思い起こせばあの時あの恋愛! ああ、今の自分だったら絶対にあんなことしないのに…… という経験値の低さから、残念ながら失敗につながった恋愛は誰しもあるものです。
20代に知っておけば、もしかしたらもっと違う方向に進んで、いい恋愛をしていたかもしれない。そんな恋愛の失敗を、心理カウンセラーのわたくし千桜ミモザが4つご紹介していきます。あなたの今後の恋愛に大いに生かしたり、あの頃は若かった!と懐かしんだりしてみて下さいね。
時には思い切りの良さが必要な場面ってあるものですよね。ただ、それがまだ経験不足の20代であれば、「いや、もしかしたら間違った判断かもしれない」という臆病さが前面に出てしまうのも仕方ないでしょう。
たとえば、付き合っていた彼が急に転勤することになった時、自分の環境を変えることが怖くて遠距離恋愛を選んだ結果、うまくいかずに別れることになった。なんて経験をした女性は、案外少なくないはずなのです。
遠距離恋愛をするという思い切りはあったのに、自分の環境を変えることにとまどってしまう。いっけん矛盾しているようですが、こうしたAとBを両天秤にかけた結果「臆病な部分」を優先させてしまうことで、自分の恋愛を手放してしまうことがあります。
彼が今どこで何をしているのか、知っていない時が済まない。自分ではない別の誰かと一緒にいるのかも…… と不安になった結果、彼にしつこく連絡を入れたり、連絡が来ないことに怒ったりした経験はありませんか。
見捨てられることに不安を抱く心理が働くため、こうした行動をとってしまうのです。
彼の言葉や行動には不安な要素が一切ないにもかかわらず、束縛するようなことをしてしまうのは、年齢問わずあるものです。
ただ、今の自分が20代の自分に向けて言うとしたら、「大丈夫だよ! もっと彼と自分を信じていれば、うまくいくよ」と、アドバイスをしたいのではないでしょうか。
誰しも一度はやってくる「モテ期」。憧れていた男性や、友だちだと思っていた男性から「ご飯にでも行かない?」なんて誘われたら、嫌な気持ちにはなりませんよね。楽しい時間を過ごせるだろうな~という思いから、OKする女性もいるでしょう。
ただし、それがお付き合いしている彼がいるのに、別の男性との食事に出かけたとなると、ちょっと話しはややこしくなるかもしれません。
なぜなら、人はどこで見られているかわからないですし、人の口に戸は立てられないからです。嬉しさからついうっかり友だちにそのことを話したり、どこかで誰かに見られていたりすることで、付き合っている彼の耳に入って喧嘩に発展。その結果、大切なはずの彼を失ってしまった…… なんてことにもなります。
20代の頃の自分に会ったら、「異性に関わることは、よく考えて行動をしないと大失敗をしてしまうよ」と耳打ちしてあげたいですよね。
出会いもなく彼氏いない歴が長くなると、「なぜあの時もっと人と交流しなかったんだろう」と思うものです。
せっかく友だちが「あなたにおすすめな男性を紹介してあげるよ」と言ってくれたのに、余計なお世話! と気分を悪くしたり、恥ずかしくて遠慮したりしませんでしたか。そんな過去がある女性の多くは、紹介してもらえばよかったし恥ずかしいなんて思う必要はなかった、と実感しているでしょう。20代の頃のように、経験値が低い頃は長い目で将来をみることもなかなかありません。
やはりその時の感性で物事を決めていきますから、このような失敗を重ねていくわけです。
出会いがあればその分いろいろな出来事が起こり、経験も増えていきますよね。ただひとつ言えることは、失敗に気づいた瞬間からいい方向へ向いていくということです。
20代で失敗したからこそ、今の自分には経験値が高いのかもしれませんし、経験値をもっとアップさせたい!という意欲につながっているかもしれません。すべての経験を、これからのあなたの糧にしていくことで、人生はどんどん右肩上がりになるはずです。
Written by 千桜ミモザ