「親の過干渉」が原因で恋がうまくいかない!? その理由と解決法

筆者は占い師としても活動していて、親が介入してくる婚活がうまくいかない、親に反対される恋愛がつらい、親との関係が悪い……というご相談をお受けすることが結構あります。

結論から申し上げると、過干渉な親に育てられた女性は恋に不器用なケースが多いです。

かくいう私もそうで、母親の干渉を幼少期から重く感じていました。過去の恋愛は不倫やDV、お金を騙し取られるなど散々で、20代中盤の母娘関係も最悪だったのです。

親の過干渉が恋愛にどういう影響をもたらすのか、詳しく見ていきたいと思います。

自立させてくれない

過干渉の親は、愛があるからこそ子どもを手放そうとしません。良かれと思って世話を焼き、何かと細かく口出しをして、我が子をコントロールしようとします。口では「子どものため」と言っていても、実は子供の自立を阻んで(はばんで)しまっているんです。

そのため、過干渉の親に育てられた人は、自分で決断したり、困難を乗り越えたりする機会が与えられず、それが自信のなさや、自尊心の低さにつながってしまうようです。

たとえ自分で思考・判断したとしても、必ず親の干渉があり、親目線の考え方で判断が曲げられることも少なくなく、「私は間違っている」という意識が根付いて、自己肯定感が低いのでしょう。

自分の中の価値観が曖昧なため、大人になっても何が良くて、何が悪いのかという「軸」が定まっていないことが多いのです。

自立させてくれない

自尊心が低いとダメ恋をしがちに

DV、不倫、セフレ、2番目の恋、男にお金を貢ぐ……こうしたダメ恋にハマりがちな女性に共通するのは、「自尊心・自己肯定感の低さ」です。

逆を言うと、それなりにプライドがある女性は、「なんで私が殴られなきゃいけないのよ!」とか「どうして私が2番目に扱われなきゃいけないわけ?」と憤り、自分を大切にしてくれない男性は相手にもしません。

この思考は、外見の良し悪しや学歴、職歴にまったく関係ありません。自分に自信があるかないか、だけに起因します。

自尊心・自己肯定感が低い過干渉の親に育てられた女性は、自分の価値がわからないために、自分を特別な存在(彼女)として扱ってくれれば良くて、それが不倫でもセフレでも構わない、という思考になってしまうんですね。受け身で、自分を軽視した恋をしやすくなるでしょう。

自尊心が低いとダメ恋をしがちに

だめんずは「自尊心が低い女性」を狙ってくる

自尊心が低い女性は、表情や言動ですぐにわかります。そして、だめんずは敏感に察知して「都合よく扱えるタイプ」として、確実に狙ってきます。

一方、彼女をちゃんと大切にしてくれる男性は、自尊心・自己肯定感が低く、自信のない女性をあまり魅力的だとは感じません。どうしても敬遠してしまうので、「だめんず&自尊心低い女性」というマッチングが成立してしまうのです。

そして、ダメ恋をしていることが親にバレると、親の反対に反発して、それがかなり遅れた反抗期になるケースも少なくありません。思春期に反抗期がなく、親の言うことを従順に守ってきた女性は、「親に反抗するためにダメ恋を守る」という行動に出ることがあるのです。

対策は「自分を大切にすること」

親の過干渉が元で自尊心・自己肯定感が低く、ダメ恋をしがちな場合、「自分を大切にすること」が1番の対策になります。プライドを持って、自分に本当にふさわしい男性を見極めるようになるのです。

そして、自分を大切にするというのは、自分の魅力・能力がとても価値が高いものだと認め、きちんと尊重すること。自分の時間も大切にしなければなりません。

自己中な彼氏に夜中いきなり呼び出されても、ホイホイ出かける必要はないのです。「会いたかったら、お前の方が私の家まで来い」くらいの意識を持ちましょう。

確固たる「私」が確立して、自信が持てるようになると、まず言動が変わります。メイクやファッションもガラリと変わる人もいますが、周囲に与える雰囲気がかなり変わるんです。

また、男性の見方も変化して、近寄ってくる男性のタイプも今とは違ってくるはず。だめんずが寄り付きにくい空気が漂うようになりますよ。

対策は「自分を大切にすること」

まとめ

過干渉の親は、自分が干渉している自覚がなく、あくまで「正しい教育をしている。子供の意志を尊重している」と思っているので、親の過干渉から逃れるのはまず無理です。

そして、人間は性別に関係なく、20代後半~30歳頃から価値観や思考が固まって柔軟性が失われるため、親に変わることを求めても不可能だと思ってください。

私自身がそうですが、もう割り切るしかありません。「干渉したいならすればいい(でも私はスルーしますけどね)」と放っておくのが1番です。

また、実家を出て、物理的に親が干渉しにくい距離を作ることが大事ですし、何でも親に報告する癖があるなら、それを一切やめることも大切です。

自分で考えて、自分で決めて、そうして自尊心・自己肯定感を作り上げて自信をつけていきましょう。揺るぎない「私」ができあがれば、自然とダメ恋から卒業できるはずです。

Written by 沙木貴咲

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