癒やし系というジャンルに分類される女性たちは、男性にモテます。また、天然系というジャンルの女性たちも、男性ウケが良いです。どちらも、当たりが柔らかく、穏やかで控えめだったり、言動が可愛らしかったりします。
そして、癒やし系と天然系の対極にいるのが、男勝りで強気な女性たちです。
物怖じせずに何でも白黒ハッキリさせたいし、明確な自己主張をして、いつも自分を正しく認めてもらいたい。
そして、納得がいかなければ、とことん追求する……職場や仲間内では、リーダーシップがあるとか、発言力・行動力があるなどして注目されやすいかもしれません。
でも、男性からすれば、強気な女性は癒し系や天然系に比べて、恋愛対象になりにくいようです。
モテの王道からは外れてしまい、強気な女性の中でも恋愛対象に見られる女性と、敬遠されがちな女性に分かれるでしょう。
強気な女性があまり好まれないのは、男性にとって「思い通りになりにくいタイプ」だから。
しっかりとした自分を持っているぶん、主張はするし、反発もします。
従順とは言い難く、つねに対等に向き合おうとするので、男性は一緒にいても心が安らぎにくいのでしょう。
それでも、男性ウケが良い強気な女性はいて、そういう人は「何をどう主張すべきか」がちゃんと理解できています。
男性に厳しいことを言う場合も、相手を思いやった上で、あえてキツイ指摘をしているのです。
そして、男性を褒めるときも、正直でハッキリしています。
信念というか、芯がしっかりしていて、好きな人に対しても媚びないところが男性に好かれるようです。
一方、男性に敬遠される強気な女性は、主張や行動が自己中心的で、自分のことしか考えていないだけに、言わなくてもいいことを言ってしまいます。しかも、言葉のチョイスが辛辣だったり、言い方がヒステリックだったりして、男性からすれば「面倒くさい」感じなのです。
高飛車で高慢な態度をとるのは、好きな人に大事にされたいから。「私って、こんなに素敵なの。だから、大事にして」というアピールが、男性にとっては、ちょっと押しつけがましいのかもしれません。
強気な女性は基本的に自分の意見を述べたいタイプで、強気でモテる女性は発言しながらも、他人の主張を柔軟に受け入れるスタンスを持ちます。人の価値観はそれぞれ違い、どれも間違っているわけではないと、広い視野で理解しているのです。
しかし、モテない強気な女性は、「とにかく、みんな私の話を聞いて」と中心的存在になりたがり、一目置いてほしいと望みます。
何をしゃべっていても「私は~、私だったら~」と自分の話にしてしまったり、他人の意見に対してとりあえずNOと反発したりするでしょう。自己アピールの目的が、チヤホヤされるためになっていることが多いのです。
恋愛は持ちつ持たれつ。自分だけが前に出て、気分よく過ごせるわけではありません。
相手を立てることで良好な関係が築ける場面も多々あるでしょう。
その点、モテる強気な女性は、自分がいつ、どういう状況で引けばいいのかを知っています。
空気を読むのが上手だったり、人の気持ちを繊細に汲むことができたりするのです。
けれど、モテない強気な女性は、どんなときも自分が中心になっていなければ気が済まず、場の空気を読めなくて浮いていることがあります。男性が「ウザい」「面倒くさい」と思っていても、そうした気持ちを汲み取れないようです。
男性すべてが、癒し系と天然系を好むわけではありません。
しっかりとした自分を持つ、ハキハキした女性が好きという人も一定数います。
ただ、そういう男性も、ひたすら自己中心的で傲慢、ヒステリックなタイプは敬遠したくなるのです。
自分は癒し系でもなく、天然でもないと思う女性は、強気な気質を変えずにモテる心掛けが必要だといえるでしょう。
Written by 岡崎咲