社会人になれば、恋のきっかけを職場に見つけることが多くなります。事務職で内勤をする女性は特に、毎日顔を合わせる男性同僚を好きになるケースが少なくないかもしれません。
筆者がかつて勤めた会社の先輩は、「オフィス内で彼氏を見つけるのが当たり前」と考えていて、たまたま一緒にランチをした時に、「アナタは誰がタイプなの?」と聞かれたことがありました。残業が多い職場だったので、自然とそういう思考になっていったのでしょう。
ただ、職場恋愛は日常を共に過ごすせいか、男性から恋愛対象外と見られてしまう女性もいます。ちょっとした癖、発言、態度などが「ナシ!」と思われてしまうのです。
前述の先輩は、職場で彼氏を作ることを当然と考えていたので、オフィス内には元カレもいました。実年齢より若く見える女性でしたから、男性ウケは良かったようですが、元カレの存在を知ると、みんなサーッと引いていました、やっぱり……。
このパターン、元カレが部長、役員、社長という肩書がつくともう、誰も手を出せないですよね。どんなに魅力的な女性でも、男性は「自分の身が危なくなる」と敬遠したくなるはずです。
また、元カレの職位が何であっても、オフィス内で不倫の過去がある女性は、男性から嫌われてしまうでしょう。不倫をする女性に対して、男性はそもそも良い印象を持ちません。「人のものを取る女性」として、最初から恋愛対象には見なくなるのです。
恋愛において匂いはかなり重要で、「クサい人」は、まず好かれません。今どき汗臭い人はそうそういないでしょうが、匂いのキツイ食べ物を好む女性は少なくないはず。視覚から得る情報より、嗅覚から得る情報のほうが意外とインパクトが強いのです。
筆者の男友達にこんな人がいました。料理上手の同僚女性のお弁当が、匂いのキツイおかずが多くて困ったそうです。その人は、数種類のスパイスを使ってドライカレーを作ったり、自分でキムチを漬けたりして、それ自体の匂いは美味しそうだとしても、男友達いわく、「仕事の邪魔になる。会社でそういうアピール要らない」とのこと。
職場は働くところですから、仕事の邪魔になる匂いを発する女性は、どうしても敬遠されてしまうようです。
何かあると、「じゃ、その件については、みんなで一緒に考えてみます」とか、「○○さんにちょっと相談してみて決めます」などと言う人がいます。いわゆる「ほう・れん・そう」の範疇(ハンチュウ)であれば、社会人として当然なのですが、何でもかんでも周りを巻き込みたがる場合は、男性に距離を置かれているかもしれません。
特に、女性同士で群れたがり、些細な内容も同僚女性に相談するタイプは、職場恋愛の対象からは外れてしまうでしょう。一対一で話をする機会が作りづらく、恋に発展しても、関係が社内の人間にダダ漏れになる可能性が高いので、男性は危険視するのです。
職場恋愛をするとなれば、口の堅さも重要なポイントになります。女子高のノリであけっぴろげに恋バナをする女性は、男性からすると「子どもっぽい」「信用できない」と思われるでしょう。
Written by 岡崎咲