結婚しない人の割合「生涯未婚率」は、年々増加傾向にあると言われています。とはいえ、自ら望んで「結婚しない」ことを選択した人も多いのではないでしょうか?
しかし、独身には独身ならではの不安があります。一人でいることを自由だと捉える人もいれば、寂しさを感じる人もいるでしょう。もしくは、老後の不安が頭をよぎる人もいるかもしれません。
そこで本記事では、独身女性の本音を紹介し、独身ならではの不安な一面を徹底的に説き明かしていきます。
平成27年度国勢調査によると、昨今の独身女性の割合は20代が6割、30代が2~3割です。
近年、女性の社会進出がめざましくなってきています。とくに30代にさしかかると、社会人としてキャリアを積み責任のある仕事を任されることも増えていくことでしょう。女性の社会進出に伴い、独身女性の割合は年々増えています。
<参考元>
平成27年国勢調査|総務省統計局
http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2015/
筆者の周囲には、未だに婚活すら行おうとしない独身女性がたくさんいます。彼女達は、決して結婚したいと考えていない訳ではないのです。「誰か良い人いたらいいんだけど」とは話すのです。
それでも結婚に繋がらないのは、あくまで「いい人がいたら」スタンスだからこそ。婚活パーティーに参加したり、結婚相談所に登録しようとは考えていません。
彼女達の特徴は、資格所有者(医療職や公務員など)、大手企業勤務のエリートなど安定した仕事に就いています。そのため、結婚しなくてもお金の面で不安がないのです。お金や将来に不安がないからこそ、婚活にも無理をしようとしないのです。
独身でいることは、必ずしも悪い部分だけではありません。パートナーに気を使わなくていい分、気楽に過ごすことができます。とくに実家暮らしの女性であれば、家事も親がやってくれるので楽して暮らせます。
しかし、友達が結婚し子供の話をしたり、マイホームを建てたなどの話を聞くと、途端に「さみしい」と感じることもあるでしょう。
お正月には、友人から幸せそうな家族写真付きの年賀状が届くことも増えるようになります。年賀状を見つめながら、いつまでも一人の自分に虚しさを感じるかもしれません。
60歳以上の平均生活費は一人当たり月15~20万かかると言われています。女性であれば、安定職勤務やキャリアウーマンでもない限りは定年まで仕事を続けるのは困難です。また、体調が悪くなったりしたら仕事を辞めざるを得ないこともあるでしょう。
そこで仕事を辞めてしまうと、国民年金となり一人6万程度しか支給されなくなります。とてもじゃないですが、年金だけで暮らしていけるとは考えられませんよね?
結婚すれば、男性の扶養に入れるため年金は夫の厚生年金が貰えるようになります。夫の退職金や、夫が亡くなったら遺族年金も貰えます。
夫が住宅ローンを組んだら、老後は家も貰えます。独身のうちは、親から家を貰うか自分でマンションでも購入しなければ賃貸で暮らし続けなければなりません。
また、子供もいないため自分の介護をしてくれる人もいません。介護施設に入ろうとしても、お金が高くて払えないということもあるかもしれません。
しかし、独身だからこそできることもあります。仕事のキャリアアップのために資格取得の勉強をしたり、学校に通ったりと自分の時間を充実させることができます。パートナーや子供に気を使うことなく、欲しいものを買ったり旅行に行くこともできます。
家族を気にしなくても良いため、フリーランスで生計を立てつつ世界一周旅行に出かけるなんてことも可能です。独身=自由なので、自分の好きなように思う存分生きることができます。
独身のままだと、将来的に職を失ったり病気、介護が必要になった時に不安を感じるかもしれません。周囲の友人が結婚し、家庭を持っていく姿を見て寂しさを感じることもあるでしょう。
金銭や将来に関して不安を感じるのであれば、「結婚」にポジティブな一面を見出してもいいのではないでしょうか? 独身でいることは悪いことではありませんが、一人身だからこそ自分の将来を改めて考えてみるのも大切です。
Written by みくまゆたん