美容師さん、ショップ店員、取引先で見かける人、ご近所さんなど……気になるんだけど話し掛けるほどの接点がない相手を好きになった時、正直困ってしまいますよね。遠くから眺めるくらいしかできないと思っちゃいますし、アプローチしようにもどんな方法が適切かわかりませんから。
先輩の男性で、通勤時に同じ電車に乗り合わせる女性を好きになり、思い切って声を掛けてみたという人がいますが、そんな強者はほとんどいないはず。大抵は報われない片想いをしてしまうか、「どうせムリ」と最初から諦めるかのどっちかでしょう。
今回は、接点が全然ない人を好きになった時にどうすればいいのかを考えてみます。
このご時世、見知らぬ人から突然に情熱的な言葉を掛けられたり、手紙を渡されたりしたら、まず「ストーカー?」と疑ってしまいます。そこまでいかなくても怪しまれるのは必至。
また、お相手の家や勤務先などをひそかに調べて待ちぶせするのも、やめましょう。それこそ、ストーカー行為に受け取られるので、もし知ることができたとしても、あまり近づかないほうが賢明です。
ただ、好きな人と接点を持ちたい、自分を知ってもらいたい、話がしたいと思うのは恋に落ちれば当然のこと。自分の欲求をいかに「さりげなく、自然に」実現するかが大事なのです。
好きになった男性が、美容師や店員など、自分が「お客様」になる相手なら、恥ずかしがらずに声を掛けてみましょう。ヘアスタイルのことや商品にかこつければ、何かしら話題はあるはずです。
それに、好きな人が勤めるお店の常連になるのも、接点を作るには効果的な方法だといえます。相手は「大事にしなければいけないお客様」として覚えざるを得ませんし、ある程度通えば、向こうから話し掛けてくるようにもなるはず。
ただし、この方法は少々お金がかかるのが難点です……。
そして、取引先で見かけるだけの人やご近所さんには、まず「挨拶」!
「おはようございます」「お世話になっています」などと声を掛けることは、むしろ当然の礼儀ですから、怪しまれることもありません。
また、取引先の担当者と仲良くなって、気になる男性のことを聞いてみるのも良いでしょう。うまくいけば、キューピッド役を担ってくれるかもしれません。
好きになった男性がご近所さんの場合は、ゴミの捨て方や町内会の行事などを話題にすると怪しまれません。「○○がわからないので、教えてもらえますか?」という当たり障りのない質問なら、お相手も答えてくれるでしょう。
そうして、小さくても接点を持つ第一歩を踏み出すことが大事です。遠くから眺めるだけでは、やっぱり何の進展もないので……。
そもそも接点のない人に恋する場合は、「焦らずゆっくり」が基本です。向こうはあなたのことを何も知らないので、名前や勤務先、住む場所を話すことは必須。怪しい人と思われないように、程良いタイミングを見計らいながら、自分のことを話していきます。また、少しずつでも相手に自分を知ってもらうことが、お互いの距離を縮めるのです。
……何をどうするにせよ、少女漫画のように突然告白してうまくいくケースはまずありません。いずれは二人きりで話したい、お付き合いしたいと考えても、それはずっと先の話と捉えて、慌てないようにしましょう。