男子にとって本当に理想の彼女とは?【ひとみしょうの男ってじつは】

可愛い彼女が男子にとって理想の彼女なのかと聞かれたら、まあ、そうですね、という答えになりますが、でも、可愛いって、主観的な判断ですよね。

それに、大抵の人は、「自分にとって」この子は可愛い、と思うから付き合っているのであって、今更「可愛さ」と理想の彼女を結び付けても、話が始まらないというものです(よね?)

男子にとって、本当に理想の彼女とは、生活感覚をもっている彼女です。それはなぜか?

男子が生きている、その「前提条件」に答えが隠されています。その前提条件について、以下に解説しましょう。

まず女子がもっている生活感覚について

まず女子がもっている生活感覚について

生活感覚というのは、現実をよく見て、よく感じる感覚のことです。現実をよく見て、よく感じていれば、どうしても、割とゆっくりにしか生きられなかったりしますよね。

会社で難しいことを上司に言われても「それ、難しくてよくわからないわ。まあいいや、適当にやっていれば誰かが教えてくれるでしょう。それよりランチ! 今日はどこにランチに行こうかな」なんて思うでしょう?

それでいいんですよ。それこそが生活感覚なのだし、その感覚こそが、実際に「ちゃんと生きている」証なのだから。

普段の生活でビジネス用語やマーケティング用語なんか使わないでしょう? そういう用語は、なぜかかなりのスピード感を伴っているから、そういう用語に囲まれて仕事をしていたら、どことなく現実味が薄れて、生き急がされている気がしてきて、虚しさを感じるでしょう?

それはつまり、あなたが真っ当な生活感覚を持っているからです。

男子の生活感覚のなさについて

男子の生活感覚のなさについて

対して男子は、真っ当な生活感覚を持っていません。常に生き急いでいます。

今の世の中は、お金儲けに急いでいますね。昔は、真っ当な接客をした対価として売り上げが上がる、だからまずはお客様を大切にしましょう、と考えている会社が多かったのです。

それが今では、テレビでは視聴率、こういうネットだとクリック数などなど、まず数字ありきです。しかも数字が獲れているということは、真っ当な接客をした証だ、なんて論法が普通にまかり通っている世の中です。真っ当な接客に対する考察や反省もないままに。

女子もそういう社会で仕事をしていますが、男子はそういう社会に、生活感覚なしにどっぷり浸かっています。

男子で、会社で難しいことを上司に言われた時、「それ、難しくてよくわからないわ。まあいいや、適当にやっていれば誰かが教えてくれるでしょう。それよりランチ! 今日はどこにランチに行こうかな」なんて思う人は少ないでしょう?

大抵、難しいことを頭で考えてどうにかクリアするでしょう?

女子がそうしないと言っているのではないですよ。男子のほうが「こうすべき」「こうあるべき」「こう生きるべき」という「べき論」を頭から強く信じてしまっているということです。

その必然の結果として、男子は生活感覚をなくしてしまっているということです。生活感覚をなくさないと、金儲けに忙しい、超高速でまわっているこの世の中についていけないからです。

恋愛とは「ないもの」を埋め合う行為

恋愛とは「ないもの」を埋め合う行為

生活感覚をなくした男子は、常に自分がなくしたものを探し求めています。つまり、生活感覚を探しています。

それがなくても当面困りはしないけど、でも生活感覚って誰にとっても懐かしいものだし、そこに生きる上でなくてはならない生命力が含まれていると誰もがじつは知っているので、生活感覚を探し求めるのです。

生活感覚を探し求めるとは、つまり、女子を探し求めるということです。すなわち、彼にとっての理想の彼女とは、生活感覚をもっている女性のことなのです。よく、「男はホッとしたいから彼女を欲しがる」と言われますよね。この「ホッ」って、生活感覚のことなんですよ。

あなたが普段何気なくやっていること。

会社にもっていくお弁当を作る、洗濯をする、とれたボタンをつける、ネコにご飯をあげる等の行為は、あなたにとってはなんでもない当たり前のことだと思うけど、でも彼にとっては、自分がなくした、とても懐かしい生活感覚なのです。

Written by ひとみしょう

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