「胸きゅん」なんて言葉、ちょっと古めかしい気もしますが……
でも恋の始まりの、切ない、愛おしい気持ちにこれほどピッタリくる言葉ないって思いませんか?
人は大抵きゅんっとした瞬間、恋に落ちるもの。ならぜひとも、彼にきゅんってして欲しいけど、『ドラマじゃあるまいし、意図的に「胸きゅん」させるなんてできるの?』
できますとも!!
運命の恋に落ちたいあなたに、本命彼氏を「きゅん」とさせるシチュエーションをご紹介します。
合コンやパーティ、お食事デートには、ノースリーブや半袖プラス上着というスタイルで出かけましょう。仮にここでは合コンと設定します。
まず会場に入る前に、上着をクロークに預けるんです。
お目当ての彼の傍の席を確保したら、上着のないあなたは寒そうにする。(そろそろ冷房が強くなる季節ですよね)……
腕をさすったり組んだりして、
「ちょっと寒くない…?」
なんて彼に聞いてみます。と、大抵の男子は、
「上着…着る?」と、貸してくれるんです。
(注:ここでスルーするような男子なら次へいっちゃってください)
「いいの?ありがとう〜!」
上着を借りたら心から喜び、
「わっ、大きいね」なんて袖をパタパタさせちゃいましょう。
ありがちですが、こういうしぐさはやっぱり有効。
それに、身につけるものを貸すと、特にタイプの女の子じゃなくても、何となく気になって目で追ってしまうんですって。
もし席替えなどがあった場合は、「もう少し貸して貰ってていい?」って聞いてみます。(ダメとはなかなか言えないもの!)
すると、場所が離れても、彼はあなたが気になるでしょう。
お開きになった時、いよいよ上着を返します。
彼の前で(!)はらっと脱ぐと、ほのかに香る甘い香水。
モチロンあなたから彼に着せてあげます。
彼は、あなたの体温と香りを身にまとって帰っていくわけですね。
上着を奪って気になる存在になり、最後にまた記憶をまとわせる。
上着は、返す時に、「今度お礼させて」とアドレスを聞き出す口実にもなります。
「今日はありがとう。風邪なんかひかないでね!」
メールは、その日中に送ること。
こうして繋がり、首尾良くデートに漕ぎ着けたら、「お礼に」と何かプレゼントをしましょう。あまり重くならない程度に、ハンカチとか靴下とかちょっとしたものを。まだ付き合っていない人に、身につける物を贈るというのは結構ポイントが高いです。
はい、ここまででいくつ「きゅん」ポイントがあったでしょう?!
人間関係は、最初の印象で力関係が決まるらしい。
上着を貸した時点で、彼にとってあなたは「かまってあげる人」になっています。その印象を裏切って自分からきちんとメールを送り、お礼をする。
きゅんとするコミュニケーションの基本は「奪って与えること」。 両方やればその人から離れられなくなる、とか。
いかがですか?
上着を使った「胸きゅん」シチュエーション、合コン以外でも応用してみてくださいね。
《参考文献》
「1秒で彼を夢中にさせる本」 著:藤沢あゆみ 中経出版
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