周りの女友達と同じようにオシャレもするし、合コンや街コンに参加してみたりもするのに、なぜか彼氏ができない。できても長続きしない……という場合、ひょっとして恋愛以外のことがスムーズに進展していませんか?
たとえば、それほどガツガツしてもいないのに出世できているとか、自信がない業務を任されても不思議とうまくいく、なんだかんだ言って順調に昇給しているなど、仕事面で不満・不安が少ないなら、「ちょっと偏った運命」を持っているのかもしれません。
オシャレを怠けているわけではなく、彼氏を作ることには前向きなのに、自分だけフリーの状態が続いていると、彼氏持ちの女友達を横目で見ながら、「私だけツキに見放されているんだ」とか、「私だけ幸せになれないんじゃないかしら?」などと悲観的になるのでは……?
ひたすら恋活・婚活にいそしんでいるのなら、やっぱり落ち込んでしまいますよね。
でも、スピリチュアルな表現の仕方をすると、人間は誰でも同じ大きさ(量)の幸せを持っていて、「私だけ不幸」という状態にはならないといえます。
人間が生涯のうちに得られる幸福が、100コ用意されているのなら、みんながどこかで100の幸せを実感できるのです。
だから、周りと自分を比較して卑屈になるのは、とりあえずやめましょう。自分は自分。他人は他人。被害妄想を抱いていじけるのは、受け取れるはずの幸せさえも遠ざけてしまうかもしれません。
現状がどうであれ、まずは「自分は幸せになる権利がある」と堂々としていましょう。
人間が持ちうる幸せが100コあるとして、そのうち70コが仕事面での成功で、30コが愛情面での希望が叶うことだとすれば、冒頭で述べたようなバランスの悪さが表れる可能性があります。
実際に、芸能人でも一世を風靡するような人気を博して大成功した女優、女性アーティストが、プライベートでは離婚を繰り返しているとか、熱愛報道が出ても破局ばかり……などといった話は珍しくありません。
逆に、20代半ばで結婚して、子どもにも恵まれて旦那さんも優しくて、絵に描いたような幸福を手に入れている専業主婦が、実は「仕事を辞めずに続ければ良かった」「家事と育児に追われる生活なんてウンザリ」と不満を抱くことは、よくある話です。
つまり、自分がどのジャンルで幸せを手にするかは選べないということ。愛情面での幸福が50で、仕事面での成功が50であれば、バランス良くほどほどに幸せになれるかもしれませんが、全員がそうとは限らないのです。
仕事での成功が約束された運命を生まれ持つ女性は、本人の意志とは関係なく、出世街道を突き進んだり、独立して社会的影響力を持つようになったりするでしょう。
また、そういう場合、恋と結婚で充実できる機会は、ほかの女性に比べると少ない可能性があります。
全体的に仕事で幸福を手に入れやすい女性は、恋活・婚活で人一倍努力する必要があります。
普通の生活を送っていても、運命は仕事面で好転しやすいので、待ちに徹するのではなく、自分から出会いの場へ赴いて、積極的に行動したほうが良いでしょう。
また、自力で彼氏を作れるか自信がない場合は、結婚相談所や信頼できるカップリングサイトを利用するのも1つの手です。何となく出会いを求めて、何となく恋に発展すればいいなあ……ではなく、専門ツールを使って出会いを交際や結婚に直結させるのが確実です。
仕事方面で成功しやすいからといって、絶対に彼氏ができないわけではありません。与えられた100コの幸せが仕事に偏って、愛情面の割合が少ないとしても、ゼロではないのです。やり方とやる気次第で、恋人は作れます。
出会い方やプロポーズなど、理想のシチュエーションはあるかもしれませんが、目的は「彼氏を作ること」。そこに意識を集中させれば、交際までの経緯にはこだわらなくなるはずです。
Written by 沙木貴咲
Written by 沙木貴咲