人は誰しも年を取るもの。いつまでも10代、20代ではいられません。それは人類共通なのに、同じアラサー女性でも「おばさん」と呼ばれる人と「大人女性」と呼ばれる人、どちらもいるのはなぜ?
そんな素朴な疑問をお持ちの方がきっといるはず。当記事では、「おばさん」と呼ばれてしまうアラサー女性の特徴を紹介します。
アラサーとはつまり、20代後半から30代前半くらいまでの年齢を指します。それくらいの年代の女性って、若く見られる人がいる一方で、実年齢よりもかなり上に見られる人までいますよね。
ここでは、「おばさん」という印象を持たれがちな方の特徴を紹介します。
一人よりも二人、二人よりも三人……と、集まれば集まるほど会話する声が大きく、騒々しい……。おばさんには、そのような印象を持つ人が多いのではないでしょうか。
公共の場で周りの迷惑を顧みずに大声で話す人、社内で部下を注意するのにやたら大声で小声を言う人などは、「あのおばさん、うるさいな……」と、気づかないうちに周囲から白い目で見られている可能性があります。
「私、もう年だから」「若い子には勝てないな~!」など、おばさんと言えば年齢をネタにした自虐発言と相場が決まっています。
そもそも「おばさん」という言葉には、明確な定義がありません。何歳以上の女性は「おばさん」とは、どこにも定められていないのです。だから自分が自分を「おばさん」と思った瞬間から「おばさん」になる。筆者はそう考えています。
自分をおばさんと呼んで卑下しても、周りはちっとも愉快にならず、むしろ反応に困ってしまいます。そのうえ本当におばさん扱いをされ、いいことは一切ありません。
流行りの服を着て、いかに自分を魅力的に見せてくれるかメイクの研究をする。若い頃はそんな日常が当たり前だった女性達も、年齢を重ねるにつれて同じようにはできなくなっていきます。
そこまで自分磨きに時間や手間をかけられなくなった、単純に興味が薄れたなど理由はさまざまですが、数年前に流行っていた服やメイクをそのままずっと変えずにいると、やはり浮きます。
そうすると、自分の知らないところで「おばさん」扱いされてしまう可能性が高いです。
数年前から服やメイクが変わらないのも問題ですが、もっとひどいのが自分のビジュアルについて一切頓着しなくなることです。
「どうせもう年なんだから」と自分を磨くことをやめてしまい、出かける時もすっぴん、髪はぼさぼさ。部屋着なのかなんなのかわからないような服で街中を闊歩する……。これでは、「おばさんは見た目に気を遣わないな」と思われても反論できません。
まだアラサーなのにおばさん扱いされたくない! と思うなら、ある程度の美意識は保っておきたいところです。
芸能人のゴシップ、社内の人間の恋愛事情など、人の噂話ってついつい聞き耳を立てたくなるものです。が、それも度が過ぎるとおばさん呼ばわりされる原因になります。
女性週刊誌のゴシップネタって、おばさんが好きなイメージがありませんか?
真偽の程がはっきりしない噂話にいちいち盛り上がっていると、知らない間に周りはドン引き……なんてことになるかもしれませんよ。
若く見られたいがために若作りしすぎるのも考えものです。いくら流行遅れの服やメイクがNGとはいえ、10代女性の間で流行しているファッションをそのまま取り入れたらどうなるでしょうか。
痛々しい結果になるのは、目に見えています。
若く見せるための努力は否定しませんが、周囲から見て痛いほどの若作りはかえっておばさん化を進行させるリスクがあります。
年齢は同じアラサー女性なのに、決しておばさんぽくない大人の女性もいますよね。そういう女性の特徴を挙げてみました。
日本では年齢を重ねることに対してネガティブな印象を持たれやすいですが、大人になるということは、それだけ人生経験を積み、いろいろなものを身につけてきたとも言えます。
TPOに応じた立ち居振る舞いができる、後輩からの相談事に的確なアドバイスができるなど、周囲から頼りになると思われる人はおばさんではなく、大人女性として認識されるでしょう。
ファッションやメイクは、古いままでも、いたずらに流行を追うだけでもNG……と、なかなか難しいもの。でも、アラサー女性はこれまでの経験をもとに、自分自身に何が似合うのかを理解しているはずです。
流行と自分に合ったものをうまく組み合わせ、素敵に着こなせる。それが素敵な大人女性の条件と言えるでしょう。
年齢は誰しも平等に重ねるものですが、その結果周囲からどんな印象を持たれるかは、その人の人となりに大きく左右されます。
どうせなら「おばさん」と言われるより、周りから一目置かれる素敵な「大人女性」を目指したいもの。自分の普段の言動がおばさん化していないか、一度振り返ってみてはいかがでしょうか。
Written by 七尾なお