婚活初心者の場合、どうすれば出会いを探せるのか、どんな準備をすればいいのかわからないことばかりでしょう。
スムーズに婚活をはじめるためには、婚活の場や必要なものなどをしっかり把握しておくことが大切です。
そこで今回は、婚活での出会い方の違いや活動するにあたって必要なもの、婚活を成功させるポイントなどをご紹介します。
婚活の別の言い方は「結婚活動」で、結婚相手を探す活動のことです。
結婚相手を探す方法は多岐にわたります。
定番の合コンや友人・知人からの紹介をはじめ、婚活パーティーや結婚相談所、マッチングアプリなどのサービスを使って相手探しをするケースも多いです。
婚活の目的は、生涯をともにするパートナーを探すことです。婚活をする男女はともに結婚への意欲が強く、結婚前提の交際を望んでいます。
ただし、結婚に対する考え方や出会い方、婚活で利用するサービスなどによって、ゴールインまでにかかる時間は異なります。
出会ってから短い期間で結婚するカップルもいれば、ある程度長い期間の交際を経てから結婚するカップルも少なくありません。
婚活をする年齢層は利用するサービスによって傾向が異なりますが、男女ともに30~40代が多いです。
しかし、結婚したいタイミングは人によって異なるため、実際に婚活をしている人の年齢層の幅は広いと言えます。
最近は20代から婚活をはじめる人も珍しくなく、婚活に抵抗を感じていない若者は多いです。
婚活パーティーは、パーティー形式で結婚相手を探せる場であるのに対して、結婚相談所は結婚を前提とした男女の出会いをサポートするサービスです。
どちらも婚活でよく使われるサービスですが、何が違うのか特徴や費用をご紹介します。
婚活パーティーは、結婚願望がある男女を数人から100人程度の規模で集め、パーティー形式で交流する場です。
一定の年収や高身長、職業など特定の条件をクリアした男女だけが参加できる婚活パーティーもあります。
婚活パーティーは、一度にたくさんの異性と出会えることがメリットなので、積極的に声をかけられる人におすすめです。
ただし、身元や収入などを証明する書類の提出が必須でないケースもあるため、相手の信頼性を見極めることが求められます。
婚活パーティーの参加費用は男女ごとに費用が異なり、女性は1,000~5,000円、男性は3,000~5,000円が相場です。中には女性のみ無料で参加できるケースもあります。
1回で理想の相手と出会えるとは限らないため、参加回数が増えるほど出費がかさむ点に注意しましょう。
結婚相談所は、結婚願望を持つお相手の紹介から交際前・交際中のサポートを行っているサービスです。
入会するにあたって本人確認書類や収入証明書など様々な書類の提出が必要であり、身元がはっきりした相手と出会うことができます。
アドバイザーが希望条件に合った相手の紹介から結婚につなげるためのアドバイスなど幅広くサポートしてくれるので、効率よく結婚につなげられることがメリットです。しかし、アドバイザーのスキルやサービス内容は結婚相談所ごとに異なります。
結婚相談所に入会するにあたって、登録料・入会金や活動費用が発生します。登録料・入会金の相場は3~15万円、月会費は1~2万円、成婚料は5~20万円が相場です。
結婚相談所によってはサポート料やお見合い料などの別途費用がかかるケースもあります。
入会する結婚相談所によって実際の料金は異なりますが、1年間活動した場合にかかる費用は30~60万円程になるでしょう。
異性との出会いは婚活だけではなく、街コンや合コン、恋活にもあります。他の出会いは婚活と何が違うのか、それぞれの特徴を見ていきましょう。
街コンは、出会いの場の創出と地域活性化を目的としたイベントです。主にイベント会社や自治体が主催となり、カフェや居酒屋などを貸し切って出会いの場を提供しています。
婚活パーティーと同じく、街コンも様々なテーマで開催されており、参加条件が設けられているケースもあります。
街コンの場合、恋人や結婚相手となる異性を探している人もいれば、友達作りを目的に参加している人も少なくありません。
婚活パーティーと比べてカジュアルなので、確実に結婚願望のある異性と出会えるとは限らない点がデメリットです。
恋人・結婚相手の候補となる異性や気の合う同性と知り合い、たくさんの人脈を広げられる点はメリットがあります。
街コンは、男性の方が女性の2~3倍ほど参加費用が高い傾向にあります。女性は1,500~5,000円、男性は4,500~8,000円が相場です。
合コンは、友人や知り合いのツテで数人の男女が集まり、飲食を楽しみながら交流を楽しむ場です。
街コンは数十人~100人規模で行われるのに対して、合コンは数人~10人程度と小規模のグループで行われます。
出会える人数は少ないものの、友人や知り合いとつながりのある異性と出会える安心感がメリットです。
