結婚式の招待状が届いたら、まずしっかり準備しておきたいのがご祝儀。ドレスやヘアスタイル、ネイルに気を取られて、当日の朝、コンビニまで焦ってご祝儀袋を買いに行った……なんて女性も少なくないのでは?
そこで今回は、うっかりミスしがちなご祝儀NGマナーを大特集! 後ろ指刺されないためにも、サラッとおさらいしておきましょう。
結婚式のご祝儀は、夫婦の別れを連想させる「偶数」や、「4」「9」といった不吉な数字は避けるべきだといわれています。一人で出席する場合は3万円、夫婦で出席する場合は5万円を目安に、包みましょう。
ただし、事情があって偶数になってしまう場合は、1万円札1枚と5千円札2枚など、お札の枚数をちょっとアレンジして渡すといいかもしれませんね。
ご祝儀には、新しいお札を持って新しい生活をお祝いするのが大人のマナー。結婚式を心待ちにしていたことを伝えるためにも、銀行で発行した未使用のお札“新札”を準備しておく必要があります。
でも、うっかり忘れて手元に新札がない……。そんなときは、シワの少ないピン札を選んで包みましょう。間違っても、直前になってシワシワのお札にアイロンをかけるなんて失態のないようにご注意を!
結婚式のご祝儀袋は、1度結んだらほどけない「結びきり」の水引き。間違っても「何度も繰り返してしてほしい」意味が込められた蝶々結びを選んではいけません。
蝶々結びの水引きは、結婚式ではなく、次の幸せである「出産祝い」に用いましょう。また、中身の金額に見合ったご祝儀袋を選ぶように心がけてくださいね。
手元に筆ペンがないからといって、手頃なボールペンでご祝儀袋に記入するなんてダメ! 結婚式の日を楽しみにしていたことを新郎新婦に伝えるには、墨と筆を用意して手間をかけて書く必要があるのです。
ちなみに、事務用品であるボールペンや万年筆はもちろん、薄い墨やかすれた文字はお葬式など弔事で使われるものなので、絶対に避けましょう。
クラッチバッグなどにそのままご祝儀袋を入れて、受付で出すなんて絶対ダメ。でも、ふくさに包んで渡せば何でも構わないという訳ではありません。
慶事用に使うときは暖色系の明るい色、弔事用に使うときは寒色系の沈んだ色を選ぶのがマナー。小さめの風呂敷やハンカチで代用することも可能ですが、どちらにも使える紫色のふくさを1つ持っていると安心ですよ。
意外と見落としていたポイントがあるのではないでしょうか。今回ご紹介したような基本的なマナーを見直せば、結婚式当日に恥をかくことはありませんよ。
あとはご祝儀を渡すとき、素敵な笑顔で「本日はおめでとうございます」「お招きいただき、ありがとうございます」と伝えれば完璧です。大切な人の幸せを最高のかたちで祝福してあげましょう。
written by mook