最近、さまざまなハラスメントが問題になってきていますよね。職場などでもそうですが、それが恋人間・夫婦間になると、より深刻さが増すと言えます。
モラハラの被害を受けないためには、モラハラになりやすい人を早めに見極めて、距離を置くことが大切です。
この記事では、モラハラになりやすい人の特徴や対処法を紹介します。身近に、「あの人ってモラハラ?」と感じる人がいる場合は、ぜひ参考にしてみてください。
モラハラを避けるためには、モラハラになりやすい人の特徴をまず知ることが最優先事項です。
モラハラになりやすい人は、最初は人当たりがいい場合も多いですが、次の特徴に気を付けると、しだいにモラハラ気質が分かってくるでしょう。
1つ目は、すぐに相手を責めるという言動が挙げられます。
モラハラになりやすい人は、何事も自分の思い通りにならないと気に入らない傾向があります。
また、相手が少しでも自分の意に沿わないようなことをすると、人格を否定しながら相手を責めるという特徴があります。
相手に自信をなくさせて、自分の方が上であると無意識に植え付けているのです。
2つ目は、自分が間違っても謝らない点です。
モラハラになりやすい人は、どんなときでも自分が一番正しいという価値観を持っているため、自分が間違ったことをしても決して謝りません。
それどころか、身近な人に責任転嫁して責め立てるケースもあります。
3つ目は、高圧的な態度だということが挙げられます。モラハラになりやすい人は、自分よりも立場が弱い人に対して、常に抑えつけるような言動をする傾向があります。
特に恋人間や夫婦間などでは、パートナーが少しでも自分にとって気に入らないことをした場合、何日も無視をしたり、怒鳴ったりするケースも存在します。
そして4つ目は、ターゲットを孤立させる点です。
モラハラになりやすい人は嫉妬深いケースが多いため、パートナーなどモラハラのターゲットとなる人を、なるべく他の人から遠ざけて孤立させようとします。
なぜなら、自分の言うことを聞いてもらいやすくなるからです。
モラハラ傾向が強くなると、GPSなどで居場所を常に確認するケースもあるでしょう。
モラハラになりやすい人には、モラハラになるそれなりの原因があることが多いものです。次に、モラハラになってしまう原因についてお話しましょう。
モラハラになりやすい人は、親が異常に過保護な環境で育っていたり、自分自身も親からモラハラを受けていたりしたケースが少なくありません。
当時抑えていた感情を、大人になったときに相手にも同じことをすることで、自分自身のモヤモヤやイライラを消化させようとしている可能性があります。
たとえば、過去に信じていた大切な人に裏切られた経験があったとすると、そのときの心の傷によって「自分は誰からも大切にされない人間だ」という価値観になってしまう場合があります。
その結果、相手を傷つけることで自分の心を守るという悲しい行動になっているケースがあります。
モラハラになりやすい人は、人一倍自信がありません。しかし、自信のなさをまわりに悟られたくないという思いから、相手を必要以上に攻撃してしまうタイプもいます。
ただし、これには本人が自覚している場合も無自覚の場合もあります。特に、無自覚の場合は自信満々な振る舞いをするケースが少なくありません。
最後に、モラハラへの対処法を紹介しましょう。モラハラになりやすい人は、モラハラをしやすい人を無意識に選んでいるものです。
対象となりやすいのは、自己主張が強くなく、まじめで相手に合わせることを自然とできる優しい人が挙げられます。
モラハラになりやすい人を避けるには、まずは上記のような条件に当てはまらないように心がけましょう。
できるだけ嫌なことは嫌だと言えるようにしたり、孤立してしまう前に信頼できる人に相談したりするなど、モラハラになりやすい人と早い段階で距離を置くことが大切です。
理不尽な怒られ方や責められ方をした場合も、しっかりと自分の意見を伝える言動こそがモラハラになりやすい人を遠ざけてくれます。
モラハラになりやすい人は、普段から自分の間違いを認めず、相手に責任転嫁をして怒るなど、常に高圧的な言動をする特徴があります。
そして、ターゲットになる人をとても器用に見つけるため、じゅうぶんに注意してください。
モラハラになりやすい人の言動は、本当は自信がない自分を悟られないためだったり、幼少期の家庭環境に原因があったりするケースも確かにあります。
しかし、それはモラハラになりやすい人自身の問題であり、ターゲットになった相手に非があるわけではありません。
一度モラハラのターゲットになってしまうと抜け出すのが困難になる可能性が高いので、モラハラになりやすい人だと判断した場合はすぐに距離を置くことが大切です。
Written by 久木田(くきた)みすづ