この不景気に結婚の相手の年収にこだわるなんて愚の骨頂だった!?

アラフォーで結婚した行き遅れ女子(他の皆さんはそんなことありませんのであしからず!)のKuma*Kumaです。結婚相手の希望年収1,000万円なんて時代もありましたが、さすがに不景気続きの日本で、そんな非現実的な結婚相手を探す女性も少なくなってきました。

とはいえ、なかなか結婚に至れない婚活女性と相手の年収のあいだには、深~い溝があります。

年収からみた、今どきの結婚観と現実を探ってみましょう。

結婚前に把握しておきたい結婚相手の年収

年収1000万の現実を知る

国税庁が発表した平成28年分の「民間給与実態統計調査」では、年収1,000万円以上の男性は全体の6.6%。いないわけはありませんが、あまりにも狭き門です。

一方、300万~400万の収入男性は、構成比18.2%と最も多いので、本気で結婚をしたいならこのあたりが妥協ラインではないでしょうか。ちなみに職業別の平均給与では、最も高い電気・ガス・熱供給・水道業でも769万円で、1,000万円には及びません。

青田刈りも青田買いも難しい

6.6%の高収入の男性は、同じ年代なら既に青田買いされて既婚者です。もし独身だとしても言い寄ってくる女性をばっさばっさと振り切ってきての独身なので、女性を見る目は非常にシビアです。しかもライバルは若い女性ともなれば、その男性の心を射るピンポイントがない限り勝算はありません。

かといって、年下を青田刈りする勇気があるのかといえば、それもなし。そもそも海のものとも山のものともつかない男性と結婚できるなら、年収300~400万の結婚適齢期の男性と結婚しています。
青田刈りも青田買いも難しい

男性が望む世帯年収

男性の平均年収からもわかるように今どきの結婚は、男が女房子供を養う一家の大黒柱ではなく、二人で働いて生活すれば家賃も生活費も節約できるから結婚する、夫婦共働き結婚が前提です。

平均年収もしくはそれ以下の男性が専業主婦を望む場合、子供が増えるたびに1円でいがみあうような節約生活になるので、それを良しとするかどうかです。

相手の年収に執着すると結婚を逃す

ここまで独身なら理想は下げられないとか、生活や買い物のレベルは落としたくないなど、結婚 年収に執着し過ぎると、確実に結婚のチャンスを逃します。

結婚はゴールではなく、二人の新しい生活のスタート。子供を望む男性はもちろん、そうでない男性でも、結婚相手は若いに越したことはないと思っています。女性は1歳年を取るたびに、バツの数や子供などの肩書きがあればあるほど、結婚市場の商品価値がなくなっていきます。
相手の年収に執着すると結婚を逃す

結婚後に訪れる家計の危機

リストラでの危機

大手企業のリストラが相次いでいる中、今やどんな高収入の男性と結婚しても安泰はありません。

大手企業に新卒からずっと勤めてきた男性は、それなりにプライドも高く、再就職先の条件との折り合いに苦労します。その間、鬱になったりイライラしする夫のケアと育児、仕事、目減りしていく銀行の残高のなかで家庭を支えていかなければいけません。

病気や事故で結婚 年収の危機

あなたや夫が病気や事故にあっても、生活は一変します。

カジメンもイクメンもこなす高収入の夫と子供二人、パートで働く妻という幸せな家庭が築けていたとしても、夫の事故や病気で一変します。貯金の蓄えや保険加入でお金の心配がないとしても、夫の介護と子育て、収入など突如として自分の肩にのしかかるのですから、妻の肉体的、精神的な負担は相当なものです。
病気や事故で結婚 年収の危機

年収へのこだわりはほどほどに

婚活は短期集中

年収にとらわれて値踏みにしていると、婚活における自分の商品価値がどんどん下がり、まわりの独身男性もどんどん条件が悪くなっていきます。

あの時あの人にしておけば……という後悔をしないためにも、早めに落としどころをつけたほうが得策です。

年収よりもサバイバル力

不慮の事故や病気、リストラは、いつ自分の身に降りかかるかわかりません。

今の時代は、高収入、高学歴の打たれ弱い男性よりも、年収はそこそこでも経済観念がしっかりとした、節約や資産運用ができるサバイバル男性を選んだほうが、将来的に安心です。

 

参考:民間給与実態統計調査

Written by Kuma*Kuma

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