別れた方がいいんじゃないかと思っていても、相手との付き合いが長かったり、ほかに気になる人もいなかったりする場合、恋を終わらせることに迷う女性が多いようです。特に、三十路を越えると、新しい出逢いを見つけるのがそもそも難しく、好きになれる人を探すことを億劫に感じますので、短所ばかりの彼氏でも別れがたく感じるでしょう。冷静に考えれば、どうやったって改善するはずがないダメポイントにすら、「いつか変わってくれるんじゃないか?」と不毛な期待を膨らませてしまうのです。
けれど、別れを躊躇することほど、時間をムダに過ごすことになります。相手から別れを先延ばしにされているならまだしも、自ら惰性で付き合いを続けるのは無意味。少しでも「別れた方がいいのかな?」と感じたら、それが正しい判断なのかどうか、すぐに結論を出すべきでしょう。
「別れた方がいいのかな?」と思った時点で、彼とはもう終わっていると思うのが賢明です。一緒にいても得がないと判断する要素が男性にあるということなので。また、恋人同士でいても、つねに浮気を疑ってしまって不安だとか、相手の価値観が受け入れられず違和感を覚えるなど、絶えず居心地の悪さを感じるなら、無理にすり合わせる必要もないでしょう。
別れた方がいいと思いつつも実行できない場合、その理由は新しい恋を探すのが面倒と思っていることがほとんどです。相手をまだ愛していて未練があるというのは、自分に都合よく思い込んでいるだけ。交際期間が長いほど「彼には愛着があって……」「今までを考えると、別れちゃうのが惜しい」などという女性が少なくありませんが、それは真の愛とはいえません。長く一緒にいるから、ラクなだけ。共に過ごす時間と愛情は、必ずしも比例しないのです。
恋人がいると寂しさがまぎれるし、慣れた感覚で楽しく過ごせる場面もいろいろとあるでしょう。けれど、つねに「別れた方が良さそう」と思いながら付き合い続けても、プラスになることなんてありません。むしろ、時間のムダ! 気持ちの整理を早くつけるためにも、交際し続けるデメリットに注目してみてください。
特に、以下の4つが該当する男性とは、早く別れるべきです。
・浮気をする。女性に関するトラブルが多い。
・DV。一度でも殴られたことがある。
・金銭感覚が違う。相手のお金の遣い方が理解できない。
・深酒、ギャンブル、浪費など、一緒にいると悪癖が身につく。
「こんなオトコに、私の貴重な時間を取られてたまるか」と思えたなら、あとは別れるだけです。惰性で続く恋ほど無意味なものはありません。
確かに、好きになれる人を探すところから始めて新しい恋を見つけるのは、簡単なことではないでしょう。でも、「今の彼と別れて、もっと○○な(今彼に足りない要素を備えた)男性と付き合えたらどうなるだろう?」と考えると、意識はきっと変わるはずです。
たとえば、オンナにだらしない彼と別れて、誠実に自分だけを愛してくれる男性と交際できれば、浮気を心配することは一切なくなります。つねに穏やかな心で恋を楽しめるのです。
新しい恋に期待が生まれた時、胸のうちではもう決意が固まっています。どれほど長く付き合ったとしても、あるいは大恋愛の末に交際が始まったとしても、彼への未練は断ち切れるはずです。
それに、別れは「失う」ことではありません。「別のものを受け入れるためにスペースを作ること」と考えましょう。今彼とサヨナラしても、前向きに自分の幸せを求めたなら、もっと素敵な男性と巡り会えます。別れによって、現状よりも素晴らしい毎日を手に入れられるのです。
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