「チック、タック、チック、タック・・・」最近とんと見かけなくなった振り子の付いた柱時計。また、これも少々古い描写ですが術者が被術者の目の前で懐中時計などを一定のテンポで揺らし催眠に誘う、ドラマなどのワンシーン。人に限らず殆どの生物は視界に動くものが入るとそれに反応して目で追ってしまいます。人に関して言えば、その反応には本能的男女差があるようなのです。これを恋愛に生かさない手はないと思いませんか?
人が認識している物質の色はその物質に反射した可視光線の色であり、物質そのものの色事態は定かではありません。光の三原色の混ざり具合が醸し出す明度と彩度(光の三原色に関して明度と彩度という表現が正しいかどうか判りませんが、ここでは便宜的にそのように申し上げます。)の微妙な違いによって、例えば赤の差異を認識しています。
だから光を完全に遮断すると、全ての物は色を失い黒しか認識できません。視覚的情報は眼球を通して脳が認識、解析するわけですが、この眼球の構造に伴う網膜の厚さ、錐体細胞と染色体の関係について性差異があり、そのために女性は男性よりも色に敏感であり、男性は色よりも動く物に敏感である傾向があります。
視覚的要素に加え、狩猟本能からも男性はその特性を発揮しています。男の子が飛行機や新幹線等の動くおもちゃが好きだったり、大人になってからもカーレースやスポーツ観戦の男女比など、思い当たることが多々あると思います。狩猟というのはいわば他の動物との戦いです。生きるために糧を得なければ命を繋ぐことはできず、かといって相手も命を奪われるわけですから、都合よく狩りやすいように止まっていてくれるわけもなく、動く物に敏感に反応するのは必然です。
以上を踏まえて、男性の目を自分に向ける方法を考えてみましょう!
まず、男子が女子の身体のどこに目が行くかということを考えた時に一番に思いつくのは、胸ではないでしょうか? 目が行くのは仕方ありません、生物にとって最も重要な種の保存に繋がる本能が理由ですから。ただ、それは性欲だけではなく揺れる胸に反応しているという要素も考えられます。二つの意味で本能を刺激する胸は最強アイテムと言えそうですが、実用的かどうかは微妙なところです。まず胸が揺れるほど大きくない人には意味がなく、デートで胸を揺らすシチュエーションを考えた場合、デートコースがスポーツ系のアクティブなものに偏ってしまうし、食事中に揺らすのは不自然であざとさを感じさせてしまうかもしれません。胸を揺らす必然を作ることを考えると、わざわざ待ち合わせに遅れて走ってくるなど、ちょっと難しそうです。
他に女性の身体で揺れ動くものと言えば風になびく髪です。男性の好きな女性の仕草の中に髪をかきあげるというものがありますが、それに加え、男性はほぼ例外なく女性の洗った髪の匂いが大好きです。ポニーテールやおさげなら歩いているだけで揺れるし、視覚と嗅覚を刺激するのでこちらもかなりの効果を期待できそうです。
ショートカットの方もご安心ください。ピアスなどのアクセサリーでチャームがぶら下がっていて揺れるものを身につければ、ちょっと首を傾げるだけでも視線が行くはずです。
単細胞生物(男性)が自分の仕掛けにまんまと乗ってくると思うとわくわくしませんか?
とはいえ、あくまでも可愛いいたずら心で男性との時間を楽しんで下さい。なんと言っても心に余裕を持つことが一番大切ですから!
参考サイト:女性心理・女心を読む。男と女は何が違うのか
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