こんにちは、トイアンナです。若かりし頃は「結婚したい」と周りで聞くことも多かったのですが、熟成したアラサーにもなればネクストステップ「離婚したい」が見えてくるものです。
あなたの友達が結婚して早々に「離婚したい」と言い出したなら、大半はお相手が激ヤバ案件です。今までのご相談事例でも隠れて借金が数百万円あった、DVに浮気など「今すぐ逃げろ」と言いたくなるようなものばかり。
私もこれまで匿名でかくまってくれる住居や法テラスの案内を何度もしてきました。そこでさっと離婚へ踏み切れる女性は全く問題ありません。
あるいは「子どもがいるから小学校を卒業するまでは」と忍耐の精霊と化す方もいるでしょう。ところが経済的な不安もなく、いつでも離婚できる状況なのに「離婚したい」と言うだけで、一向にものごとを決められない女性がいます。
今では和らぎましたが、離婚へネガティブなイメージを抱く方はいます。結婚相談所では無意識に初婚を条件へ入れる人が多いですし「バツイチ」を自虐ネタにする芸人もちらほら。
確かに夫婦円満なことは幸せでしょう。けれど職業と一緒で、最初に選んだ場所がベストかどうかは判りません。
むしろ「失敗した!」と思ったらさっさと逃げ出すことが、また幸せになるためのスタートボタンでもあるのです。ところが「離婚したい」と言うだけの女性は、そこで親の意見や世間体と戦おうと考えません。
世間の「結婚して子供を産むのが幸せ」というテンプレートにはまりたい、けれど自分は離婚したい。となれば2つを抱き合わせて、こんな発言が飛び出します。
「離婚したいけど、やっぱり子供が欲しいし。でも夫の子を産むのは死んでもイヤ。あの人とは食事も別にしてるし、休みも口をきいてません。結婚1年目からずっとこうです。ただ子供が片親を引け目に感じたらどうしようと思って。子供を産む予定はないですけど」
「何言ってんだこいつ、全然言ってることがかみ合わねえ……」と思った方も多いでしょうが、これは実際のヒアリングを書き起こしたものです。
周囲が求める幸せとやりたいことのギャップを認識しないと、いつまでも「離婚したい、けど」を繰り返すしんどい人生が待っています。
もし「別れたい、でも」「離婚したい、でも」と思うことがあれば、ノートとペンを取り出して世間が望んでいることと、自分が本当にやりたいことを別の項目に書き出してみましょう。
知らぬ間に周りの意見に飲まれないよう、自分の望みを優先できる生き方へチャレンジする土台を作っていきましょう。
Written by トイアンナ