「あの時、何かおかしいと思っていたのに……」浮気が発覚した後、そう振り返るサレ妻は少なくありません。今回は、見落とされがちな前兆についてお伝えします。
以前は無造作に置いていたスマートフォンを、肌身離さず持ち歩くようになったり、通知が来るたびに慌てて確認したり……。こうした変化は、後から振り返って初めて「そういえば」と気づくことが多いようです。日常の中では、忙しさのせいだと自分に言い聞かせてしまいがちなのだと思います。
急に服装や香りに気を使い始めたり、ダイエットを始めたりと、本人にとっては前向きな変化に見えるからこそ、疑うことに罪悪感を覚えてしまう人も少なくないようです。
これまで無頓着だった予定の管理を、急に細かく気にするようになる……。「仕事が忙しいから」と説明されると、そのまま受け入れてしまう方も多いように思います。中には、相手の予定をこれまで以上に細かくチェックするようになったという声もあります。
急に優しくなったり、逆にそっけなくなったり、どちらの変化も、罪悪感や気持ちの変化から来ていることがあるようです。ただ、良い変化だからこそ、深く考えずに受け止めてしまうこともあるのだと思います。
使途のはっきりしない出費が増えたり、逆に急に節約を始めたりと、お金の変化は、生活に直結するからこそ気づきやすいはずなのですが、「趣味が増えたのかな」程度に流してしまうことも多いようです。
ここからは、実際にあった2つのエピソードをご紹介します。
あるご夫婦では、夫の出張が急に増えた時期がありました。妻は「昇進の影響かもしれない」と前向きに捉え、深く追及することはなかったそうです。後になって振り返ると、出張の頻度と、夫の態度の変化が重なっていたことに気づいたといいます。「疑うこと自体に抵抗があった」と、当時を振り返って話してくれました。
別のケースでは、夫のスマートフォンの通知音が増えたことに気づきながらも、あえて意識しないようにしていたという妻がいました。「知ってしまったら、もう今まで通りではいられなくなる」という不安が、見て見ぬふりにつながっていたそうです。この心理は、心理学でいう「正常性バイアス」——都合の悪い情報を、無意識のうちに過小評価してしまう傾向とも重なる部分があるように思います。
前兆に気づけなかったことを、自分を責める材料にする必要はありません。人は誰しも、見たくないものからは目を逸らしてしまうものだと思います。大切なのは、小さな違和感を「気のせい」で片付けず、必要であれば信頼できる人に相談してみることなのではないでしょうか。
Written by Sara