「結婚したら変わる」とよく耳にしますが、これは本人たちだけでなく、本人たちの周囲が何か変わるということもあります。
自分自身に変化はなくても、周囲が「独身者」と「既婚者」に対しての意識が違うのです。結婚したら変わる、周囲の反応や変化を既婚女性に聞いてみました。
「経済的な面を考慮してか、贅沢なお誘いがなくなってしまいました。以前はランチも遊びに行く場所も少しお金を使う場所だったのに、今ではコスパのいいお手頃価格のところばかり。不満というほどではないけれど、たまの遊びくらい贅沢しても問題ないのになと思いました」(27歳/アパレル)
既婚者相手だと「家庭のこともあるし……」と、ついつい考えがちです。その結果、贅沢なお誘いをするのは気が引けてしまうのでしょう。
「嫌だったら断るよ!」というタイプの人もいますが、誘われたら断れないタイプの人もいます。後者の場合だったらお誘い自体が迷惑になることもあるので、最初から誘わないというスタイルにされてしまうのかも。
「結婚をした途端、連絡をくれる独身友達が減ってしまいました……。妬まれているのか、それとも既婚者とは話が合わなくなると思われたのか……。ちょっと寂しくなりました。こちらから誘っても『でも旦那がうるさいでしょ?』と言われて遊べません」(30歳/専業主婦)
妬みたくなくても、既婚女性を妬んでしまうことはあるでしょう。人間ですから仕方のないことです。独身友達も、既婚になったらまたわだかまりなく付き合えるときもあります。悲しいですが距離が離れた友達のことは一旦おいておいて、仲良くできる人と交流しておきましょう。
「既婚者というだけで『ちゃんとした人』と思われるみたいで、営業先からも信頼されるようになりました。特に初対面の人からは、既婚かどうかが相手を判断するひとつの基準とされていることが身にしみてわかりました。既婚者というだけで営業成績が上がり収入もよくなったため、少し嬉しいです」(34歳/保険)
既婚者=人に選んでもらえた人、常識人という解釈をする人もわりといます。「いい年齢して独身なんて、なにか問題のある人じゃないの?」と露骨に言う人もいますからね……。
信頼されやすくなるのは仕事で大きなメリットになると思います。収入アップにも繋がったのならよかったですね。
「今までもらっていた誕生日プレゼントは、かわいい飾りものとかオシャレなアイテムとかが多かったのですが、今では家電製品や実用的なものが多くなりました。生活にも役立って便利ではあるのですが、特別感は減ったかもしれません」(33歳/住宅)
結婚していると、実用的なものの方が喜ばれると思われがちかもしれません。特別感を求めない人にはいいプレゼントだと思います。
ほかにも、「旦那さんと使って」という言葉とともに、誰かと一緒に使えるアイテムをもらうことも増えたのだとか。パートナーも視野に入れたプレゼント選びもされるようになるのですね。
独身者と既婚者では、周囲の反応がどうしても変わってしまいます。その変化をいいものととらえるか悪いものととらえるかは、あなたの考え方次第です。
あなたにとって不満のある変化であれば、これ以上変化が大きくならないように考えてみましょう。例えばプレゼントなら、自分からリクエストするのもいいですよ。
変化を受け止め、あとはあなたが楽しくなれるようにしていきましょう!
Written by 神之 れい