後悔する前に読んで欲しい‼ 熟年婚夫婦のメリットとデメリット8つ

熟年婚は、人生の後半に新たな可能性を切り開く選択肢の一つ。

過去の経験をお互いに活かしながら、精神的な支えを得たり、共通の楽しみを見つけたりできるのが熟年婚の魅力です。

今回は、熟年婚のメリットとデメリットについて、詳しいエピソードや体験談とあわせて深掘り。

良好なパートナーシップを育むことで、第二の人生をより充実したものにすることができますよ。

熟年婚夫婦のメリット5つ

まずは、熟年婚夫婦のメリットについて詳しくみていきましょう。

経済的安定

熟年婚のメリットの一つは、経済面での心配を減らせること。

長年働き、双方がある程度の資産や生活基盤を築いた後に結婚するケースが多いため、経済的に安定した生活を送ることができるのです。

「独身生活が長く、これまで貯めてきた資産の使い道に迷っていました。結婚して、老後の生活が急に明るくなりました。

一緒に旅行の計画を立てたり、資産運用を見直したりする中で、一人では感じられなかった豊かさを感じるようになったんです」(女性/50代/会社員)

このように、パートナーが現れることで、老後を楽しむ時間が増えるケースも。

生活費の分担により一人ひとりの負担が少なくなり節約しやすくなるため、一人暮らしよりも安心感が得られる人も多いようです。

無駄な衝突やトラブルが少ない

無駄な衝突やトラブルが少ない

若い頃は、恋愛相手に多くを期待しすぎて失望したり、思わぬ裏切りを受けたりして傷ついた経験を持つ人も多いはず。

それに対し、若いカップルに比べて無駄な衝突やトラブルが少ないことも、熟年婚のメリットの一つといえます。

「過去の失敗から学んだことが役立っています。『感情的にならない方がいい』とか、『相手が疲れている時は無理に話し合わない』とか。

初婚では言い合いになっていたことでも、今では自然と相手を気遣えるようになり、穏やかな関係を保てています」(男性/50代/会社員)

年齢を重ね、人生経験を積んできた二人だからこそ、自分と相手の違いを受け入れる寛容さが身についている二人。

若いときのような情熱的な恋愛感情がないぶん、お互いを尊重し合い、落ち着いた関係を築くことができます。

親の介護などの協力体制

夫婦の年齢が比較的高いケースが多い熟年婚。

必然的に、親の介護問題が結婚生活の一部として関わることも念頭に置いておかなくてはなりません。

「妻の父が介護が必要になったとき、まずは二人でじっくり話し合いました。

『どのサービスを使うか』『どの部分を自分たちで担当するか』を一緒に決めたことで、無理なく介護を続けられています」(男性/60代/会社員)

一人では手が回らないようなときも、協力し合って効率よく行動できるのは熟年婚の大きなメリット。

負担を分散することで、お互いの精神的・身体的負担がかなり軽減できるはずです。

趣味や時間を共有できる

趣味や時間を共有できる

お互いの趣味や習慣を共有することで日常が豊かになったと感じている熟年婚夫婦も多いようです。

「夫に勧められて、毎朝一緒にウォーキングをするようになりました。

最初は運動が苦手で面倒に感じていたのですが、自然の中を二人で歩きながら話をする時間が楽しくて、今では欠かせない日課です」(女性/60代/主婦)

趣味や活動を通じて一緒に新たな体験ができるのも、いつも傍にいる夫婦ならではのメリットの一つ。

若い頃にはできなかった活動への挑戦が、夫婦の絆を深める大きなきっかけになります。

社会的なつながりが増える

年齢を重ねると若い頃に比べて消極的になってしまい、孤独を感じる時間が増えたと悩む人も少なくありません。

新たなつながりを作りたいと思っても、これまで縁がなかった場所に一人で参加するのは、正直かなり緊張するものですよね……。

そんな中、熟年婚のパートナーを通じて新しいコミュニティや人間関係を築くことができたという話もよく聞きます。

 

「夫が趣味で陶芸をしていたので、私も興味を持って一緒に陶芸教室に通うようになりました。

教室では同じ趣味を持つ仲間がたくさんいて、作品を見せ合ったり、一緒に展示会を企画したりしています」(女性/50代/主婦)

熟年婚夫婦のデメリット3つ

熟年婚には多くのメリットがありますが、一方でデメリットや課題もあるのが現実です。

ここでは、熟年婚のデメリットやマイナス面について詳しくご紹介します。

体力的な不安

夫婦がある程度年齢を重ねている熟年婚では、体力的な不安がついて回ることも少なくありません。

「夫が最近腰を痛めたことで、将来的に介護が必要になるかもしれないと心配になりました。

二人で話し合い、介護保険のサービスや利用可能な施設について念入りに調べています」(女性/60代/主婦)

このように、年齢による体力低下や健康の問題に備えた話し合いは欠かせません。

お互いが体力的に支え合えなくなったときの準備を忘れないようにしましょう。

社会的な偏見や周囲の反応

社会的な偏見や周囲の反応

最近では熟年婚夫婦が増えており、熟年婚に対する社会的な偏見は徐々に薄れてきています。

それでも、場合によってはさまざまな偏見や疑問の声がついて回ることも。

たとえば、熟年婚においては、年齢差が大きいカップルが少なくありません。

歳の離れたパートナーと一緒になったことで、長年の付き合いの友人や親戚から驚かれたという話もよく聞きます。

また、再婚の場合、子どもやその家族から反発を受けるケースも多いです。

親の再婚に反感を示す子どももいるかもしれません。

価値観の違いが浮き彫りになることも

年齢を重ねると、価値観や生活スタイルはある程度固まってくるものです。

そのため、熟年婚では、認識や生活習慣などの違いに悩まされたという声も多い様子。

「私は長年、朝早く起きて家事をするのが習慣でしたが、夫は夜型の生活をしていて、昼間はほとんど寝ていることが多かったんです。

習慣の違いが最初はストレスになり、お互いがイライラしてケンカになることもありました」(女性/50代/主婦)

価値観の違いが必ずしも障害となるわけではありませんが、最初のうちは摩擦が生じることも少なくありません。

乗り越えるためには、お互いに理解し合い、妥協点を見つけることが大切です。

人生経験を活かして豊かなパートナーシップを築こう

熟年婚は、第二の人生をより豊かにする選択肢の一つ。

熟年婚を選ぶことで、精神的な支えを得られたり、新たな趣味や活動を始めたりして世界が広がったという声は多いです。

健康や介護の問題、価値観の違いが浮き彫りになることもありますが、パートナーと一緒に問題解決に取り組むことができるのは大きなメリット。

これまでの人生経験を活かし、より豊かなパートナーシップを築くことを目指しましょう。

Written by 糸野旬

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