おばさんという言葉は、デブとおなじで、女子に言ってはいけない言葉のようになっていますが、「おばちゃん的なるもの」がいいと言う男子もいます。
今回は「おばちゃん的な女子」を、男子たちが愛する理由に迫ります。
さっそく見ていきましょう!
「おばちゃんって、よく喋り、よく女子の陰口を言うイメージがあるかと思いますが、男子に対してはさっぱりしているので、ぼくは好きです」(28歳・アパレル)
「男子に対しては」というところがポイントかもしれません。男女問わず、同性に対する嫉妬って、やたらめんどうです。
おばちゃんは女子にとってみたらめんどうであっても、男子にとってはさっぱりとしていていいのでしょう。
「おばちゃんって、若い女子みたいに、好きなのに好きと言わないということが少ないように思います。好きなら好きとはっきり言ってくれるので、一緒にいても楽です」(27歳・飲食)
歳を重ねてくれば、女子は誰だって男性ホルモンが優位になるようです。つまり男子が苦手な「女子女子している」ところが影を潜め、男子と相性が合いやすいというところに、男子たちは安心感を覚えるのかもしれません。
「おばちゃんって、なにがあっても動じないから好きですね」(24歳・広告)
もちろんすぐにパニックになる非安定的なおばちゃんだっていると思いますが、母性本能的なものが全面に出やすい性格になるというのが、女子が歳を重ねるメリットなのでしょうか。
「たとえば50歳のおじちゃんとおばちゃんを比較したとき、おじちゃんは将来を憂いていることが多いように思いますが、おばちゃんは男前で、会話をしていて楽しいです」(25歳・通信)
男女ともに年金をもらえる歳になるまで働いているひとが多いわけですが、おじちゃんは憂いながらはたらき、おばちゃんは男前にはたらく……あなたの周囲の年長者もこんな感じでしょうか?
いかがでしたか?
ご紹介したようなおばちゃんって、弁当屋さんにもいるはずです。近所のコンビニにもいるはずです。スナックにもいるはずです(どんなスナックかにもよると思います)。
日本の政治には、「大阪のおばちゃん的な安定感が求められる」と言っている識者もいます。あの国会議員みたいな「大阪のおばちゃん的」ではありません。
おばちゃんが自然と身に着けている(そして権力闘争が大好きなおじちゃんは持ってない)生活に密着した、地に足のついた考え方が求められるということです。
子どもを産む性のほうが、考え方に安定感があり、広い気持ちで大きく全体を受け止めることができる……こういうことのようです。
おばちゃんと言えば、すぐに陰口を言い、すぐにヒステリックになり……という、昭和のステレオタイプのような考え方が変わってきているのかもしれません。
あなたのまわりの「ステキなおばちゃん」を参考にしてみると、男子にもっとモテるようになるかもしれませんね。