関東と関西では文化や言葉が違います。個人差はあれど、ある程度の違いを感じる人は多いのではないでしょうか。
例えば関西女子が関東男子とデートをしたとき、出身地域が違うからこそ苦悩してしまったエピソードもあるはず。
今回は、関東男子とデートして苦悩したことを関西女子に聞いてみました。
「関東から関西にきたばかりという関東男子とデートしました。美味しいお店を紹介してほしいと言われたので私がお店選びをしたのですが、そのお店のクーポンを用意したら『たった数百円のためにクーポンだすの? みっともないよ』と呆れられました」(31歳/飲食)
数百円でもお金は大切です。せっかくお店がクーポンを発行しているのですから、それを使わない手はありません。浮いた数百円で一緒にコーヒーの1杯でも楽しめるかもしれないのですからね。
「関東男子が素敵なパスケースを持っていたので、そのパスケースの値段を聞いたらめちゃくちゃ怒られました。関東男子いわく、値段を聞くのは下品とのこと。関西ではわりと普通の会話だと思っていたのですが……」(29歳/美容)
「それなんぼしたん?」と聞くのは関西人の定番かもしれません。素敵なものを持っていれば特に意味はなくても値段を聞いてしまうもの。安ければ「いい買い物したね!」と、相手を褒めるきっかけにもなります。
「関東男子が『朝食に食パンを3枚食べる』と言ったので、『食べすぎじゃない!? 私1枚しか食べられないよ』と言ったら『はいはい、少食アピールね』となんだかバカにしたような言い方をされました。あとで調べると、関東は8枚切りが主流、関西は5か6枚切りが主流だったんですよね……」(35歳/金融)
関東と関西では、1枚あたりの主流になる食パンの厚さが違います。関西の食パンは関東の食パンよりも分厚いのが特徴ですね。この違いを知らないと、勝手に「少食アピール(笑)」なんて思われるようです。
「お好み焼き屋でのこと。お互いに1枚ずつ注文し、私が自分の分を黙々と食べていたら『なんでシェアしないで一人で食べるの!?』と言ってきたり、お箸ではなくコテ(※ヘラ、テコとも呼ぶ)で食べていたら『ちょっと品がなくない?』と言ってきたりした。これが関西スタイルだと思うんだけれど……」(26歳/介護)
こちらの関東男子は「お好み焼きはシェアするもの」と考えていたそう。でも、こちらの関西女子は「一人1枚」という考え方。また、関東男子はコテで食べることに抵抗があるよう。とはいえ、もんじゃ焼きはコテに似た「はがし」から直接食べるのでは……?
関東男子と関西女子の考え方は必ずしも上記のとおりばかりだとは限りません。ただ、ある程度こういう傾向はあると思います。
筆者も関西女子なので「あるある」と思うことは多々ありましたが、これらの違いを埋めるのはむつかしいもの。お互いが歩み寄って、文化の違いを楽しめるくらいの余裕をもちたいですね。
Written by 神之れい