中谷美紀主演の話題のドラマ『私結婚できなんじゃなくて、しないんです』
アラフォーの独身女性が、毒舌恋愛スペシャリストのスパルタ指導を受け、婚活に立ち向かうというストーリー。藤木直人が演じる戸倉が主人公みやびへ向けたアドバイスの恋愛理論がスパルタ過ぎて面白いと話題になっていますよね。
私はドラマの原作者、水野敬也さんの大ファンであり、原作が発売されてからドラマに登場する恋愛テクニックをリアルに実践済み。ドラマの中だけの事でしょ~?と思っている方も多いであろうスパルタな恋愛理論を現実で実践してみたらどうなったのか、そして婚活の中でオススメできるかどうかを考察します!
今回は第1話の「ツッコミマスター」編。さっそくいってみましょう!
男性が話すことに対し、熱心に相槌を打ったり感心するだけの会話ではなく、とにかくツッコミを入れ続けること。
「海外赴任していた時に…」「俺こう見えて料理するからさぁ」というような発言に「へー!すごいね!」と感心するのではなく、「出た出た、自慢~♪」「料理できるアピール!女子か!」と毒舌や本音で楽し気にツッコむ行為を指します。
では、実際に男性との会話でツッコミ続けてみたところ、話が弾みかなり盛り上がる!
さらにツッコミが入るコミュニケーションはトーク力が高いと認識されるようで「こんなに頭が良くて楽しい人はなかなかいない!」と感激され、初対面にも関わらず一気に本命に候補に躍り出ることも。
また、ツッコミは「会話の本質を捉えること」「不快にさせないギリギリのラインの判断力」が必要なので、若い子には真似のできない、経験を踏んだ大人ならではの大きな武器になります!
ツッコミを好む人と嫌がる人に分かれるので、実践すべきタイプを間違えるととんでもなく逆効果になってしまうので要注意!
まず、ツッコミ力が良く効くのは、頭の回転が早くてもともとコミュニケーション能力が高いタイプ。いわゆる超モテモテ男性。常に女性には褒められ崇められとちやほやされているため、その逆をいくツッコミマスターはかなり新鮮に映る様。もちろん関西系のお笑いノリのタイプにも抜群に受けがいいのですが。
その一方で「会話の内容についていけない…怖い…」と遠い目をされたことも(笑)
それは大人しめの理系タイプでした。他にも人見知りタイプ、ゆっくり仲良くなりたい距離感を保ちたいタイプには初対面からツッコミまくると馴れ馴れしいと思われ逆効果になってしまいます。
ツッコミは誰にでもできるテクニックではないので、ハマると周りの女子と大きく差を付けられますが、失敗してしまった場合は、初対面から「この人とは合わない、無理!」とリカバリー不能になってしまうハイリスクハイリターンなテクニックだと痛感。
そこでリスクを減らすべく、ツッコミ初心者でも上手にツッコむための私なりの秘策を。
それは「否定はしないツッコミと、褒めるフォロー」をセットにすること。
男「俺料理するんだよね~」
女「料理できるアピール!女子か!」で終わらずに、
「でもすごく美味しいパスタとか作っちゃいそう」「料理男子ってモテるよね~」
とフォローで褒める。
これならきつめのツッコミをしてしまった時も、嫌な印象だけが残ることを避け、彼をさりげなく褒められるおまけ付きです。
主人公みやびのように、男性とすでに友人関係だったり、合コンなどのノリの良さを求められる場合ではどんどんツッコミを!しかし婚活においては、初対面の場では控えた方が賢明かも。2,3回デートを重ねてもう少し距離を縮めたい時に、いいスパイスとなるはずです。
また、もともと自分はツッコミタイプ!という人以外は、付け焼刃でいきなり片思いの彼にツッコミまくるのは危険なので、女友達など仲の良い人で練習を積んでからの実践を強くオススメします(笑)
ツッコミ上手はトーク上手。誰でも出来るわけではない上級テクニックを身に付けて周りの女子に大きく差を付けちゃいましょう!
Written by 二瓶 永莉
Photo by すしぱく
原案本 「スパルタ婚活塾」水野敬也著