夢には、顕在意識に上がってこない深層心理があらわれたり、少し先の未来が暗示されていたりします。泳ぐ夢、落ちる夢、蛇の夢……強い意味を持つ夢はいくつかありますが、「猫の夢」も女性にとっては注目すべきものです。
いったいどんな暗示が隠されているんでしょうか?
猫に引っ掛かれたり、俊敏に動き回る猫を見かけたりする夢は、厄介な女性に翻弄される可能性を示します。自分の恋を応援してくれているはずの女友達が、実は裏切っているとか、気まぐれな女性の登場に振り回されて疲れる、といった展開を暗示するのです。
恋愛が順調に進展しているときに、こうした猫の夢を見るなら、ちょっと警戒したほうが良いかもしれません。自分に好意的な女性を冷静に見つめ直して、新たに知り合う女性に対しては、程良い距離を取るのが賢明だといえます。
特に、猫が何匹も出てくる夢は、対人関係に注意が必要です。猫の数が多いほど強い警告を示しますので、油断は禁物!
シチュエーション、ストーリーがどんなものかにもよりますが、白猫は大抵「男性を強く惹きつける魅力的な女性」を表します。好きな男性が白猫をなでて可愛がっている場合、あなたは男性から好かれている可能性が高く、恋愛はスムーズに進展するでしょう。
また、好きな男性が白い猫をじっと見つめていて、触りたそうな顔をしているのに簡単には触れさせないのなら、「もっと自信を持って、凛とした振る舞いを見せるべき」というメッセージドリームかもしれません。
白猫の後について歩いて行ったら、見知らぬ男性と出会った……そんな夢を見たならば、近々ステキな出会いがあるかもしれません。
黒猫というと、少し不吉なムードを感じるかもしれませんが、夢においてはむしろ、幸運の前触れを示すことが多いといえます。
たとえば、家の中に黒猫が入ってくる夢は、思わぬ幸せが舞い込んでくる暗示。黒猫に導かれるように、好きな男性が部屋に入ってくる場合、彼との距離がぐんと近づくかもしれません。しかも、向こうから行動を起こしてくれそうです。
猫を探す夢は、新しい恋を求める気持ちが高まっていることを示します。あちこちを探して猫を見つけたなら、それほど経たずに出会いがあったり、彼氏候補が見つかったりするはずです。
一方、一生懸命に探しても猫を探し出せない場合は、「恋がしたい。彼氏がほしい」と思い込んでいるだけで、本当は恋愛が必要ないのかもしれません。
親に言われて婚活を始めたとか、フリーの期間が長くなって焦って恋人を作ろうとしているときは、自分の本音を見失っている可能性があります。
恋をしなくちゃ! と焦りはするものの、実際にはおひとり様の生活に満足していて、恋人や結婚相手が要らない状態だったりするのです。
吉夢か凶夢かは、夢のストーリーや登場人物だけでは判断できません。猫と遊んでとても楽しいと思ったのに、それが実は女友達に裏切られていた……という事実の表れかもしれないのです。
どんな猫が自分に対してどういう態度を取ったか、猫にどんな気持ちを抱いたか、何匹いたか……など、総合的に判断するのが良いでしょう。
起きた後も夢の記憶がしっかり残っている場合は、特に強いメッセージが含まれているので、無視しないで意味を探ってみたほうが良さそうです。
Written by 沙木貴咲