「結婚は人生の墓場」という言葉がありますが、この言葉はどちらかというと男性が使う印象です。果たして既婚男性は、「結婚は人生の墓場」なんて思っているのでしょうか。
この記事では、「結婚は人生の墓場」とは思えない、結婚してよかったと思った男性のエピソードをご紹介します。
「独身時代の食事といえば外食が中心で、ラーメン、焼肉、コンビニ飯と、身体に良くないものばかりでした。食生活の悪さが原因で体臭も発生するという始末。しかし、結婚してからは妻の手料理でずいぶん健康的になりました。独身のままだったらすぐに病気になったと思う」(39歳/建設)
こちらの男性、現在は自分でも料理をするようになり、充実した食生活を送っています。気になっていた体臭も消えました。
手料理といっても、栄養バランスばっちりの手間がかかる料理ではないそう。それでも、外食続きの食生活よりもグッと調子のいい生活に変わったとのことです。
「共働き夫婦なので収入面に不安はありません。おまけに一人暮らしと違って食材も日用品もまとめ買いで安く手に入るし、一人暮らしのときより経済的に豊かになりました。子どもがいないこともあって、お金の不自由さは感じません」(28歳/運輸)
結婚しない理由として「経済的に無理」「お金が自由にならない」という声も聞きますが、こちらのケースは結婚したことで豊かになったとのこと。
子どもができれば状況もまた変わってきますが、二人暮らしなら特に問題もないようですね。
「独身時代は見える世界がとても狭く、自分勝手な人間だったと思います。結婚した同僚が飲み会に参加しないことも、『つまらない奴になった』なんてひどいことを思っていました……。人それぞれの状況、考え方にも理解するようになったし、人に優しくできるようになりました」(40歳/メーカー)
誰かと住み始めることで、「いろいろな家庭・生活スタイルがある」と学ぶ人は多いと思います。結婚となれば、もっと深く広く、知らなかったことを知ることになるでしょう。
今まで理解できなかった他人の事情を思いやれるようになったのなら、人として成長したと言えそうです。
「家族になってくれる人がいるって、本当に心強いですよ。特に体調が悪いとき、災害に遭ったときにそばにいてくれる人がいるって幸せです。精神的な支えができることで、僕も前向きに頑張ろうと思えます」(32歳/介護)
結婚は家族になるということです。同棲とは違い戸籍上家族であるなら、なにかあったときも家族として連絡をしてもらえます。それだけ特別な存在ということです。
結婚して守るものができるのは負担が大きいと考える人もいますが、守るものがあるからこそ、しっかり生きていけるという面もあるでしょう。精神的な支えが大きなエネルギーになると思います。
もしも彼氏が結婚を渋っているのなら、それは結婚のデメリットばかりに目がいっているからかもしれません。
メリットばかり見せるのも問題ですが、少しは結婚の良さに目を向けてもらえるようにしてみてはいかがでしょうか。
もちろん、あなたも「結婚してよかった」と思えるような人間になる努力を忘れないでくださいね。
Written by 神之 れい