれるのです。
三十路を過ぎても「カワイイ」と言われる女性は、多くありません。本人がカワイくありたいと思ってフリルたっぷりのファッションをしても、周りは「痛い」としか見ないでしょう。また、20代であれば許されるブリッコも、30代女性がすると「キモい」と引かれてしまうのです。
自分の理想を器用に服装や言動に表せる人は別として(とはいえ、芸能人並みの自己プロデュース能力がないと、なかなか厳しいかと……)普通は年齢に応じた「落ち着き」を身につけるべきでしょう。そして、客観的な視点を持って、他人が違和感を覚えない自分というものをスタイリングすることが大事です。30代という年齢と、そもそもの自分が持つキャラをうまくすり合わせた服装・言動を心がければ、男性に好印象を与えられます。
「私なんて……」というネガティブ発言をする女性は基本的に敬遠されがちですが、20代ならまだ、若さゆえの自信のなさとして許容されるはず。しかし、30代になって後ろ向きな発言ばかりする女性は、単に「暗い人」として嫌われてしまいます。
三十路を越えたらやっぱり「どうにかなるさ」と、どっしり構えるだけの余裕がほしいものです。
また、自分を愛していて大切にできる人は、自信があるだけでなく、他人にも優しくできます。年相応の包容力があると、誰からも好感を持たれるのです。
金銭的にという意味もありますが、主に精神的余裕を指します。それなりの20代を過ごしてきた女性は、自然と大らかな雰囲気を漂わせて、多少のことでは動じないはず。男性の目にも「頼れるお姉さん」「年相応の落ち着き」と映るんですね。
余裕とは、様々な人生経験によって培われるものです。楽ばかりしてきた女性の多くは、視野や心が狭く、軽率で自分本位の思考に陥りがちですが、困難に直面しても逃げずに努力を惜しまなかった女性は、内側から余裕という魅力があふれ出るのです。視野が広く、他人への思いやりもあるので、女性としてはもちろん、人間としても魅力的だと思われるでしょう。