「どうして自分は結婚できないんだろう?」
こんな悩みを持っている人が、筆者の周りにも何人かいます。
厚生労働省の「人口動態統計月報(概数)の概況」によると、2024年の婚姻数は48万5063組で、前年より2%程度上昇しているものの、10年前の2015年の63万5096組に比べると、約23.62%も減少していることがわかります。
「結婚できない」だけでなく、「結婚しない」という選択をする人も増えつつある中、それでも「結婚して幸せになりたい!」という願いを胸に抱いている人も多いでしょう。
今回は、結婚できない人の特徴や心理、今日から始められる改善方法を紹介します。
本記事を読み終わるころには、「結婚できる自分」をイメージできるはずです。
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「もう少し収入が高い人がいい」
「身長は絶対〇cm以上」
「デートプランも彼が全部決めてほしい」
このように条件にこだわりすぎると、出会える人数は極端に減っていきます。
完璧主義は悪いことではありません。しかし恋愛における“完璧”は、現実世界には存在しないのです。
人は欠点と魅力がセットになっています。完璧を求める人ほど、自分自身にも厳しく、恋愛の場で自然に振る舞えないことも多い傾向があります。
まずは「70点でOK」「合う部分が3つあれば十分」と思える余裕を持つことで、状況が少しずつ動き出すでしょう。
「良い人がいたら結婚したいんだけど…」
この“良い人待ち”の人、めっちゃ多いです。
受け身の姿勢は、結婚を遠ざける大きな要因です。
恋愛や結婚は勝手に空から降ってくるものではありませんし、誰かに連れて来てもらうものでもありません。
仕事と同じで、自ら動き、行動しなければ結果が伴わないのです。
受け身のスタンスでは、恋愛のスタートラインにすら立てません。
まずは「自分から動く」こと。
挨拶のメッセージを送る、興味がある人には自分から予定を提案するなど、小さな行動から始めてみましょう。
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・元カレ以上の人じゃないと嫌
・昔の失敗が怖くて前に進めない
・裏切られるのが怖い
このように、過去が現在の恋愛に影響しているケースは非常に多いです。
しかし、過去の恋愛は今のあなたを成長させる糧でしかありません。その出来事は終わっていて、あなた自身も変わっています。
過去の出来事で未来を決めつける必要はありません。
自分が傷ついた経験を認めた上で、「次はもっと良い恋愛ができる」と自分に優しく言ってあげることが、結婚への第一歩なのです。
「私なんて魅力ないし…」
こんなふうに思っていませんか?
自分の魅力を理解していない人は、恋愛の場で自信を持てず、積極性が欠けてしまいます。
魅力というのは、なにも容姿だけではありません。
人の話をていねいに聞ける人柄や、相手を思いやる優しさ、仕事への誠実さや、努力家あるいは家庭的な気質など、人間の魅力の大半はむしろ内面からにじみ出るものです。
自分を卑下するような見方はやめて、自分自身の魅力を客観的に把握しましょう。
紙に書き出すだけでも心が軽くなり、恋愛での行動力が高まるはずです。
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恋愛ドラマやSNSの情報は、夢を膨らませる一方で、現実とのギャップを生みやすくします。
・デートは常にロマンチック
・喧嘩しない
・サプライズが当たり前
・価値観が完全一致
現実のカップルがこれをすべて満たしているわけではありません。
むしろ、うまくいくカップルほど「違いを楽しむ」「相手を尊重する」ことを大切にしています。
理想を持つことは良いことですが、それを“絶対条件”にしてしまうと苦しくなるばかりです。
必要なのは、理想を柔らかくし、現実に合わせて調整できる柔軟さです。
仕事、趣味、友だち──
これらが大切なことに変わりはありませんが、恋愛の優先度が極端に低くなると、結婚に向かう流れは作れません。
恋愛は、時間とエネルギーを使うものです。
毎日忙しすぎる生活の中で、「いい人がいれば自然と出会えるだろう」と思うのは現実的ではありません。
まずは恋愛の優先度を少し上げてみましょう。週に1日は婚活時間を作ったり、出会いの場に参加したり、デートの時間を確保したり。
ほんの少しの意識の変化で、恋愛の流れは大きく変わるものです。
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まずやるべきは「自分を知ること」です。
自分がどんな恋愛をしたいのか、どんな人と相性が良いのかを把握すると、無駄な出会いを減らせます。
たとえば、価値観や苦手なタイプ、譲れない条件、妥協できるポイントなどを整理してみましょう。
これを明確にすると、恋愛迷子から抜け出しやすくなります。
結婚だけに限りませんが、物事の大半は「行動量」によって結果が生まれます。
たとえば気になる人ができた場合は、相手からのメッセージを丁寧に返したり、自分からデートなどを提案したりといった行動を意識しましょう。
また、1回のデートですべてを判断しようとせず、じっくりと相手の良いところや魅力を探す姿勢も大切です。
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結婚できない原因の大半は、実は“自己肯定感の低さ”です。
自信がないと、良い恋愛を掴もうとするエネルギーが湧きません。
まずは自分を否定的に評価するのをやめ、頑張っている自分を褒めてあげましょう。そして何よりも、自分と他人を比較しないことです。
これらを意識するだけで、人への接し方もポジティブに変化するでしょう。
結婚する上で欠かせないのが“出会いの数”です。
ぶっちゃけ、出会い系アプリに登録して待つだけでは、一生のご縁をつかむのはかなり難しいでしょう。
表からは見えにくいですが、幸せな結婚を実現している人の大半は自ら行動しています。
行動しなければ、可能性も広がりません。
たとえば街コンなどでリアルな出会いを探したり、趣味のコミュニティに所属したり、友人などに紹介してもらったり。
選択肢を増やすことで、“相性の良い相手”に出会える確率がどんどん高まります。
結婚できないのは“能力不足”でも“年齢のせい”でもありません。ましてや見た目のせいでもありません。
筆者の知人には、50代で離婚した後に大恋愛の末に再婚し、今も幸せに暮らしている女性がいます。一方で、熱心に婚活しているにも関わらず、なかなか良いお相手に巡り合えない30代、40代女性もいます。
結婚をあきらめ、独身貴族を謳歌している40代男性もいます。
結婚したいのにできない人たちは、本記事で紹介した特徴に最低1つはあてはまっています。
結婚したいのにできなくて悩んでいる方は、本記事の「結婚できない人の特徴」を参考に自分自身を振り返り、改善点を探してみましょう。
結婚できる人とできない人の差は、“自分を知り、自分を整え、行動できるかどうか”だけです。
自分自身をブラッシュアップし、幸せな結婚をその手につかみましょう!
Written by はるお