参加人数も少ないので、一人ひとりとじっくり時間をかけて話し、理解を深めることができます。
婚活パーティーや街コンと比べて気軽に参加できるのも合コンの魅力です。
ただし、出会える人数が少ない分、1回の合コンで結婚願望のある相手や自分の理想の相手と確実に出会うのは難しいでしょう。
費用は合コンで行くお店や参加人数によって異なりますが、女性は3,000円台、男性は5,000~7,000円が相場です。一般的に男性の方が多く飲食代などを支払うケースが多いです。
恋活は、「恋愛活動」の略称で、恋人を見つけるための活動を指します。婚活は結婚に向けた活動であるのに対して、恋活はあくまでも彼氏・彼女を作ることを目的にしている点が大きな違いです。
恋活で出会う男女は必ずしも結婚願望を持っているとは限りません。そのため、恋活をしている年齢層はまだまだ結婚に乗り気ではない若者に多い傾向があります。
ただし、恋活をきっかけに出会った異性と交際を続ける中で、お互いに結婚の意識が高まり、ゴールインするケースも少なくありません。
恋活で相手を探す手段には、恋活パーティーやマッチングアプリ、街コン、合コンなど様々な方法があるので、出会い方によってかかる費用は異なります。
婚活パーティーに参加するにあたって、当日忘れ物がないようにしっかり準備することが大切です。ここで、婚活パーティーに必要なものをご紹介します。
婚活パーティーではクレジットカードで事前に決済できるケースもありますが、当日会場で支払うケースもあります。
参加費用を持ってきてないために参加できないという事態を避けるために、前日までに必要な金額をしっかり用意しましょう。
会場に向かうまでの交通費やマッチングした相手との食事代などの費用がかかることもあるので、少し多めにお金を持っておくと安心です。
受付で、プロフィールカードやマッチングの希望条件を記入するカードが手渡されます。
これらはトークタイムで使用するものなので、パーティー開始前に記入を済ませる必要があります。
会場によってはボールペンを貸し出してくれますが、規模が大きなパーティーではボールペンが不足するケースも考えられます。
そのため、ボールペンを持参しておくといざという時も安心です。また、持参したボールペンのインクが切れていないか、確認した上でパーティーに参加しましょう。
ボールペンはできるだけデザインにこだわったものを持参するのがおすすめです。
好きなキャラクターやおしゃれなデザインのボールペンを見た異性から声を掛けられ、会話のきっかけが生まれる可能性があります。
婚活パーティーでは、参加資格のない人や不審者の侵入防止として、本人確認証明書の提示を求めるケースがあります。
本人確認が行われないと申し込んだ時に入力した情報と一致するか照らし合わせることができないため、パーティーへの参加を拒否されてしまいます。
確実に参加できるように、運転免許証・健康保険証・パスポートなど公的な本人確認書類を持参してください。
必須ではないものの、婚活パーティーにあると便利なアイテムもあるのでご紹介します。
連絡先を自由に交換できる場合、名刺を持っていくのがおすすめです。
名刺には氏名や連絡先などが記載されているので、気になる相手に渡すだけで連絡先を伝えることができます。
ただし、仕事で使っている名刺は仕事用の連絡先やスマートフォンの電話番号のみ記載されているケースが多く、連絡しづらいと思う人もいます。
その場合、名刺の裏側にLINEのIDなどプライベートで使っている連絡先を記載しておくと良いでしょう。
婚活パーティーでは異性と順に会話をすることになります。1人あたりのトークタイムは約5分とそう長くはありません。
さらに規模が大きいパーティーだとたくさんの異性と話すことになるので、話した相手の番号や印象・特徴など覚えきれないケースもあります。
トークタイム終了後、気になった相手の番号が何番だったのか忘れないためにも、メモ帳を持参して、メモするのがおすすめです。
会場によってはメモ用紙をくれますが、記入欄が小さくて書きづらいというケースもあるので、自分が使いやすいメモ帳を持っていくと安心です。
土地勘のない場所で婚活パーティーが開催される場合、会場に行く道中にスマートフォンからルート検索をすることになります。
また、移動中にパーティーの流れやコツなどを調べるという人もいるでしょう。
会場に到着するまでに思いのほかスマートフォンを使ったことで、パーティー中に充電が切れてしまうケースがあります。
スマートフォンの充電が切れてしまうと、マッチングした相手と連絡先を交換できないというハプニングが起こってしまいます。
充電切れによって連絡先を交換するチャンスが失われないように、モバイルバッテリーと充電ケーブルを持参しておきましょう。
