こんにちは、トイアンナです。
「かわいいは、作れる!」とヘアケアブランドのエッセンシャルがCMで流した時、あまりの衝撃に電流を流された思いでした。
メイク、ヘアセット、ネイル、ファッションと美容へ心血を注ぐ女性たちを勇気づけるキャッチコピーです。
ですが、残酷なことに「かわいい」は整形せずに作れません。ここで私が書いているのは男性基準での可愛さです。
男性と女性では「かわいい」と判断する基準が異なります。そして女性が「かわいいは、作れる!」と信じているのはあくまで女性基準のかわいさなのです。
では女性基準の「かわいい」とは何か。答えはひたむきな美への努力です。
髪の毛には天使の輪が広がり、王道ながらトレンドを押さえたコーディネート。
ネイルは甘すぎず辛すぎないジェルで覆われ、季節ごとにバッグを変える。頭の上からつま先まで手抜きがないモデル体型の美ボディ。これが女性基準の「かわいい」に必要な最低条件です。
さらに女性基準の「かわいい」には、マナーのよさ、言葉遣いの丁寧さ、屈託のない笑顔、友達を立てる謙虚な性格といった中身に関する条件も入っています。
友達が落ち込んでいたら真っ先に慰めてくれるような、同性モテする性格もそなえた女性を「かわいい」と呼ぶのです。
では、男性基準では何を「かわいい」とするのでしょうか……顔の造形です。
顔のパーツがシンメトリーに近く、鼻が高くて目が大きい。すっぴんでも美人な顔が「かわいい」と呼ばれます。だから整形でもしない限り、男性基準での「かわいい」は満たせないのです。
実際に私の友人でメイクもしなければ髪もぼさぼさ、不愛想で友達の少ない美少女がいます。
女性から見ればとうていかわいくない存在ですが、彼女は電車で告白されるわ待ち伏せにあうわとモテモテ。男性基準では美への努力より、シンプルに結果だけを「かわいい」とされる残酷な現実があります。
男女でこれほどまでに違う「かわいい」の基準へ無理して合わせても苦しいだけ。もしかわいくなりたいなら、自分基準の「かわいい」が何かはっきりさせましょう。
自分基準でかわいくなるために整形してもいいし、メイクに励んでもいい。あるいはすっぴんがあなたをよりかわいくするのかもしれません。男女にとらわれず、あなたが自分を好きになるためにできる「かわいい」基準を、考えてみませんか。
Written by トイアンナ
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