恋のスタイルは人それぞれですし、どんな風に恋愛をするかは、その人の自由です。けれど、ある程度の年齢になれば、「してはいけないこと」も出てきて、「好きだからって、そこまでしていいのか?」と突っ込まれることもあるでしょう。良かれと思っても、男性からガッカリされてしまう言動があるのです。
ニコニコと笑顔が多い女性は、男性ウケが良いです。明るい雰囲気は恋に効果的だとよく言われますが、だからといって「笑顔すぎる」のも考えもの。たとえば、気合を入れてしっかり頑張らなきゃいけない状況で笑みを浮かべていたり、深刻な場面で笑っていたりするのは、さすがに空気が読めていないでしょう。
また、鋭いまなざしで何かに集中するとか、悔しさや悲しさを正直に表情にあらわすといったことが、男性の目に「魅力的」と映るケースもあるのです。笑顔は確かに大切ですが、アピールするなら時と場合を選ぶべきでしょう。
素直で正直な女性は、男性から好かれます。ウソツキを彼女にしたいなんて、誰も考えません。けれど、何でも素直に彼氏に伝える女性は、ただの「空気が読めない人」だったり、「思いやりに欠ける女」だったりするのです。
ありのままの私を受け止めてほしい……と望む女性が、最近は多いように感じますが、男性から少し見当違いの優しさを示されるとか、彼氏のプレゼントが全然好みじゃない、などという場合も、とりあえずはニコッと笑って「ありがとう」と述べるべきでしょう。
自分はそういうことをされても嬉しくない、こんなの好みじゃない、なんて正直に言えば、場の空気が白けるだけです。他人の好意を汲めない女性として、人間性を疑われるかもしれません。
学生時代や、20歳そこそこの年齢なら、彼と会いたいと思えば夜中でも、平日の夜でも駆けつけたかもしれません。彼氏だって、「今から会いに来て」と熱烈なメッセージを受け取れば、嬉しかったでしょう。
けれど、アラサーにもなれば、情熱だけで恋愛はできないのです。あふれんばかりの想いを伝えたつもりが、男性に「ありえない」「何そのワガマ」と、幻滅されてしまいます。30前後の男性は、仕事が段々と忙しくなり、職場における責任も重くなり始めます。そんな状態で、夜中に会いたいと言われても、迷惑なだけ。付き合いきれない……と、距離を置かれてしまうはずです。
恋愛依存の状態だと、彼氏も疲れてしまいますし、恋は長続きしませんが、恋愛よりも仕事を重視しすぎる女性も、男性からはガッカリされてしまうでしょう。
「仕事<恋愛」という女性は子どもっぽく、仕事に一生懸命取り組む男性にとって、自分の価値観を理解してくれない人と映ります。
一方、「仕事>恋愛」という女性は恋愛対象になりにくく、彼女として付き合っても大事にしてもらえないだろうと、男性は考えるようです。アラサー女性であれば特に、ちょうど良い仕事と恋愛のバランスを保っていてほしいものです。極端に偏った感覚を持っていると、やはり人間性を疑われてしまうでしょう。
ファッション業界で仕事をしているわけでもないのに、いい年をして髪の毛がピンク色とか、部屋着じみた服にノーメイクなど、オシャレに無頓着すぎるアラサー女性は、男性から恋愛対象に見られないだけでなく、「常識が欠けている」と思われるようです。
特に、職場でどういう格好をするかは重要。20代も半ばをすぎたら、メイクをして人前に出ることは礼儀ですし、オシャレをしていても露出が高めだと、「下品」というイメージがついてしまいます。着飾ることが苦手な女性は、「わからない」「できない」と言っている場合じゃないかも……。『Sweet』『美人百花』『BAILA』など、自分の好みに合ったファッション誌を1度、じっくり読んでみると良いでしょう。
10代、20代の恋愛は、かなり破天荒でも若さという特権で許されてしまうところがありますが、25歳をすぎて30歳を迎えようかという年齢になれば、恋をするにも一般常識が大事です。世間の同世代がどういう感覚を持っているのかを、ある程度把握して、自分の中に取り込まないと、やっぱり「この人、おかしいんじゃないの?」と思われてしまうでしょう。
私は私! という感覚が強い人ほど、視野を広く持って、柔軟に世間と協調することが必要かもしれません。
Written by 岡崎咲