結婚相談所を利用して婚活をする場合、入会手続きが必要です。
入会時には様々な書類が必要になり、その中には有効期限のある書類や取得に時間がかかるものもあります。
そのため、どんな書類が必要になるのかチェックし、前もって準備しておきましょう。
結婚相談所に登録するにあたって、氏名・住所・生年月日を確認できる本人確認証明書が必要です。
また、顔写真付きの身分証明書を求められることが多いので、運転免許証やパスポートがおすすめです。
顔写真付きの身分証明書がなく、健康保険証や年金手帳などしか提出できない場合は現住所を確認できる書類の提出を求められる可能性があります。
使える証明書や対応は結婚相談所ごとに異なるので、よく確認してください。
自分のプロフィールに掲載するための写真が必要です。
写真は第一印象が重要となるため、明るく笑顔の表情で撮るようにしましょう。
また、スピード写真機で撮ったものよりも、写真館・フォトスタジオで婚活用に撮影した写真の持参をおすすめします。
結婚相談所によって写真撮影サービスを用意しているので、利用できるか確認しておきましょう。
結婚相談所は独身のみが入会できるので、独身証明書が必要です。独身証明書は本籍地がある役所で発行できます。
役所の窓口で申請するか、本籍地が遠い場合は問い合わせて郵送で取り寄せることができます。
独身証明書の発行には数百円の手数料がかかります。
また、郵送で取り寄せる場合は返信用の郵便料金も負担することになるので注意してください。
婚活では経済力を重視する人も多いため、結婚相談所に登録する際にどれだけの収入を得ているのか証明する書類も必要です。
会社員の場合は源泉徴収票、個人事業主は確定申告書の控えが収入証明書として使えます。
なお、結婚相談所では実年収よりも高い年収を記載することができません。転職などで前年よりも年収が大きく変わってしまう時は、結婚相談所にその旨を伝えてください。
最終学歴を証明する書類の提出も必須となっていることが多いです。
卒業証書の写しや卒業証明書の原本を用意してください。
卒業証書の写しがない場合、卒業した学校に問い合わせて卒業証明書を発行してもらいましょう。
また、医師や看護師、弁護士など資格がないとできない仕事に就いている場合、資格証明書が必要です。
プロフィールに記載したい資格があれば、その資格証明書を提出しましょう。
結婚相談所の入会や利用には費用がかかるため、支払いに関する手続きも発生します。
支払方法にもよりますが、引き落としに使う銀行口座のキャッシュカードや銀行印が必要になることがあります。
どんな支払方法を選択できるのか確認して、必要なものを準備してください。
婚活にはお金がかかる出会い方もあるため、ズルズルと活動が長引けば大きな出費となってしまいます。
結婚のチャンスも逃してしまう可能性があるので、婚活を長引かせずスムーズに進めるポイントをご紹介します。
婚活の期限を決めて、最優先で取り組むのがおすすめです。期限を決めないまま婚活を始めると、活動がルーズになってしまい、チャンスを逃すことにつながります。
婚活にはお金と時間、労力がかかるので、集中して取り組んだ方が成功しやすいのです。
結婚後の働き方や理想の家族像など、自分がどんな人生を過ごしたいのかライフプランを明確にすることも大切です。
ライフプランを明確にすることで、理想の人物像がはっきりしてきます。
また、どんなに素敵な人でも理想や考え方に違いがあると、人生とともに歩むのは難しくなるでしょう。
同じ価値観を持つ相手と出会う上でもライフプランを明確にするのは大切な作業と言えます。
婚活中はとにかく出会いの数を増やすことが大切です。出会う回数が多いほど、自分の好みや理想に合ったパートナーと出会いやすくなります。
1つの婚活サービスを利用するのではなく、複数のサービスを利用して出会うのも良いでしょう。
また、条件を絞り込みすぎると出会える異性の数が減ってしまうので、ある程度条件を緩くして、気になったら積極的に会うことが大切です。
相手を判断する際、減点方式ではなく加点方式にしましょう。減点方式だと相手の悪い部分ばかり見てしまうので、相手のことを好きになるのが難しくなります。
加点方式は相手の良いところをたくさん見つけることができるので、相手に対してポジティブな感情を抱きやすくなります。
相手の良いところを知るたびにときめきが増し、恋愛に発展するスピードも速くなるでしょう。
今回は婚活の目的や出会い方の違い、活動に必要なものなどをご紹介しました。
婚活で異性と出会う方法は色々あるので、それぞれの特徴やかかる費用を把握し、自分に合った方法を選んで活動することが大切です。
また、婚活パーティーや結婚相談所を利用する場合、何が必要なのか事前に知っておくと、安心して参加することができます。
Written by 早紀