女性であれば自分の彼氏から大事にされたいと思うのは当然のことです。彼氏が変わっても毎回大事にされる女性もいれば、いつもぞんざいな扱いをされ、不満を感じる女性もいます。どうしたら彼氏から大事にされる女性になれるのでしょうか。
誰でも自分の時間を邪魔してくる存在を疎ましく思うものです。恋愛中であれば自分だけの時間を過ごすよりもパートナーと一緒に過ごしたい! という気持ちになりますが、それはずっとではありません。時には自分だけの時間を持ちたいこともあります。
男性は自分の本音を伝えることが苦手なので、自分の時間を持ちたくてもそれを言葉で教えることはあまりしません。だから、態度や行動でその気配を察知してほしいと一方的に願っているものです。
そういう変化や気配をいち早く感じ取り、彼氏の時間を邪魔しないように気遣ってくれる彼女は男性にとってありがたい存在であり、自然と大事にされる女性になります。
女性は男性と違い、言葉や態度でたびたび愛情を伝えたがります。もちろんそれは男性にとって嬉しいことであり、彼女からの愛情に幸せを感じているはずです。
でも、そんな想いが伝わり過ぎてしまうと、男性は彼女からの愛が当たり前になってしまい、彼女に対する想いが薄れるわけではないですが、あまり大事にはされなくなります。
男性は彼女からの愛を確信してしまうと、その気持ちを逆手にとり「自分本位なことをしても大丈夫」「これくらいなら許してくれる」という思考になりがち。
そうなると彼女が今どうしたいのか? 何を求めているのか? という交際を続けていく中で重要なことでもある、“相手の気持ちを尊重する”という考え方ができず、自分の考えや気持ちを優先させがちになります。
彼氏のことが好きだからこそ、自分がどれだけ想っているのか言葉や態度で愛情を伝えたくなるのはわかりますが、必要以上に愛情を伝えてしまうのは考えものです。
場合によっては「彼女は俺のことが好きなのだろうか?」くらい思わせておくほうが、男性は彼女の気を引くために大事にしてくれるものです。
男性は彼女の前では強い男でありたいと思っています。だから彼女が落ち込んでいたり、元気がなければ放っておけません。弱いところを見てしまうと、「守ってあげたい」という気持ちになります。
女性の中には、自分の弱い部分を見せてしまうと「嫌われてしまうのでは?」と思ってしまったり、好きな人の前では恥ずかしくてつい強がってしまい、自分の弱い部分を見せることができない人がいますよね。
でも、少しくらい彼氏を頼ってあげたほうが上手くいく恋愛もあります。それに自分の弱さを見せることができるのって、相手のことを信頼している証拠。誰にも言えないことを彼氏だから打ち明けることができた。それが伝わるだけで、彼氏は嬉しく思ってくれるはずです。
表面上はわかりにくいかもしれませんが、内心では「彼女には俺が必要」「俺がいないとダメになる」なんてことを考えていたりします。彼氏に自分の弱さを素直に打ち明けられる女性は、大事にされやすいですよ。
付き合いも長くなってくると、二人の決め事(ルール)が増えてくるのではないでしょうか。例えば、友達と遊びに行く時は事前に報告するとか、休みの日は最低1回は連絡をする、みたいな。こういうルールって女性の方が提案することが多いかもしれませんね。
この二人だけのルールを作るというのは、お互いの信頼関係を作る上で結構重要だったりします。もしルールなんてなかったら、お互い好き放題するかもしれませんし、それによってどちらかがツライ思いをするハメになることも。
本当はこうしてほしい、ああしてほしい、という本音を隠してしまうよりも、守ってほしいルールを決めておけば、お互いがされて嫌なことを知るきっかけになりますし、それをしなくなります。
ルールの内容によっては、守ることが難しいかもしれませんが、これを守っているうちはお互いを大事にできています。
男性から大事にされる女性は、意識して大事にされようなんて思っていないものです。それは彼氏と自分との距離の取り方が上手だったり、自分の弱さを見せられるくらい彼氏のことを信頼しているなど、意外と小さなことができているのです。
大事にされようと思って行動するのではなく、彼氏のために自分には何ができるのかを探してみましょう。
Written by 松嶋とるて