「悪気はないんだろうけど、なんだか傷つく」「一緒にいるとなんか疲れる……」。
そんなふうに感じる相手はいませんか?
たとえ本人に悪意がなくても、配慮に欠けた行動や言動には要注意。なにげない一言が周囲を不快にさせたり、人間関係に溝を作ったりする原因になることがあります。
今回は、デリカシーがない人によく見られる特徴をまとめてご紹介します。
デリカシーがない人によく見られるのが、相手のプライベートに遠慮なく踏み込んでしまうこと。
「結婚はまだ?」「子どもは作らないの?」「恋人はいるの?」といった質問を、それほど親しくない相手にも平気で聞いてしまう人は意外と少なくありません。
もちろん、単に世間話のつもりで聞いているケースもあります。しかし、結婚や出産、仕事、お金のことは、人それぞれ事情があるため、話したくない理由がある人もいるはず。
親しい間柄だからこそ、相手が話したいタイミングを尊重し、無理に踏み込まない配慮が大切です。
デリカシーがない人ほど、無意識のうちに誰かと比較する発言をしてしまう傾向があります。
たとえば、「○○さんはもっと仕事が早いよ」「お兄ちゃんは成績が良かったのに」など、職場や家庭でなにげなく口にしている人もいるでしょう。
たとえ比較することで相手を励ましたいという意図があったとしても、受け取る側は自然とプレッシャーや劣等感を抱いてしまうことも。
相手を評価するときは、誰かと比べるのではなく、その人自身の努力や成長を認めることを意識しましょう。
デリカシーのない人ほど、「男性だから」「女性だから」「若いから」「年上だから」といった固定観念で相手を判断してしまいがちです。
たとえば、職場で「若手は残業して当然」「新人は意見を言わずに従うべき」と決めつける人がいます。 また、恋人に対して「男性がデート代を払うのが当たり前」「毎日連絡するのが当然」と、自分の理想を相手に押し付けてしまうケースも。
自分では「これが常識」だと思っていても、それはあくまであなた個人の価値観に過ぎません。 育ってきた環境やライフスタイルが違えば、考え方も人それぞれです。
「普通はこうだよね」と決めつける言葉は、相手に窮屈さや息苦しさを感じさせてしまいがちなため注意しましょう。
相手のミスを人前で指摘したり、失敗談を蒸し返したりしてしまうのも、デリカシーがない人によく見られる特徴のひとつ。
たとえば、上司も同僚もいる前で「また間違えたの?」「何度言えば覚えるの?」と強い口調で指摘をすると、された側はその場にいる全員の前で評価を下げられたように感じるものです。
ミスを放置せず、きちんと指摘するのは相手のためでもあります。しかし、本当に相手の成長を考えるなら、指摘する内容だけでなく、どこでどう伝えるかまで気を配ることも必要といえるでしょう。
デリカシーがない人は、本人がいないところで噂話や陰口を話題にしがちです。
「○○さん、またミスしたらしいよ」「あの人、上司に気に入られているだけじゃない?」など、事実かどうかわからない話まで広めてしまう人もいます。
話している本人は単に雑談のつもりでも、聞いている側としては決して気分の良いものではありません。中には、「自分のことも陰で噂されているのでは?」と不信感を抱く人も少なくないでしょう。
良好な人間関係を築くためには、真偽がわからない情報を本人のいないところで話すことは避けるべきです。
「なんか痩せた?」「その髪型、あまり似合わないね」など、容姿や体型について気軽に言及することも、デリカシーがない人がやりがちな行動です。
しかしながら、見た目に関する話題は非常にデリケートだからこそ、「親しい相手だから大丈夫」と決めつけるのは危険です。
病気や体質など、自分ではどうにもできない事情を抱えている人もいることを忘れてはいけません。
本人としては世間話や褒め言葉のつもりでも、相手にとってはコンプレックスに触れられるつらい一言になる可能性もあるのです。
デリカシーがない人は、相手が話している途中で口を挟んだり、「でも」「それは違う」と最後まで聞かずに否定したりしてしまいがち。
しかし、良好なコミュニケーションを取るうえでは、傾聴の姿勢が欠かせません。本人は議論をしているつもりでも、相手は「話を聞いてもらえない」「尊重されていない」と感じてしまいます。
意見を否定せず、話を最後まで聞くだけでも、相手が受ける印象は大きく変わります。まずは相手の考えを受け止めることを意識してみましょう。
デリカシーのない行動や言動を続けていると、多くの場合、周囲の人は確実に離れていきます。一度失った信頼をもう一度取り戻すのは簡単ではありません。
本人には大して悪気がなく、「正直に言っただけ」「冗談のつもりだった」と思っていても、相手にとっては大きなストレスの元となっている可能性大。
良好な人間関係を築くためには、さりげない気遣いや思いやりの積み重ねが欠かせません。相手を尊重する姿勢を忘れず、思いやりのあるコミュニケーションを大切にしましょう。
Written by 糸野旬