彼氏のことが好きで、できることならしょっちゅう会いたいと思っているものの、一方でそんなに頻繁に会っていると一緒にいることが普通になって刺激が薄くなり、恋愛寿命が短くなるかもしれない……と考えてる方。恐らく多少なりともいらっしゃると思います。
会う頻度って結構大事なもので、短すぎてもダメだし、開きすぎても問題なんですよね。
これについてはぶっきらぼうな書き方をすると、「個別のケースによって最適な頻度が違う」としか言いようがないわけですが、それだけで終わらせてしまうのも芸がありません。
そこで今回は、社会に出て仕事もしつつ恋愛をしている一般的な男性が、彼氏として一番無理がない頻度で会う為の、その中央値について男性の立場から紹介していきたいと思います。明確な線引きが難しい問題ですが、参考程度にご覧いただければ幸いです。
どんなに情熱的な恋愛に身を委ねていようと、男性の大半は恋愛だけに夢中になるようなことってそうそうありません。
もちろん女性だって大半はそうなんでしょうけど、やっぱり割合で言えば男性の方が女性よりも、恋愛そのものに対して冷めています。第一、客観的に捉えて男性が情熱的に見えちゃうのは、性欲が作用しているからです。
要するにセックスがしたいから、そこに引っ張られて情熱的に見えているだけで、本質的な部分で恋愛への依存度が高いかどうかで言えば、よほど女性に精神的に依存するようなダメな男性を除いては、大概低いものです。
つまり男性って、そこまで恋愛に対して気持ちのリソースを割いていないということは言えるでしょう。ですので彼氏として彼女と会う頻度にしても、「しょっちゅう会いたい」と言ってしまう男性は多いでしょうが、それは性欲が判断に干渉しているだけですので、それを差っ引いてみれば、実のところ「別にそこまでしょっちゅう会いたいってわけでもないんだよなぁ」が真理だったりするんですよね。
第一、いい社会人男性がしょっちゅう「今日も会いたい」って言ってくるってのも、なかなか異常だ……と、少なくとも男性自身の立場になって考えると、そういう結論が出てしまいます。
ではここからが本題になります。
実際のところ、彼氏と会う頻度についての理想形ってどこに設定すればいいのでしょうか。これについては、恋愛関係にある男女の、実質的な距離を元に、“無難”に求めていくことをオススメします。
例えば近場に住んでいる者同士でも、せいぜい週末を一緒に過ごすとか、たまにイレギュラーで平日の水曜日とかにデートする、みたいな感じですね。これぐらいが男性が負担に感じない、最低限のラインと考えます。このラインを超えちゃうと、男性は顔にこそ出しませんが、ほぼ間違いなく「自分の趣味にも時間を割きたい」とか考えるようになっちゃいます。……趣味がない男性なら、まあ多少はこの線引きも緩くなるでしょうけど(汗)。
そしてもしも遠距離恋愛をしている関係であれば、彼と会う頻度の妥当なラインは距離にもよるんですけど、月1ぐらいではないでしょうか。
恐らく多くの遠距離恋愛カップルは、毎月の25日以降。つまり給料日以降に落ち合うものですので、お金に余裕のある時期に、ちょっとした贅沢なデートを楽しむ。これを毎月繰り返す程度が無難でしょうね。
下世話な話になりますが、やっぱりこういう関係って男性にとっては無理もなく、寂しくもないんですよね。ですので男性にしてみれば、何年でも無理なく続けられる関係になりやすいことは、一応覚えておいてもいいかもしれません。
と、このように今回は男性の目線を踏まえて、彼氏と会う頻度の理想について書いてみた次第ですが、先ほども言及しましたようにもちろん例外はありますが、まあでも大抵の男性は、このぐらいのペースが一番落ち着くんじゃないでしょうか。
もちろんアレですよ、付き合いたての場合は別ですよ。恋愛の、鉄が熱いうちなんて、いくら会っても会い足りないし、セックスもし足りないものですから、これは除外してください。
今回のお話は、少なくとも交際期間が半年ぐらいから参照するものだとお考えいただければと思います。
Written by 松本 ミゾレ