高嶺の花と呼ばれる男性に片想いをしているとか、アプローチしても振り向いてもらえないなど、「私って、ムリめな恋をしているなあ」と思っている人は、ぜひ読んでみてください。
ムリめだとしても、好きは好き。自分の恋心を否定するほど、ツラいことはありません。
どうしても諦めたくないなら、諦めずに彼と付き合える方法を模索してみましょう。
そのためには、まず、自分の思考を上手にコントロールしてあげることが大事です。
ムリめな恋をしている女性は、とにかく「彼と付き合える(結婚できる)というゴールにたどり着きたい」ようです。
片想いをするなら、それを第一に考えるのは当然かもしれません。
でも、進展や成就が難しいと感じている恋愛をするならば、一足飛びにゴールを求めないほうが良いといえます。
恋愛は人間関係であり、人間関係は時間と経緯によって築かれていきます。
何のきっかけもなく親密な仲になることは、まずありえません。
そのため、ざっくりと「彼との未来」を思い描くのも良いのですが、大事にしたいのは、「次、自分は彼とどうなりたいのか?」です。
今はまだ顔見知り程度の間柄なら、気楽に挨拶を交わせる仲になろうと望むべきですし、世間話をできる関係なら、個人的な連絡先を交換してメッセージを送ったりする状況を望むべきでしょう。
筆者は占い師もしていますので、恋愛の相談はよくうかがいます。
そして、多くの方が「好きな人と、今後どうなるのか?」とご質問されます。
でも、好きな人と付き合うという目的はハッキリしているのですから、「どうなるの?」と未来を成り行き任せにしてしまうのは、とてももったいないことです。
片想いの相手と恋人になりたいという希望を実現するためには、「彼と付き合うには、どうすればいいか?」と考えるのが正しいのかなと思います。
自信がないと、どうするもこうするもない! と考えてしまうかもしれませんが、ドラマや映画のような劇的な展開は現実にはまずないと思ってください。彼とのお付き合いは、少しずつ距離を縮めていくことで叶うのです。
自分が望む彼との関係を実現するためには、『思いグセ』が大切です。
「こんな私を好いてくれるわけがない」とか「結局、フラれるんだろうな」なんて思っていれば、それは現実となるでしょう。
自信のなさ、諦め、後ろ向きな気持ちが、知らず知らずのうちに表情や態度に出てしまうのです。
大好きな彼に会って、絶好のアピールのチャンスが巡ってきたとしても、「私はムリめな恋をしている」という思いがあれば、効果的なアプローチはできないはずです。
私は愛されるだけの自信があると思い込む、という心のコントロール法をよく見かけますが、自己評価の低い人は何十年という強いすり込みがあるので、すぐには明るく自信たっぷりにはなれないでしょう。そういう場合、自信が持てなくても良いので、自分の「好き」という気持ちを行動に表してみてください。
私は彼が好きだから、もっと近くに行きたい。
私は彼と付き合いたいから、気に入ってもらえるような洋服を着る。
私は彼が好きだから、笑顔がもっと見たい。
そう思うだけで良いのです。純粋に自分の恋心に従えば、結果的にアプローチと呼べるような行動を取っているはずです。
たとえば、芸能人や海外アーティストとの結婚を望む……というのは、さすがにムリでしょうが、日常生活で接点がある男性とのお付き合いを望むのは、決してムリじゃありません。「どうせ、ムリ」と決めつけているのは、実は自分だったりするんですよ。
自分で自分を縛り付けていると気づけば、恋がもっと気楽にできるようになるはず。
少なくとも、恋愛感情が湧き上がるそばで、「結局フラれるはず」なんて悲しい思いを募らせずに済むでしょう。
希望を実現させる魔法の言葉を、何度も心の中で唱えることで、恋の仕方がそもそも変わり、持ち前の魅力もアップするに違いありません!
Written by 岡崎咲