こんにちは、トイアンナです。今日はちょっと風邪かも……なんてときに優しい一言をかけられると感動しますよね。私もかつて38℃の熱を会社で出してしまい「経費でいいからタクシーで帰りな」と上司に言われたときは、感動のあまり泣くかと思いました。
けれど、この世には善意から体調をケアしてくれる人ばかりとは限りません。本稿では体調を心配してくれる女性に隠されたコワ~い落とし穴、お伝えします。
こんな相談がありました。
Aさんはメーカーの経理を担当しています。しかし決算の忙しい時期にも関わらず、体調を崩してしまいました。そこで颯爽と現れたのが同僚のBさん。あなたの仕事を肩代わりしてくれて、さらに薬や食べ物まで差し入れてくれました。体調を心配してくれる女性の姿に感激したAさんでした。
しかしそれから数年共に働いて、Bさんが人の不幸をかぎつけては助けようとする女性なことに気づきます。その証拠に助けを断ると、Bさんはあからさまに不機嫌となりその人の悪口を言い始めるからです。実はBさん、「優しい人」というよりも「人の不幸を助けることで自分の心を埋めようとする」危ない人だったのです……。
これは専門用語で「メサイア・コンプレックス」と呼ばれるものです。メサイア・コンプレックスの人は救世主のように他人を助けることで「私はこの世にいてもいいんだ」と低い自尊心を埋め合わせるのです。
メサイア・コンプレックスが表に出やすいのが、人の体調不良を助けるとき。「優しく体調を心配してくれる女性」は、誰からも好かれます。けれどその正体は、必死であなたの不幸を使って自尊心を埋めようとする怖い女性かもしれません。
もし、あなたの周りに「不幸から救ってはくれるけれど、一緒に成功を喜んではくれない人」「つらいときにばかりコンタクトを取ってくる人」がいるならば、彼・彼女はメサイア・コンプレックスなのかもしれません。もし当てはまる人がいるならば「体調を心配してくれる女性」「神様のような上司だ」と信じる前に、そっと距離を置く方が安全です。
支援をやんわりとでも拒否したら、同じコミュニティで「ひどい!こんなに助けようとしたのに!」と言われるかもしれないから……。以上、どこにでもある怖い話でした。
(あなたはどっち派!?恋学アンケート実施中!!)
(1)不幸話が好きな子、周りにいる?
Written by トイアンナ