婚活すれば年収1000万円を超える男性を見つけることは簡単、そう思っていませんか?
確かに、ハイスペックな人が多いのも事実ですが、年収1000万円の男性を見つけるというのは相当無謀な賭けになります。
なぜそうなるのか、データとともに見て行きましょう。
男性の年収
~500万円 :約60%
500万円~800万円 :約27%
800万円~1000万円 :約7%
1000万円超 :約6%
という結果が出ています。これはあらゆる年齢の男性平均年収の分布ですから、当然、年齢が高い部長級(既婚者が多い)のほうが年収が高いわけで20代~30代の結婚適齢期、ボリュームゾーンの独身者男性はもっともっと少なくなります。
婚活の場で年収1000万円超の男性を見つけることは、砂漠で砂金を見つけるようなことだとお分かりいただけると思います。
もう一つデータをお示しします。男性の年収と結婚率の相関関係です。
『内閣府 平成26年度 結婚・家族形成に関する意識調査』 『総務省 2012年 就業構造基本調査』等より、年収と未婚率(逆にすれば既婚率)を見てみると
男性の年収 未婚率
こうなります。ここから以下のことが考察されます。
・男性の結婚率(既婚率)は年収に比例する
・年収の高い男性ほど結婚している
・年収1000万円超えると、結婚しなくても満足できる「独身貴族層」が現れる
年収が高い男性(IT企業の社長などがイメージしやすい)は異性がいらないわけではなく、その年収があれば特定の女性と結婚しなくても、性的な事を含めて満足できるということでもあります。
複数の彼女がいるようなイメージですね。独身貴族タイプのほうが稼ぐのかもしれません。
余談ですが、女性の場合は年収と結婚率はあまり関係なくて、ほぼ同じ割合で推移します。1000万円超える女性は独身率が上がり、これは「男性に頼らなくても」的なバリキャリタイプが増えるのだと思います。
・独身、結婚適齢期で年収1000万円以上の男性は非常に少ない
・年収1000万円以上の層は「結婚」に重きを置いていない人が多い(だから独身率が上がる)
・つまり、年収1000万円の結婚適齢期の独身者がいたとしても、婚活をしてまで結婚したいと思う人は少ない
・結婚したい人は婚活しなくてもとうに結婚している
・ハゲた40歳以上のオヤジ
・メタボ体型
・明らかに「彼女いない歴=年齢」
・名家に生まれたが(自分の家の会社なので年収が高い)超マザコン
そんな感じの人でもよければいるかもしれません。
最後に、この年収だと妻に共働きを求めません。自分の稼ぎだけでハイクラスな生活ができるので、専業主婦になってもらいたい男性が多いですし、もっと言うと(女性はいくらでも寄ってくるので)、若くてきれいな女性を妻にしたいと思っています。
要は「トロフィーワイフ」ならいいのですが、外見、容姿はいかがでしょうか? 高年収男性と釣り合う女性は「若くてきれい」なことです。残念ですが、婚活に置いては男性の年収と女性の年齢、容姿が等価交換になっていることに注意してください。
それでも、年収1000万円以上の男性がいいですか?
何が何でも年収1000万円にこだわるならば方法がないわけではありませんが(別の機会に書きます)、上で書いたようなハゲたメタボオヤジでもいいのでしょうか?
男性をATMとして見るのであれば、相手の男性もあなたに期待するのは容姿、若さ、そして肉体だということです。そういう夫婦も1つの在り方ですが、お金ではない価値観もあるはずです。
Written by 松田(松本)謙太郎